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Adieu le violon 3/4 !

  長女のえは5歳になるちょっと前に、16分の1という一番小さいサイズのバイオリンをレンタルしてバイオリンを始めました。その後引越しその他で先生が代わったりしましたが、今もバイオリンは続けています。成長に従ってバイオリンのサイズが大きくなっていき、今月、大人用の一番大きいバイオリンになりました。

 下は2年間借りて使った4分の3サイズのバイオリンです。「大きいバイオリンになるのはうれしいけど、このバイオリンとお別れするのが悲しい。」とのえが名残を惜しんで最後に写真を撮りました。

violon

 19世紀のバイオリンだそうで、とてもきれいな音が出るので、のえのお気に入りでした。2年間、通学、レッスン、オーケストラ、コンクールとこれを持ち歩き、お世話になりました。長い間いろいろな子供の手を渡り歩いてきたのでしょうが、お店に返したので、これからもこのバイオリンは旅を続けることでしょう。「ありがとう、元気でね!Mon violon 〜!」Bon voyage !

 

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台所の化粧タイル完成!

 お知らせが遅れましたが先々週、やっと台所の化粧タイルが完成しました。タイルを注文してから2年以上もかかってしまいました。

cuisine

 同じメーカーの同じシリーズなのに色によって大きさが違うらしく、なかなかまっすぐに並べられずにずれているところもありますが、まあ遠目に見れば分かりませんし、細かいところは日曜大工なのですから気にしないようにしました。

 このタイルでタイル貼り経験3回目の夫ですが、大きさ、厚さ、スタイルの違うタイルを経験し、技術に習熟したかと思いきや、慣れるに従って雑になってきた気もします。ただ今まで比べると出来上がりが早かったですけど。

 今までクリーム色が中心だった台所に赤が加わり、明るい感じになりました。今年はもう寒くなり暖房を入れています。暗く寒くなるこれからの季節、暖かい雰囲気を出すのに一役買うかもしれません。

 プー、ご苦労様でした。


ご無沙汰していました。

 今、久しぶりに新記事をアップしました。

 9月に入って新学期にまつわるさまざまな雑用、私事に紛れ、ブログに向かう習慣を失いかけておりました。休止宣言もなくずるずるとサボっていてすみませんでした。

 私自身や家族が病気なのではないか、とご心配くださった方もいらしたようで、すみませんでした。今後はもっと定期的に更新していく所存です。新記事の更新のない中、頻繁に見に来てくださった方、拍手をしてくださった方、本当にありがとうございました。

新しい交通規則

 昨日通信販売の会社からダイレクトメールが届きました。今注文すると特典がある、という内容なのですが、プレゼントの品を見てちょっと笑ってしまいました。

 下がそのダイレクトメールです。左側の「送料無料」というのが最初の特典、そして2番目の特典はプレゼントが付いてくる、というのですが、プレゼントの品の写真が右側に付いています。

triangle

 安全用の黄色いチョッキと赤い三角、「そんなの要らない。」とおっしゃる方も多いのではないでしょうか。しかしですねー、フランスではこれが無くて困ってあちこち探し回った、という私の夫のような人も多いんですよ。

 というのも去る7月1日から、タイヤ交換や故障などの理由で路肩に車を止める場合は30メートル以上手前に赤い三角(フランス語ではtriangleつまり「三角」と呼んでいますが、日本語ではなんと言うのでしょう。)を置き、車を降りる人は黄色い安全チョッキを着用することが義務付けられました。違反した場合は135ユーロの罰金なのだそうです。

 うちでは2台の車に常備すべく主人が6月ぐらいからチョッキや三角を探し始めましたが、1台分の一組しか買えませんでした。売り切れだったのだそうです。そうこうしているうちに7月に入ってしまい、我が家のように買いたくても買えなかった人が多かったのか、新規則の施行は10月1日に延期が決まりました。この安全セットの生産が追いつかない、品不足に便乗して不当な高額で販売されいる、粗悪品が出回っている、など、いろいろな噂を聞きました。その後、夫は黄色いチョッキを見つけ、あとは三角だけだ、とあちこり探しながら8月、9月を過ごし、見つからないまま10月1日になってしまいました。(その間、私は「買っておいてよー。」と言っただけで何もしていない・・・。)

 9月30日の夜、夫から、明日からだけど三角がない、警察につかまったら買いに行ったけど見つからなかった、チョッキはある、など説明して罰金にならないよう交渉せよ、と言われました。警察がいちいち走行中の車を止めて安全セットを積んでいるかチェックするのでしょうか。まさか・・・。私は15年前にフランスで免許を取って以来毎日のように車に乗っていますが、今まで免許証を見せたのは事故で公共物破損(市所有の車止めの棒でした。)して警察が来たときだけです。免許証ですら持っていても見せる機会がないのに、こんなチョッキや三角の検査なんてするんでしょうか。車を止めている時に三角を置いていなかったら罰金、ということだと思うんですけど。

 この新規則は、高速道路などの路肩で停車中の車にからんでの事故が多い、ということから出来たらしいです。安全のための良い規則なのでしょうが、善良な民が罰金を恐れて探し回り、悪徳業者がわざわざ品切れにして値をつり上げる、ということのないように対応して欲しかったです。実施日の延期というのは習慣化しますから、今後の国民の態度にも影響が出てきそうですよね。そうでなくても所得の申告の期限が延期になる、など国があらかじめ決めた期限が延期されることは他でもあるんですから。

 ともあれ、10月2日の夜、夫が「やっと見つかった。」と言って赤い三角を買って来ましたので、私の車に積み込みました。これで万が一、検問があっても心配は要りません。(検問なんてないでしょうけど。検問というもの自体、経験したことがないんです。)

 しかしこの一件、業者はホクホクしていたと思いますし、見つからなくて必死で探した人もいたと思います。様々な悲喜劇があったのではないか、と思いながらダイレクトメールの写真に見入りました。

即席ユニットのミニコンサート終了

 のえは8月末からバイオリンの集中レッスンに毎日通っていますが、今日はその講習会の生徒のコンサートがあり、のえも参加しました。講習ではバッハのバイオリンコンチェルトを見てもらうことになっていましたが、最後の発表会では何を弾くのかレッスンが始まるまではっきりしないので、伴奏者は頼んでいませんでした。

