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チッチの企業研修先、決まる (その1)

 今14歳のチッチは中学の最終学年にいて、学校のカリキュラムの一つとして企業で一週間研修することになっています。研修先を探すのは生徒自身で、学校が斡旋紹介しているわけではありません。でもチッチは学校で志望動機の手紙の書き方など、必要なことを教えてもらった、と言っていましたので、とりあえずは一人でやらせてみよう、と思い、仕事が忙しかったのもあり、「まず行きたい会社のリストを作りなさいよ」と言っただけでそれ以上何も言いませんでした。説明会に出席した夫は、親の働いている会社はだめ、と言っていたから自分は何もできない、とにかく一人でやれ、と言っていました。

 10月の学校の休み中にパリのおばあちゃんのところにチッチが1週間泊まりに行きました。その時に会ったおばあちゃんの知り合いに研修の話をし、電気関係のところを希望していると言ったら、親戚にEDFで働いている人がいるから頼んであげる、と言われたのだそうで、パリだけでなく自宅に近いリヨンでも可能、と言われたらしいです。EDFは日本でいうと東電とか関電に当たる電力会社。コネでもないと中学生が研修なんて無理で、ありがたい話だとは思いましたが、苦労して探すこともしないでサラっと決まるなんてチッチの将来のためになるのかな、とも思いました。履歴書など何も出してないですし、直接会ってもいないのに受け入れてくれるのかちょっと疑問も感じていました。結局、2週間ほど経った先週の金曜日に、その人が勤めているのが原子力関係なので子供は受け入れられないという連絡があったそうです(私は出張で留守でした)。

 そしてこの時になって私は、学校で決められている研修時期が12月の3週めであることに気が付きました。もうのんびり探す暇はないってことで、もっとチッチを助けてやらなきゃ、と思いました。チッチに会社のリストを作ったか聞いたら、作っていないとのことで、つまりどう探せばいいか分からなかったんですよね。子供ですから当然で、仕事の忙しさにまぎれてそこまで考えてなかったと反省しました。近所の頼みやすいところはもう他の子が来ることになっているでしょうし、もっと早く本格的に探す活動を始めさせれば良かったのに出遅れた、と思ったと同時に、今からいろいろ励まして探させ、とにかく探すということを経験させよう、どうしてもなければ相談する機関があると聞いたのでそこに相談しよう、と思いました。相談するにしても自分で努力してからでないと相談しにくいですよね。
 企業というものを体験するのが大事なので研修先は将来なりたい職業に関係なくても構わない、とのことで、要するにどこかでやればいいわけで研修と言っても見学みたいなものです。親の会社の取引先や関連会社、あるいは親類が経営している会社に頼む、ということが多いみたいです。でもチッチのクラスでは、美容師になりたいから近所の美容院に頼んだとか、車が好きだから車の販売店に行くことになったという子がいると聞きました。チッチはまだはっきり将来何になりたい、と決めておらず、漠然と、電気、エネルギー、コンピューター、コンピューターグラフィックの関係がいい、と言っていました。そしていろいろチッチと話してみて、お店ではなく何か作っているところがいい、ということが分かりました。

 そこで、たまたま家にあった市の企業リストの小冊子をチッチに渡し、業種別になっているので、この中から興味のあるところをリストに書き出すように言いました。そしてその企業について検索し、どういうところなのか少し二人で調べました。その小冊子には私(フリーランスで一人でやっています。)も載っているぐらいですから、企業と言ってもいろいろで、家で一人でやっているところも入っていることをチッチに説明しました。一人が悪いわけじゃないけど、一人でやっている横で見られても仕事をしにくいし、研修しているチッチもあまり面白くないので研修には向いていないから、と言ったら納得していました。会社検索で従業員1名とはっきり書いてあるところは外し、他にチッチが挙げていなかった企業も私から提案しました。作るのが好きみたいだから家具デザイン制作工房、エネルギー関係ということでエネルギー効率の調査などをしているらしい調査コンサルタント会社などです。

 そして今度は履歴書の作成。チッチに履歴書の話をしたら何か知らない様子だったので、私のを例として見せ、それをベースにチッチのを作らせました。職歴はないのでカット、学歴も小学校と中学校しかないし書くことがない、と心配顔のチッチ。私とは経験も年齢も違うので同じはずはありません。家族構成や趣味、得意な科目を入れるように言いました。それから趣味として挙げたテニス、ゴルフでは公式試合に出られる資格を取ったのでそれを記入、チェスも県の公式戦から地方大会への出場権を2度獲得したのでそのことも書かせました。国立音楽院でコルネットをやっていたのでそれも盛り込み、だんだん履歴書が埋まってきてそれらしくなってきました。「いろいろやっていて良かった。」とにっこりするチッチを見て、ちょっと自信が出てきたかな、と思いました。自分の価値を自分で見つけてアピールできるようでないとこれからの世の中ではやっていけないと思うので、自分のやってきたことの価値を見つめなおす機会になった気がしました。

 その次は翌日行くことに決めた会社6社あてに志望動機の手紙を1社ずつ書かせました。チッチが前に書いたのに手を加えて一社ずつ宛名を入れ、内容も事業内容に合わせて少しずつ変え、履歴書と一緒に1社ずつ封筒に入れました。内容は中学生のものですが、体裁は大人と同じです。そして、明日から研修先が見つかるまで学校が終わってから会社回りをしよう、来週は出張でいないから無理だけど今週はお母さんが車で会社の前まで連れて行ってあげる、一人で行くより移動が短時間ですむから何社も回れるよ、でもお母さんは外で待っているからね、と言ったら、だんだん自信が出てきたのか、一人で説明して履歴書を渡す、と言っていました。回る順番を決めて道順を確認しておいて、と言ったら調べているようでした。

 さていよいよ、翌日、会社回りが始まりました。企業としては給料を払うわけではないですが、研修生として受け入れれば、それなりの責任はあるでしょうし世話の手間もかかります。知り合いでもないと頼みにくい、というのが実情なんですが、そんなツテなんてないチッチ。体当たりで探すしかありません。中学生の研修が始まったのは最近のことですが、フランスの企業は若い人の研修を受け入れる習慣があり、社会貢献の一つだと思われているのです。だから本人が頼みに行けば、受け入れくれるところもどこかにあるはず、と思いました。チッチは小柄でいかにも中学生という感じなので、どう見ても子供。子供が履歴書や手紙を一人で持って来たことを評価して、話ぐらい聞いてくれるのではないでしょうか。それが私から頼むではなく本人に行かせる方が勝算があると思った理由でした。

(続く)
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プロフィール

Author:まゆの
フランスに住み始めて早17年。2003年からリヨンの郊外に住んでいます。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(19歳)、長男チッチ(15歳)次女奈々(10歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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