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チッチの企業研修先、決まる (その2)

 月曜日は学校が3時に終わるのでチャンスとばかり選んだ6社を一軒ずつ回り始めました。私は外に車を止めて待ち、チッチは履歴書、志望動機の手紙、受け入れてくれる場合の同意の書類(学校に提出するものです。)を書類かばんに入れて一人で会社に入り、来社理由などを説明し研修させてもらえないか頼むわけです。

 道順は効率良く回れるようにチッチがあらかじめ考えてくれていました。チッチのナビで1軒めに到着。家具のデザイン制作工房です。着くまでに車の中で、名前とか住んでいるところはとりあえずいいから、中学生であることと研修を探しているというところから始めるように、その後、必要に応じて研修の主旨とか将来の希望などを言うように言って、道すがらちょっと練習させました。責任者がいないと言われたら、いつならいるか聞くとか、とにかく黙って引き下がらない。少しでも長く話を聞いてもらい履歴書と手紙の入った封筒を渡し、返事はいつごろもらえるかなどを聞きなさい、と言って、明るく送り出しました。
 しばらくしてチッチが明るい表情で戻ってきました。社長が留守だから明日の5時半に来るように言われた、親切な人で、工房は木材の良い匂いがしていて、いい感じだった、と嬉しそうに言っていました。1軒めがいい感じで、やる気が出てきた様子。これはラッキーです。よし、次だ!と2軒めに向かいました。

 2軒めも親切で、話をちゃんと聞いてくれ、社長はいなかったけど履歴書を受け取ってくれたそうです。3軒めは住所に会社が見つからず、引っ越したか潰れたか、外に看板を出さず家でやっているのかも、ということでパス。4軒めに急ぎました。言ってみると思っていたよりずっと立派な会社で、「こんな立派な会社がうちの近所にあったんだ」と感心してしまいました。会社の駐車場には車を入れず、チッチは歩いて敷地内に入っていきました。しばらくして戻ってきて、受付がどこなのか分からずうろうろ探したと言っていました。受付の人は事務的にチッチが差し出した封筒を受け取り、「人事部の採用担当者に渡しておきます。」と言ったんだとか。なんだか冷たい感じだった、と言うチッチに「大きい会社なんだから、そんなの普通よ。社長がすぐ出てくる会社ばかりじゃないよ。とにかく渡すものを渡したんだから、それでいい。時間がないから次に行くよ。」と声をかけました。会社が閉まるまでに行かなければいけないので、時間がないんです。てきぱきと次に行かなければいかないので、くよくよ余計なことを考える暇はないというのは良いことだと思いました。
 5軒めはまた会社があるはずのところに見当たらず、6軒めに行きました。そこは見た感じちょっと古い感じの工場で、チッチによると事業内容は電気関係の製造業だとのこと。だんだんやり方が分かって慣れてきた様子のチッチは、手紙類の入ったかばんを抱えて躊躇なく中に入って行きました。女性の社長さんがすぐ出てきて事務室で話を聞いてくれたそうです。そして「できるものなら受け入れたいんだけどね、うちは高圧電流を扱ってるから危なくて子供は無理だわ。」とおっしゃったんだとか。そして「この近所には電気関係の会社がいろいろあるから他が受け入れてくれるといいんだけど、他にどこに行った?」とか聞いてくださり励ましてくれたんだそうです。「高圧電流なら仕方がない。親切に励ましてくれて良い社長さんだった。」と言うチッチを見て、普段、どちらかと言うと文句や不満が多いところがある子で物事の良い面を見られるようになって欲しいと思っていたので、ちょっと嬉しかったです。

そして帰り道、チッチが「この調子で回って行ったら絶対見つかるって」と自信ありげに言っていました。私もそう思いましたが、何しろ研修が始まる時期が迫っているので、もっと早くこの活動を始めていれば余裕なのに、と思わずにはいられませんでした。