 レッスンが始まって伴奏者を探すように言われ、知り合いでピアノを弾ける人を思い浮かべ、どうする?などと相談していましたが、結局クラスのお友達に頼もうということになりました。音楽のコースのある学校に通っているのでクラスメートは全員楽器をやっており、ピアノをやっている子も当然います。ピアノの子の中で上手いのは、のえによるとGくんとFくんだそうです。「本当は女の子に頼みたいんだけど。」と言っていましたが、女の子は上手な子が居なくて頼めないとのこと。Gくん、Fくん、どちらとも仲がいいし、どちらも同じぐらいピアノが上手だとか。

 そこで8月末頃、何度かGくんに電話するもいつも留守。「じゃあ、Fくんに頼んだら?」と言ったら「Gの方がいい。だってGの方がカッコいいもん。」とはっきり言うのえは?そんなこと音楽とは関係ないじゃないの、と言いかけましたが、確かにどうせ弾くならカッコいい子と弾いた方がいい、と思うのは当然かもしれません。のえによればFくんは冗談が上手くて面白くて性格も優しいけど、カッコいいのはGくんなんですって。「お母さんも見ればすぐ分かるよ。」と言うのですが、私は二人を知りませんし、学級写真にカッコいい子なんて居たかしら・・・、と思いました。

 携帯電話に電話するとバカンス中のGくんと連絡がつき、Gくんは二つ返事で引き受けてくれたようです。「え?コンチェルト?いいよ。」という具合だったようですが、のえが電話を切った後、折り返しGくんから電話があり

Il y a combien de mouvement? (何楽章あるの?)と聞かれたので、

Il y a trois mouvements. (3楽章。)とのえが答えていました。

楽譜はうちにあるから家に帰ったらすぐ練習を始める、一緒に練習する日はリヨンに戻ってから電話で決めよう、などと言っていたようです。

 その後Gくんのお母さんから電話があり、どういうコンサートなのか説明したところ、「夏休みでピアノの練習をサボり気味だったのでちょうどいいです。Gは私が練習させますし、二人の練習も一回は私が聞きます。」と協力的で好意的で且つ熱心な感じでした。実は有名なバイオリニストらしいんです。

 Gくんはお母さんのバイオリンを聴きなれているから下手だったら伴奏する気を失くすかもよ、とのえに言うと

「大丈夫、大丈夫。」

と妙に余裕があります。それでも伴奏を頼んでおいて自分が練習していないのはまずいと思ったのか真面目に練習していました。その後、全楽章ではなく第一楽章だけ弾くことになり、Gくんにその旨伝えると「3楽章はまだ練習してないんだ。良かった。」と言っていたそうです。

 Gくんとの初あわせの前日、Gくんのお母さんから電話があり、「私と合わせて練習したから大丈夫です。」とのこと。のえに伝えると「もー、ずるいよ。私はピアノのパート、まだ聞いたことがないのに。」とぼやいていました。初合わせの時にGくんに初めて会いました。金髪を肩の下までのばしていて、のえのクラスの男の子って長髪が多いな、と改めて思いました。腰まで伸ばしている男の子もいるんです。カッコいいというのはあくまで相対的な話のようでしたが、優しくて真面目な子で、二人だけでの練習の時も熱心にやっていました。後でお母さんから聞いたことですが、練習を始めてから初合わせまでの数日間に最低10時間ぐらいはのえの伴奏の練習に割いてくれたそうです。

 その後Gくんのお宅で昼食をご馳走になり、午後中、お母さんが二人の練習を見てくださった日もありました。(ご多忙中、本当にありがとうございました。)そして集中レッスンにも伴奏のために来てくれ、嫌な顔もせずにのえのやり直しに付き合ってくれたGくんにも感謝でいっぱいです。のえの伴奏者がクラスメートの中学生と聞いて難色を示していた先生が、Gくんの伴奏を聞いて安心したらしく大ニコニコだった、とのえが言っていました。「変な子に頼むわけないじゃない。」と言うのえですが、Gくんがお母さんの協力も得て真面目に練習してくれたからですよね。

 今日のコンサートはのえは思ったようには弾けなかった、と言っていましたが、先生を始め、Gくんのお母さんなどの方々が前より良くなった、といろいろ褒めてくださり、のえも励みになったようです。また帰りにGくんのお母さんがのえ

C'était une très bonne idée de demander à G. (Gに頼んでくれて良かった。)

とおっしゃいました。伴奏は自分が弾くのとは違うので、いい経験になった、と喜んでくださり、私もGくんに頼んで良かったと思いました

 集中レッスンで学んだことを今後の練習に活かしてくれれば、と思います。また今回の集中レッスン実施のためにご尽力くださった方々、のえの拙い演奏を聴いて励ましや感想などのコメントを下さった方々、本当にありがとうございました。

のえ、13歳の誕生日

 新学期が9月2日に始まり、うちの三匹は、4e、CM1、Moyenne Sectionに進級しました。中学の3年目、小学校の4年目、幼稚園の年中組にあたります。

 そして新学期と言えばのえの誕生日。今日13歳になりました。学校もあり放課後に用もあったので、ケーキは週末に延期し、プレゼントだけ渡しました。

 私が贈ったのはこれです。


プレゼント

 これだけでは何か分かりにくいので開けたところの写真も撮ったのですが、誤って消してしまったのでまた後で写真を撮って掲載します。

 実はこれ、のえがずっと前に友達が持っているのを見て可愛かったから私も欲しい、と言っていたものです。でもどこに売っているのか分からず、そのままになっていました。ところが3ヶ月ぐらい前、リヨン市内を歩いていてLuthier(弦楽器職人)のお店のショーウィンドウに飾ってあるのを見つけました。「のえが欲しがっていたのはこれだー!」と思い、すぐ購入して、今日までしまってあったのでした。

 これはバイオリンの弓につける松脂なんです。普通は円いのですが、これはバイオリンの形をしています。ケースが木製なので木目が全て違っていて、気に入った木目のものを選びました。

