今日は、色の形容詞の性数一致について書きます。
でも偉そうに説明する前にまず謝罪。実は先日の「色とりどりのピーマン」の記事の中に正数一致の間違いがありましたので、訂正しておきました。記事を書きながら「これってずっと前に習ったけど、こうだったかな。」と疑問に思った点もあったのですが、たまたまそばにいた長女が「それでいいよ。」と言ったので信じてしまいました。違ってるじゃないか、のえ!
習っても忘れる、日常生活にはあまり影響ない知識で、フランス人も間違いやすいから本に書いてあるわけですが、こういうことこそ、外国人がきちんと覚えておかなければね。そんなの知ってる、という方も多いとは思いますが、私が忘れていた点があるので今日は自分のために書きます。(これでもう忘れないぞ。)
前置きが長かったですね。本題に入ります。形容詞の性と数は形容するものに一致させる、フランス語の基本ですが、色に関しては例外があります。
例えば、Des yeux bleus (青い目) これは一語なので一致
Des yeux bleu clair (明るい青の目)
Des yeux bleu-vert (青緑の目)そんな目、あるんでしょうか。
私はこれを忘れていて一箇所で性数一致させていました。直して反省・・・。
例外2)物の名前を色を表すのに使う場合(抹茶色、桜色みたいに。)性数一致はない。
例えば、Des yeux marron (茶色い目)marronは栗なので物の名前ですね。
Des yeux noisette (はしばみ色の目、つまり薄茶色です。)noisetteもはしばみの実なので物の名前。
Des rideaux orange (オレンジのカーテン)orangeはご存知、果物。
私の参考書には性数一致しない単語のリストがありますが、ここでは省略します。興味がある方はフランス語の参考書、文法書に載っているはずですから、参照ください。
例外3)外来語であるkaki (カーキ色)auburn(赤褐色、黄褐色)は不変なので性数一致はしない。例)Des vestes kaki
なんでこんな例外を作ったのか、全部一致させたほうが面倒が少ないのに、と思ってしまいますが、例外には例外がある、フランス語文法の鉄則(?)です。
例外の例外
物の名前は性数一致しないのが普通ですが、物の名前なのに性数一致が行われる語があります。以下の語は性数一致します。
rose, mauve, pourpre, vermeil, écarlate, violetです。(rose mauve violet は花の名前ですが、残りは私個人的には色で覚えていたので性数一致しても他の色の形容詞と同じに思え、抵抗がありません。)
例)Des ongles roses (ピンクの爪)
De la peinture violette (紫のペンキ)
そしてchâtain (栗色)は複数はchâtains となりますが、女性形は châtain とchâtaineの二つがあり、二つとも使われているそうです。なんだか例外の例外の例外のようでさらに複雑な印象を与えますが、私のせいじゃありませんよ。
本には応用編としてワンランク上の話が出ているのですが、今日はここまでにします。リクエストがあればワンランク上のことを書こうと思います。
私の参考書は前に紹介したこの本です。
パリ大学で大学で言語学を専攻していたときは他の本を先生から薦められたので、フランス語の文法書は他のものも持っていますが、これがアカデミック過ぎず、平易で簡潔で一番読みやすいのです。他の本にはこれには載っていないことが書いてあるので、他の本は不要と言うわけではないですけど。
Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。
フランスでの生活がどのようなものなのか興味もありますし、あれこれ勉強になるようなことをたくさん書いてくださっているので、またちょくちょく寄らせて頂きますね。
ところで、色の形容詩 / 物質名を色の形容に使う場合のお話、とても参考になりました。ありがとうございます。Orange の例文は、Des rideaux orange となるのですか?