  次の火曜日は、学校から帰るのが遅いので時間的にも短いので、少ししか回れません。まず昨日感じが良かった家具工房。社長さんがいてチッチの履歴書と手紙を読み、「うちは普通は中学生は受け入れないんだけど、一人で来たことは偉いと思うから、検討してみたい。ただ約束はできないからね。でも今週中に返事をする。」と言われたそうで、とてもいい感じの方だったとか。チッチは「ここで研修できるといいな。」と言っていました。そしてそのすぐ近くに昨日履歴書を渡したところがあったので、履歴書を見てもらえたか聞いてきなさい、とまたそこに顔出しさせました。「何度も足を運んでいるうちに、断りにくくなるから。」と言うとチッチは「そんなもんか」という顔をして素直に出かけました。そして社長は会議中でいなかったけど、別の人が出てきて、一人で来るとは立派だ、と褒められた、と言っていました。

 さらに2社ほど回りその日の予定はこれで終わり。そのうちの1社は、うちは無理とすぐ断られ、もう1社は履歴書を受け取ってくれたみたいでした。さて、自宅に戻って明日行くところのリストアップと志望動機の手紙の用意を言い渡したら、「疲れてるのにー」と不満そうでした。疲れているのは分かりますが、明日また新しいところを回らないと研修までもう日がないんだから、と言うと、また手紙を何通も書くの?と疲れた表情で言うチッチ。手紙は業種が同じだったら前のと大体同じでいいから、宛先を変えて内容を確認すればいいよ、と言ったらほっとした様子で作業を始めました。今度リストアップしたのは隣の市のコンピューター関係の4社でした。

 翌日、学校は午前中で終わりなので、お昼を食べた後、チッチに市の研修探しを助けてくれるらしい窓口に電話させました。万が一今週見つからなかったときのために相談できるよう面談を予約するようにしたのです。その窓口は学校のすぐ近くなので一人で行けるから、と言って日時を決めていました。そこに相談するにしても自分で探した実績がないとダメだから、と言って、回った企業のリストや結果などの表にきちんとメモするようにさせました。そして昨日履歴書を渡した会社にまた顔出ししましたが、チッチの研修時期には別の研修生が来ているので二人は無理だと言われました。仕方ないですよね。で、隣の市に企業訪問にでかけました。

 ところが、1社めは住所に会社が見当たりませんでした。2社めは住所となっているビルに入ってチッチが探したらしいんですが見つからず、ビルの受付で尋ねると、その会社は住所がそこになっていて郵便をそこから発送しているけど事務所はそこにはない、どこにあるか知らない、と言われたらしいです。それは一人で家でやっている会社だよ、と説明し次に。次は結構立派な会社で、話を聞いてくれて事業内容の説明もしてくれ、履歴書を受け取ってくれたとのこと。

 そして次の住所に行ってみると、どう見ても民家。困った顔のチッチに、郵便受けに社名が出ていたら、呼び鈴を押して用件を伝えるように言いました。でもすぐ戻ってきたチッチが言うには、「呼び鈴を何回も押したけど返事がなかった。」。一人でやっているならそういうこともありますよね。でもそれにしても、外れが多い。コンピューターのプログラムなどはパソコン1台で仕事ができるから家で一人でやっている会社が多いのかも、とチッチと話し合いました。この失敗を繰り返さないために、電話帳やネットで探すのはやめ、作戦を変更することにしました。何しろ研修時期が近いので、見つからないところばかり回るわけにはいかないのです。一旦家に戻っておやつを食べて、隣の市の工場や企業がたくさん集まっている地区に出かけました。車で回りながら目ぼしい企業の名前をメモし、ネットで事業内容を調べて翌日また来ようと思ったのです。

(続く)

 
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プロフィール

まゆの

Author:まゆの
フランスに住み始めて早17年。2003年からリヨンの郊外に住んでいます。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(19歳)、長男チッチ(15歳)次女奈々(10歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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