 今回は家にあったありあわせの袋に入れて渡したので袋の店名と中身はまるで無関係で、袋を開ける前に中身が何なのか、なかなか当てることができませんでした。大袋を開けたあと、買ったときにお店の人が入れてくれた紙の小袋に入ったこれが出てきたのですが、その小袋にはPirastroと書いてありました。

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8月のとある日曜日の散歩

 8月のある日曜日、天気もよく暑すぎてもいない日だったので家族で散歩にでかけました。出かけたのはリヨンの北西に位置するChâtillon-d'Azerguesという小さな町です。ボジョレー地方に入る地域で、黄色い石(フランス語ではpierre dorée)作りの建物で知られます。

 散歩の出発点はこの教会。

châtilln d'Azergues

 別にどうという教会ではないんですが、一応中へも入りました。

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La cité de la sciences et de l'industrie

  パリ滞在の続きです。今回紹介するのはla cité des sciences et de l'industrie、まあ科学技術館という感じですが、普段はla Viletteという呼称で親しまれています。

LA VILETTE

 今回の見学先で一番子供が喜んだのはここでした。(奈々は近所のCさんが一日預かりたい、とおっしゃったのでお言葉に甘えて預け、上の二人だけ連れて行きました。)ここも広いんですよね。とても全部は見切れないです。まず地図をもらい、子供たちと何が見たいか相談しました。特別展は時間指定のチケットを別途購入しなければならないのです。

 のえが案内を見てZizi sexuelという特別展が見たい、と言いました。なんだか変な題名ですが、中学生向けの雑誌で何度も推薦してあったのだそうです。対象年齢を見ると9歳からとあり、チッチももうすぐ9歳だからいいか、と思い、そこの券を買いました。それからOmbre et lumière (光と影)という特別展が面白そうだったのでその入場券とGéodeという球状の映画館のチケットも買いました。常設展の分の合わせて60ユーロ以上払いました。(高いー。)

 最初に行ったのはZizi sexuel展です。行ってみてやっと分かったのですが、性教育のための展示でした。ただ展示法が現代的というか、ゲーム感覚で、子供が面白がるように出来ていました。また人気キャラクターのTiteufが使われており、漫画やゲームを通して親子で性について考えたり話し合う、という内容でした。行ってみると親子連ればかりで皆で見たりゲームをしたりして笑ったりしていました。当然うちもそうなりました。

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家庭で簡単に作れるカステラ

 先日チッチの誕生日に関する記事でカステラを作ったことを書きましたら、garapyさんから作り方を教えて欲しいというリクエストがありましたので、ここに記します。10年以上前に日本人駐在員の方に教えていただいて以来、何度も作っていますが一度も失敗したことがなく、実に簡単に作れます。海外にいても日本の味が楽しめるのがいいですね。

手作りのカステラ

材料

 砂糖 200g
 卵  4こ
 小麦粉 90g
 みりん 大さじ 2

作り方

 長方形のケーキ型に紙を敷いておく。

 卵を全卵のままハンドミキサーで2分混ぜる。

 そこに砂糖とみりんを加え、さらにハンドミキサーで5分混ぜる。

 さらに小麦粉を加え、ハンドミキサーでまた1分混ぜる。

 それを型に流し込み、180度のオーブンで25〜30分焼く。

 紙をすぐはがし、荒熱をとってラップで2重巻きする。

これでできあがりです。

 簡単でしょう。食べる日の前日か数時間前に作った方が美味しく頂けます。ラップで2重巻きするのがカステラらしいしっとりした食感を出すためのコツだと思うので、これをお忘れなく。冷めきらないうちに巻いた方がいいと思います。

 膨らし粉も使わず、小麦粉も少ないですよね。卵と空気の力で膨らませるので、しっかり混ぜるのが重要だと思います。ハンドミキサーなしで出来るかは試したことがないので分かりません。手で混ぜるのは疲れそうです・・・。

 みりんは海外では手に入りにくいかもしれませんが、なぜか私はいつも見つけて手元に置いています。日本酒や甘口ワインで代用した、という話も聞きましたが、私自身は試したことがありません。やはりみりんがカステラらしい味を出すのに一役も2役も買っていると思うので欠かせないように思いますが、ない場合他のもので代用してみてください。食べられないことはもちろんないはずです。

日曜大工のフランス語 タイル貼り編

 先日の記事、タイル貼りの大工仕事に関連するフランス語の語彙を紹介します。

 まずはこれがないと始まらないタイル、carreau 複数形はcarreaux です。これは一枚一枚のタイルを指す言葉です。carrelage と言えば材質としてのタイルでタイル張りの床などを指します。「タイルを貼る」という動詞はcarrelercarreleur はそれを職業とするタイル張り職人です。

 タイルを壁にくっつけるのにmortier colleを使います。 mortier というのはモルタルのこと、colle は糊ですが、つまり接着剤ということでしょうか。すぐ使えるように液状のものも売られていますが、今回夫は粉(en poudre)のものを買ってきました。水で溶いて自分で用意しなくてはならないので一手間かかりますが、こちらのほうが安いようです。

 下の写真の赤い容器にはseau à colle et peinture と書いたシールがはってあります。一言で言えばseauバケツですね。あとmortierを伸ばすのに truelle 左官用のこてを使います。写真ではバケツの中に入っているので柄だけが見えています。

 黒いゴムの槌が見えますがこれはmaillet その左の木製の用具はbatte de carreleur と呼ばれます。二つとも貼ったタイルを平らにするものです。

 端のほうのタイルは大きさに合わせて切らなければなりません。その作業にはcarrelette を使います。簡単なカッターのようなものでタイルをはさんでレバーを下ろして切ります。うちにあるのは手動式のものですが、大量に切る場合は電動のもの(électrique)が便利ですね。曲線に切りたい時にはscie électrique(電のこ)が使われます。

 タイルを全て貼り終えたらいよいよjoint目地)を入れます。 その後目地が乾いた後、produit imperméabilisant 防水加工剤を目地の上から塗ります。タイルの種類によってはタイルと目地を同時に防水加工します。

 ところで写真には一番下のタイルの下に木の細い棒があります。これは単にbaguette(棒)と呼びます。いろいろなやり方があるのかもしれませんが、夫は一番下の列のタイルの高さになるよう、まずこの棒を壁に打ちつけ、そこから上に向かってタイルを貼っていき、その後この棒をはずして一番下の列のタイルを貼ります。いつもこの方法でやっています。

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台所のタイル貼り開始

 夏休みは大工仕事のシーズンでもあります。家を開け放していても寒くありませんし、気温が高いので塗料類が乾きやすいですよね。日も長いので作業時間も長く取れます。家の改装、例えば壁紙の張替えやペンキ塗り、絨毯からフローリングに張り替える、ドアの取替えなど、DIYのお店に行くと素人でも出来る大工仕事の用具が売られていますが、春から夏にかけては大工仕事に取りかかる人が多いらしく、特価商品も増えてきます。

 うちは今の家に引っ越した時に床や天井、壁の改装はプロにお願いしたのですが、台所の化粧タイルだけは今までの家でも夫がやったので、今回も自分でやると言っていました。2年前の夏に引っ越して来た時に、夏中に済ませられるようにと化粧タイルを選びに行きました。この選び方一つで台所のイメージが一変するので重要な選択です。あちこちのお店でいろいろと見て、選びました。イギリス製のタイルだったため届くまでに時間がかかる、と言われ、なるべく早く、と急がせて2週間で届けてもらったのに、なんと今までタイルを貼っていませんでした。

 もういい加減に今年やってよね、また来年になっちゃうじゃない、と夫に文句を言ったので、夫も思い腰をやっと上げ、作業に取りかかりました。

cuisine

 作業一日め、今週の月曜日の時点の写真です。タイルは白、赤、茶、の3色でそれをランダムに混ぜる、という貼り方です。どこに何色を貼るかは2年前に私が壁の寸法からタイル数を割り出し、図面を書いて色を塗り分けてモデルを作りました。2種類ほど作り、そのうちの一つに決めてあったのが、今回採用されました。(失くさないで持っていて良かった・・・)

 今回のタイルは手作りなので同じメーカーの同じシリーズなのに厚さや大きさが微妙に違っていて、非常に貼りにくい、と夫がこぼしていました。しかも分厚くて切り難いそうです。

 一度やり始めると進みが速いのがこの種の作業。毎日少しずつやって昨日ほとんど全て貼ってしまいました。あとはコンセントの回りなどタイルを切る作業が残っているのですが、それをする道具を職場で借りる(ダイヤモンドのこぎりなどが職場にあるらしいんです。)ことになっています。全部タイルを貼り終えた後、目地を入れます。それが乾いたら目地に防水加工をして終わり。目地自体はやり始めたら速いので、タイル切り取り作業で滞らなければ、完成は間近、という感じです。

 前の家では目地の手前で1ヶ月ぐらい放ったらかしになっていたので、まだなんとも言えませんが、今回はうるさく言ってさっさと済ませてもらおう、と思っています。

 完成したらまた写真を載せますね。暖かい感じになるように暖色を選んだのですが、どうなるか楽しみです。

 タイル貼り関連のフランス語をまとめたので別の記事にするつもりです。

パリの動物園

 さて自然史博物館のあとはオルセー美術館を予定していたのですが、奈々にわかりやすいものを、と思い直し、動物園に変更しました。パリに住んでいたこともある私ですが、この動物園には一度も行ったことがありませんでした。

 パリの人にはZoo de Vincennes(ヴァンセンヌの動物園)の名で親しまれていますが、住所はぎりぎりでパリ市内のようです。正式名称はParc zoologique de Paris、前日に訪れた国立自然史博物館の組織の一部です。

 メトロ8番線のPorte Dorée駅から歩くこと数分で、動物園の入り口に着きました。

zoo

 園の切符売り場の表示を見て初めて知ったのですが、この動物園は1934年の開園以来、改装を行ったことがなかったらしく、長年改装の必要性が取りざたされているようでしたが(自然史博物館で買った2004年に発行の別冊Terre Sauvageという雑誌にも改装が必要なのに予算がない、と書いてありました。)この度、改装が決まったようで、そのために動物の移転が始まっていました。だから動物が少なく、そのため見物客も少なく、入場料も割引されているようではありましたが、ちょっと寂しい動物園に見えました。

 切符売り場の脇に手書きで

Fauves, Ours, Eléfants ont quitté le zoo. (猛獣、熊、象は動物園を去りました。)

と書いてありました。ライオンや象は動物園の目玉的存在ですから、これでは子供ががっかりしても不思議ではありませんが、キリンやサルはいましたので、私には閑散としていて誰も居ない空間が多いように思えましたが、子供には普通の動物園に見えたようでした。「象は引っ越しちゃったみたいよ。」と奈々に言いましたが、「ふーん。」という程度の反応でした。

 もともと外国人観光客が多く来るところではないので、見物客も少なめで落ち着いて見物できました。

 帰りがけに奈々に何が一番面白かったか聞いたら「カバ」と言っておりました。暑い日せいだったせいか、水に潜っている時間が異常に長く思われ、チッチが腕時計についているストップウォッチで潜水時間を計ったりしていました。計っている時に限ってすぐ出てきてしまうもので、1分から1分40秒ぐらい潜っているという測定結果でした。鼻、耳、目だけ出したカバの鼻息まで聞こえ、奈々には印象的だったようです。「濡れていてベタベタでちょっと汚い」というカバの印象も口にしていました。

 動物園見学中のハプニングは奈々のサンダルが壊れたことです。突然奈々が歩けない、と言い出し、見ると買ったばかりのサンダルなのに底がはずれています。「ごめんね、ごめんねー。」と謝る奈々を仕方がないので抱っこして歩いているとのえが気が付いて抱っこの理由を尋ねられ、サンダルが壊れたと説明すると奈々に

Tu va fatiguer Maman. (お母さんが疲れちゃうじゃない。)

ときつい口調で言ったので、また

「ごめんねー。」

とめそめそし始めました。「わざと壊したんじゃないし仕方ないじゃないの、泣かせること言わないでよ。」、とのえに小言を言うことになり、険悪なムードになってきました。そこでチッチが

「僕がおんぶして行く。」

と申し出てくれました。のえは水などが入ったリュックをしょっており、私は貴重品などを入れた小型リュックをしょっていたので、何も持っていないのはチッチだけだったということもありますけど、正直ずっと抱っこは肩こりになりそう、と思っていたので助かりました。

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パリの国立自然史博物館

 国立図書館へ行ったのは知人に会う目的があったのですが、あまり子供が喜ぶ施設ではなかったので、もう少し子供が喜びそうなところで国立図書館から遠くないところ、ということで、ここを選びました。

 Muséum national d'histoire naturelle自然史博物館には植物園や鉱物博物館もありますが、一番有名なのはGrande galerie de l'évolutionというメインの建物で生物の進化の歴史が一望できるようになっています。

             livre muséum

 上の本はこの博物館についての本ですが、表紙になっている動物の剥製の列が有名です。この動物の行列はよくl'arche de Noé(ノアの箱舟)に例えられています。確かにそんな感じですよね。2,3頭ずつ各動物が集まり、みんなで同じ方に向かって進んでいるんです。

 一階は進化の順ですから海から始まり、2階にこの哺乳類の行列があります。海の生物では大型の鯨の骨格が圧倒的ですが、模型やホルマリン漬けも多く展示されています。鳥類、哺乳類は剥製ばかりです。

éléfant

 象やキリンなど大型の剥製もあり、剥製だけでここまでそろえられるのも凄いもんだ、と思ったりします。動物園ですと動物が遠いことが多いですが、ここでは間近で見られるので、剥製も悪くありません。  

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チッチの誕生日プレゼント

   8月9日はチッチの誕生日。去年の誕生日の記事はなんだか寂しい感じになってしまいましたが、(去年の記事はこちら。)今年も誰もいませんでした。近所のお友達で昨日休暇から帰ってきた子達がいましたので、今日は一緒に遊んでいたようですが、先週はまだ戻ってきていなかったようです。

gâeau d'anniv

 パリで、おばあちゃんの焼いたチョコレートケーキでひっそりお祝いしましたが、やはり誕生日の当日もケーキを食べよう、と思い私が焼きました。ほぼ毎年チョコレートケーキなんですが、今年は材料がなかったのでカステラにしました。牛乳もバターも使わず小麦粉もほんの少し、砂糖と卵で出来ているようなお菓子ですね。普段は長方形の型で焼きますが、誕生日のケーキらしく丸い型で焼いてみました。子供はいろんな色の飾りを乗せると喜ぶので、今回も市販の砂糖のビーズを真ん中に乗せました。またまた家族だけのひっそりとした誕生日になりました。

 さてプレゼントにずっと前から用意してあったものを渡しました。まずは「レミーのおいしいレストラン」のキャラクターデザインの文房具セット。簡単なものですが、チッチはこの映画が好きでしたし、案外可愛いものも好きで喜ぶんです。基調が青だったので女の子っぽくなく、これならと思って買いました。

 それから下の本です。

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フランスで見る北京オリンピック

 パリ滞在関連の記事が続いていますが、たまにはActualités、時事ニュースと関係のある記事も書こうということで、今日は今開催中の北京オリンピックについてです。フランス語でオリンピックはles Jeux Olympique, 略してles JOです。

 夫はわざわざ開会式があるから、と一昨日は半日休みを取っていました。フランス時間14時からテレビ中継が開始されるのが分かっていたからです。ところが開会式二日前に夫の職場に大スクリーンが設置されたそうです。オリンピックの開会式が職場でも見られるように、との計らいで、サッカーのワールドカップでフランスが勝ち進んでいた年にも設置されたことがあるようです。その時の話題に関心がある社員への心遣いがあるんですね。会社でも見られるとわかってたら、有給とることなかったな、と夫がこぼしていました。

 さて昨日は午後14時から家族でテレビの前に陣取りました。開会式、すごかったですね。物量作戦というか人海戦術というか(悪い意味ではないんですが。)とにかく人数にまず圧倒されました。それからこれだけの人数を統率する組織力、また中華の歴史、文化を世界に示すような内容、中国の偉大さを見た感じがしました。テレビのアナウンサーも中国4000年の歴史、伝統文化などについて語っており、中国の歴史文化入門のようになっていました。

 いろいろな地方の民族衣装に身を包んだ子供たちが出てきた時は、その華麗な衣装の多様さに驚くとともに、国土の広さ、民族文化の多様さを改めて示された気がしました。それによく見ると可愛い子ばかり。なにせ人数の多い国ですから本気で探せば、可愛い子供の数十人はすぐ集まるのでしょう。

 またフランス語ではOpéra nationale de Pékinと紹介されていましたが北京国立舞踊団でしょうか、ここのダンサーたちの踊りはモダンバレエのテクニックでしたね。踊りを見ながら、西洋的なダンスは世界に出しても恥ずかしくないレベルであり、中国の伝統舞踊なども当然身につけているのだろうなあ、とぼんやり思いました。フランスのバレエ団は民族舞踊は勉強していないと思うのですが。

 開会式場内でフランス語のアナウンスが流れているのに子供が気がついて不思議がっていました。フランス語はオリンピックの公式言語なのだそうです。

 開会式の後、各国選手団の入場行進、選手宣誓、そして聖火を灯すところまで4時間近くもテレビの前にいて、かなり疲れました。

C'est fatigant, le sport. (スポーツって疲れるわー。)

とつぶやいた私に

「何もやってないでしょ。」

と言ったのは長女です。選手団入場の時には子供たちとこの人は何のスポーツ、とか言い合い、結構笑いました。

「柔道!ou haltérophilie (か重量挙げ)!」

と私が言うとチッチが

lancement du marteau !」 (ハンマー投げ!)

大体どんな選手だったのか分かりますよね。マラソンで全員意見が一致した選手もいました。本当にこの人ってスポーツやっているの?みたいな人もいて、「このおばさんってスポーツなの?」「誰かのお母さんかもよ。」となったこともありました。(お母さんは行進してないはずですから、コーチですかねー。)

 日本の選手団が入場した時はアナウンサーが「たくさんのメダル獲得が予想されている国です。」と解説していました。フランスはメダル40個獲得を狙っているそうですが、今日までにメダルを二つ取りました。国別順位では14位、日本は6位なので、フランスは大きく負けていますね。夫にネットで見た結果を見せたら

Ce n'est que le début. (まだ始まったばかりだ。)

まあ、その通りですが、今年はアジア勢が優勢なのではないかと勝手に思っています。やっぱり近いというのは時差的にも心理的にも有利だと思うんです。

 テレビのオリンピック特別番組で選手のインタビューや解説を少し見ました。男子柔道66キロ級の決勝のビデオ解説を見ましたが、解説者は日本の内柴正人選手を素晴らしいととても褒めていました。そして対戦したフランスのBenjamin DARBELET選手(日本ではダルベレと表記されているようですがダルブレに近い発音です。)についても「よくやった、銀メダルに値する。」と評価していました。それから選手自身がインタビューでJe suis satisfait de la médaille d'argent. (銀メダルに満足です。)と言っているのを見ました。晴れやかな笑顔でした。

 それから男子フェンシングの決勝を見ました。金メダル候補のフランスの選手Fabrice JEANNETがイタリアの選手に敗れ、銀メダルになってしまいました。さすがにがっかりした様子でしたが、インタビューではIl y pas grande chose à dire. Il a été meilleur.(大して言うことはありません。相手のほうが上でした。)と言っていました。以前のオリンピックで、負けたフランスの選手やコーチが「審判が不公平だ。対戦相手に味方していた。」というような発言をしていて不快に思ったことがありますが、今日見たインタビューはどちらも銀メダルでしたが、スポーツ選手らしい態度で好感を持ちました。

 今後の日本の選手の活躍を楽しみにしながら、フランスの選手の応援もしつつ、オリンピックを見ていくつもりです。テレビに日本の選手が出ていると子供が

「日本人だよー」

と教えてくれます。中継録画は当然フランス人中心なので、たまにしか見られないのですが、いい結果を出したときはフランス人でなくても放映されます。それもあって日本の活躍を願っているわけです。

 

 

フランス国立図書館

    パリ3日目、月曜日の朝は子供たち3人を連れてフランス国立図書館Bibliothèque Nationale de France François Mitterrand略してBNF)へ行って来ました。この図書館は1996年に現在の場所に新設開館されました。大きなビルが四つあり地下でつながっています。地上20階、地下10階だそうです。(地上19階と20階はエレベーターで行けないらしいです。)

BNF

 隣のビル(これも図書館の一部)はこちら。大きすぎて私のカメラでは全体を写すことは出来ませんでした。

BNF 2

 実は月曜日の午前中は閉館なのですが、この図書館の職員に知人がいて招待されたので職員用出入り口から入れてもらいました。知人に電話した時に「奈々が一緒なんだけど・・・」と言ったら一般の人は誰も居ないから連れてきても心配ない、と言われたので連れて行きました。

 この図書館が開館した当初、知人に見学させてもらいましたが、以後パリに住んでいないこともあり、一度も行った記憶がありません。とにかく広くて静かです。一日3.5ユーロの入館料を取るんですよ。 (15日で20ユーロ、年間パスは35ユーロ)サイトで見たら16歳以上しか利用できない、と書いてあり、子供連れでぞろぞろ行くなど閉館してなきゃ無理だと今頃気が付きました。

 この図書館、見かけは新しいですが、手狭になった前の場所から移ってきただけで(前の場所は今も図書館として機能しています。)設立は14世紀。もともとは王立の由緒正しい図書館なんです。15世紀に印刷が発明される前のmanuscrit(写本)も多く所蔵しており、時々そういう本の展覧会を催しています。広いので講演会や絵画の展覧会など、いろいろな催しを企画しているようです。2009年に別の場所にある児童書が移ってくるそうですが、子供連れでも入館出来るようになるのかは疑問です。児童書の研究、教員の教材準備用なのかもしれません。子供を気軽に連れて出入りする雰囲気じゃないんです、全然。

 内部はこんな感じで、常に広々としています。

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ルーブル美術館で見た作品の謎

下は「アムールの接吻で息を吹き返したプシケー」です。おなじみの作品ですね。子供用に買ったガイドブックにこの作品が解説されていたので、探して見に行きました。子供たちもどこかで写真を見たことがあるようでした。

 

Amour

 冊子の解説によると

「恋愛の神アムール(= キューピッド)はビーナスの息子でプシケーを愛していたが、ビーナスの命令で夜の闇の中でしか互いに会うことができなかった。愛する人の顔を知らないプシケーは我慢できなくなり、ある晩明かりをつけてしまう。その時ランプの熱い油がアムールに落ちて目を覚まさせ、アムールは逃げてしまった。命令に背いたことに怒ったビーナスはプシケーにいろいろな難題を課し、その最後の課題が地獄に行って「美」を持って来い、というものだった。ところが帰り道で開けてはいけない「美」の入った容器を開けてしまい、プシケは深い眠りに陥る。そこに助けに来たアムールがまだ生きているかどうか調べるために自分の矢の先を少しプシケに刺した。その後の光景がこの彫刻である。」

ということでした。前に読んだギリシャ神話には、プシケに嫉妬したビーナスの命令でアムールがプシケに苦しい恋をさせるために矢を射るつもりが、誤って自分の矢で自分を傷つけてしまいプシケに恋してしまったという前段階があり、確かランプではなくろうそくで、ろうそくの蝋がアムールの上に垂れた、と書いてあったように思いますが、いろいろなバージョンがあるのでしょう。

 ここで子供たちとガイド冊子の解説を読み、「美」の入っていた容器はどこにあるのか、という問題に答えることになり、子供たちと容器を探しました。

 容器は二人の後ろに落ちており、その横にアムールの矢も落ちていました。

Amour 2

 「あー、ほんとだー。ある、ある。」と喜んで皆で納得しました。でも実は私はちょっと引っかかるものを感じていたんです。

 

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子供たちとのルーブル美術館 再び

 今回のパリ滞在は美術館、博物館を中心にしようと思っていたことは前の記事で書きました。パリの美術館ではずせないのはやっぱりルーブルですよね。前回行った時はエジプト美術だけを見ました(その記事はこちら。)ので、こんどはルーブル全体の有名な作品を見るというコースを回りました。

 前に来た時にルーブル美術館内のブティックで親子用のガイドブックを購入していました。Mission Louvreという題名の小冊子です。(アマゾンでのリンクは見つかりませんでした。でも館内の書店の子供コーナーで売られています。)6.90ユーロの薄い冊子で、前にエジプトコーナー見学のときに使った冊子のような書き込み式ではないので、みんなで一冊あれば間に合います。この冊子にはルーブルの中で重要な作品を時代順やテーマにこだわることなく12選んで、それを一つずつ回れるように道順と作品ごとの解説、エピソード、鑑賞の手引き、クイズなどが載っており、興味を持って見学できるようになっています。

 冊子の最後のページが館内の略図になっており切り取れるようになっていたので、息子のチッチに渡し、道案内に任命しました。チッチは普段から方向感覚がいい、ということになっているので一生懸命勤めを果たしていました。

 紹介されている作品はルーブルには何度も足を運んでいる私には珍しいものは少なかったのですが、解説には知らなかったことや今まで作品を見ても気が付かなかったことも書いてあり、子供と共に興味を持って見学することが出来ました。 作品についてちょっとした疑問があったのですが、それは別の記事に譲るとして、今回発見した作品を紹介します。下の写真の作品です。

 

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パリの東洋美術館

 子供たちを連れてパリへ行っていました。下はパリのリヨン駅です。旅行シーズンなので荷物を持った人でいっぱいでした。

Gare de Lyon

 でもパリ市内は8月は人が少なく、交通渋滞も少ないと言われています。夏休みで出かけている人が多く、学生も帰省しているからですが、実際、商店も夏季休業中のところが多かったです。

 前回6月の週末に用があってパリに来ていましたが、その前に子供と来たのは去年の10月です。去年来た時は、パリの観光名所を中心に回ったので、今回は美術館、博物館を中心にしようと思いました。(去年の旅行の記事はこちらのリストをどうぞ。)

 

Musée Guimet

 

 最初に行ったのは東洋美術館として有名なMusée Guimet、ミュゼ・ギメーです。(上の写真です。)あまり子供に受ける美術館ではなく、外国人観光客が押し寄せる美術館でもありません。ここに行きたいと思ったのは葛飾北斎展をやっていたからです。展覧会の題は“Hokusai "l'affolé de son art" ”(北斎 芸術に狂った人)。(フランス人は北斎をオクザイと発音する人が多いです。)北斎の富岳三十六景や東海道五十三次などの一部やそれ以外にも風景画、花鳥画、美人画、風俗画、春画などが下書きと共に展示されてあるものもあり、興味深い内容でした。

 この展覧会は大成功だったようで、上の写真でも入り口の前に長蛇の列が見えますが、本当にすごい人でした。パリに着いた土曜日の午後に出かけたら凄い行列でびっくりしました。並ぼうと列の最後に近づくと係りの人がFin de visite(入館終了)という看板を持って立っていました。閉館までは随分時間があったのですが、列の最後の人が入館しても全部きちんと見られるか分からない、とかで並んで待つことも出来ませんでした。毎週末はこんな状況だとかで、大盛況ですね。

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ちょっと出かけます。

 ちょっと子供たちと出かけてきます。うさぎのクッキーと夫は留守番です。留守の間はブログをお休みさせていただきます。次の更新は8月8日頃の予定です。

子供向けの本で面白かったもの

 今日は子供向けの本で大人が読んでも楽しめるものを紹介しようと思います。子供向けと言っても絵本ではなく、一人で本が読めるようになった子供用のものです。

 年齢別レベル別の段階を踏んでテキストの量や語彙が増えていくシリーズはフランスにもあります。たとえばRatusのシリーズ。一番下のレベルは本当に文章が少なく段階ごとに進んでいきますが、私が見たものは読んで面白いとはあまり思いませんでした。

 有名なものではBibliothèque roseBibliothèque verteがあります。(オフィシャルサイトはこちら。)roseが小学校低学年から、verteは小学校高学年から中学生むけです。歴史のある子供向け文庫で、どこにでも売られていて知名度も高いです。フランスの子供でこのシリーズを一度も読んだことがない子供は少ないのではないでしょうか。学校にもたくさん置いてあります。

 今日紹介するのはl'école des loisirsという子供向けの出版社として定評がある出版社のポケットシリーズの一冊です。ペーパーバックサイズですが、低年齢向きなので普通のペーパーバックより紙が分厚く、挿絵も入っています。

           journal d'un chat assassin

  実は英語からの翻訳で原題はThe Diary of a Killer Catです。なんだか物騒な題名ですが、殺人事件などの話ではありません。うちにある仏語訳版の裏表紙に

Un livre pour les enfants qui aiment déjà lire tout seuls. (すでに一人で読める子供のための本)

と書いてあります。ページ数は78ページしかありませんが、本の体裁は整っており、イラストも多いですし、字も大きいですが、絵本という感じではありません。年齢的には7歳ぐらいからのようです。

 夏休みのせいかフランス語学習者さんたちのブログでフランス語の少年向けのペーパーバックを読み始めた、という記事をいくつか拝見しました。皆さん9歳ぐらいからのペーパーバックを読んでいらっしゃるようです。私がみたところでは、ペーパーバックはこの7−8歳向けと9歳以上向け、とはテキストの量や分厚さ、などがまるで違います。7−8歳向けの方が外国人学習者の初級、中級前半レベルの方が読むには量的にも語彙的にも適していると思いますが、やはり子供向けなので大人が読んで面白いものが少ないのが欠点です。9歳以上向けの方が大人の鑑賞に堪える本がやはり多いと思います。さらに11歳以上向けとなると種類も多く、子供っぽい本は少なくなり、大人も普通に読める本が圧倒的に多くなります。

 その中でこの本は私が読んで面白いと思いました。もとは本屋の児童書コーナーの店員さんに薦められて長女が8歳のころに買いました。長女が読んで面白いと言ったので私も読んだのですが、ユーモラスで面白かったです。タイトルの通り、ネコが一人称でネコの視点で書いています。長男の部屋の本棚にさりげなく入れておいたところ、いつのまにか読んだらしく、小説の類はあまり好きでない長男も「面白かった。」と言っていました。文章が口語的で日常会話レベルなのでフランス語初級者の方も読みやすいと思います。翻訳なのがちょっと惜しいですけどね。

テニスの講習、無事終わる

 チッチのテニスの講習は今日で終わりです。今日はコンクールとか言って、いろいろなゲームの結果を競い合う催しがあり、獲得した点によって景品がもらえるらしく、今朝はりきって出かけていきました。チッチがもらってきたのはWilsonの帽子、とボールペンでした。

 さてこの講習、テニス以外にゴルフ、バスケットなど他のスポーツやゲームもやっているという話は前に書きましたが、夫いわく、「テニスより他のことをやっている時間の方が長いんじゃないか?」確かにそれは当たっているかもしれません。チッチが参加したのはMultisportsという講習で、テニスを中心に他のこともやる、というものです。テニススクールですから本職のテニスだけの講習もありますが、チッチの年齢ではテニスだけよりもいろいろやるのを好む子が多く、こちらのほうが同年齢の子が多くて楽しいのでは、と思ってマルチスポーツに申し込みました。

 テニスクラブですがゴルフ練習場が併設されているので、テニスの次によくやるのはゴルフです。去年初めてやって「面白いよ。」と言っておりましたので、今年もゴルフをやりたい、というチッチの希望もありました。

 ゴルフって初めてやったら空振りしそうですよね。チッチに空振りしたことはないか、空振りばっかりの子はいないか、など聞いてみました。すると

Il y a encore pire. (もっとひどいのがある。)

と言うんです。一緒にやっていたAくんがゴルフクラブを振ると、ボールは動かず、代わりにクラブが勢いよく飛んで行って木に引っかかったらしいです。そしてクラブが取り戻せなくなり、新しいクラブを取りに行くはめになったそうです。先生はあんぐり口を開けて

J'ai jamais vu... (見たことがない・・・)

と言ったまま唖然としていたとか。そして皆で高い木の上に引っかかったクラブを見上げてしばらく呆然としてたらしいです。

 テニスでもとんでもなく下手な子がいる、と夫が言っていましたし、指導の先生方のご苦労がしのばれます。

赤ちゃん誕生の知らせ

 と言ってもうちに誕生したわけではありません。

 昨日の午後、近所のチッチの遊び友達、Mちゃんがチッチを遊びに誘いに来ました。でもチッチはテニスの講習に行っていて留守。

Il va rentrer vers 17 heures et quart. (5時15分ぐらいに帰ってくるよ。)

と言うと

Mais après, je pars en Italie. (でもあとで、私、イタリアに行っちゃうから。)

と言うMちゃん。Mちゃんのお父さんはイタリア人でイタリアに親戚がいるので毎夏イタリアに行くのだそうです。そうなんだ、じゃあしばらくの間、一緒にあそべないねー、なんて言っていると、

Bonjour !

突然物陰に隠れていたUくんが飛び出してきました。

Ah, t'étais caché. (あ、隠れてたの。)

と言った私にUくんが

Vous devriez voir la boîte aux lettres. (郵便受けを見るべきだよ。)

と言います。

Tu as mis quelque chose ? (何か入れた?)

と言いながら郵便受けを開けるときれいな封筒が入っていました。何かの招待状かな、と思ったのですが、中を見るとfaire-part de naissance(赤ちゃん誕生のお知らせ)でした。

 そう、最近Uくんに妹が生まれたのです。先週生まれたことは子供たちから噂で聞いていました。お母さんのBさんが生まれるまでは言わないと、ずっと秘密にしていた赤ちゃんの名前も子供から聞いて知っていました。来週あたり何かお祝いでも持って訪ねて行こう、と思っていたのです。

 赤ちゃんの名前はやっぱりギリシャ風。Uくんの家の子供はUくんももう一人の妹のOちゃんもギリシャ神話に出てくる名前で、お母さんのBさんに出産前に赤ちゃんにどんな名前を付けるのか聞いたら「内緒。」というので

Mais c'est dans la mythologie grecque ? (でもギリシャ神話よねー。)

と確認したらそうだと言っていたので密かにあれか、これか、とか考えていたんです。はずれましたけど。

 誕生のお知らせはそのために特注して作らせたと思われる凝ったカードでした。赤ちゃんの写真が付いているものも多いのですが、写真はなく、名前の文字から各行が始まる詩がついていました。生まれる随分前から準備していたのでしょう。手書きで誕生の日時、体重が書き添えてありました。

 一緒にいたMちゃんにも最近生まれた弟がいて、Mちゃんが

J'ai deux frères et deux demi-frères. (兄弟が二人いて、半分の兄弟も二人いる。)

と言いました。Mちゃんのお母さんは離婚していて、弟はMちゃんとはお父さんが違います。またお父さんも別の人の間に子供がいるらしく、その子とはお母さんが違う、ということでしょう。

Tu n'as que des frères. Tu es la seule fille dans la famille.
(男の子ばっかりね。唯一の女の子ね。)

と私が言うと、Uくんが

Je dis pas demi seour, j'ai simplement deux seours.
(僕は半分の妹とは言わないよ。単に妹が二人いるんだよ。)

実はUくんの両親も離婚していて、もう一人の妹とは両親が同じですが、今度生まれた妹はお父さんが違うんです。お父さんが違っていても妹は妹だ、と言うUくん、優しいですね。

 お祝いにベビー服でも買って、赤ちゃんを見に行こうと思います。Uくんによるとお母さんは夜起きて授乳しているので疲れている、ということですが、昼寝しない日もある、と言っていましたから、少しぐらい訪問しても差し支えないでしょう。