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昨日の夕方、外で遊んでいたチッチが「絆創膏、ない?」と言いながら戻ってきました。最近は天気が良くてよく友達と自転車で遊んでいるので、ころんで怪我でもしたのかと思い、「どうしたの?」と聞きました。聞いてみると、近所の男の子(と言っても20歳近い)のプラスチックのエアーガンで撃たれたのだそうです。見ると足に茶色の跡がありました。どうしてそんなことになったのか聞いてみると、その子の家の前で友達と立ち話をしていると、入るな!と言われ撃たれたんだとか。家の庭や玄関の方に入り込んでいたのではなく、歩道にいた、と言います。怪我と言うほどの怪我ではないですが、武器で故意に撃ったのは事実、これはこのままにしておけないと思いました。実は前にも撃たれたことがあるんです。その時は裏の森で遊んでいた時に、やはりその人を含めた若い男の子数人がエアーガンで遊んでおり、近づいたら危ないからでしょうが、こっちに来るなと言ってチッチの乗っていた自転車に撃ってきたのだそうです。その時も、人に向けて撃つのは危ないと思い、注意しに行きました。「各自好きなことをする権利があるけれども、他の人に危険が及ぶようなことはやめて。」と言いに行き、チッチにもあの人たち同士で遊んでいるんだから邪魔をするな、と言っておきました。
でも今回は森ではなく歩道、というのが引っかかりました。それにその前日、武装した若者が小学校に侵入し子供らを射殺した事件があり世間を騒がせていましたので、たとえおもちゃの銃でも目に当たれば失明するでしょうし、武器をむやみに使ったり平気で人に向けて撃つという行為を見逃しては置けないと思いました。何か重大なことに繋がってからでは遅い、と思い、どの人がやったのか、本当にその人なのかをチッチに何度も確かめ、他にその場に居た子供にも間違いなくその人なのか確認し、その人の家にすぐ行きました。時間が過ぎてからでは、私が事件として重視している、という姿勢が通じにくくなる、と思ったからです。 家に着くとその人がすぐ出てきて、
C'est vous qui avez tiré Tchitchi? (チッチを撃ったのはあなたですか。)
と尋ねた私に
Oui, c'est moi. (そうです、私です。)
と返答がありました。
Il est blessé.( 怪我をしたんですよ。) とにらみつけながら言うと
Mais c'est pas grave.( でもそんなの大したことない。)
という答えが返ってきました。そこで、大したことなくても怪我は怪我。武器で故意に怪我をさせたのだからこれは訴える対象になる、こんなことがまたあったら、今度こそ訴えます、と強く言いました。聞くと18歳以上なので未成年ではないとか。
そ れなら、良かった、未成年を訴えるとご両親まで巻き込まれるから心苦しいけど、成人ならあなただけの責任だから何の気兼ねもなく訴えられる、と続け、未成 年じゃないんだから、自分のやることに責任を持ちなさい。今回は足だったから大したことなくて済んだけれども、撃ち損ねて目に当たったりしたら失明する し、他の小さい子供も見ているのだから、武器を人に向けて使うのが普通、というような印象を与えるのも良くない、と言いました。そして今は成人していて も、エアーガンは2年以上前から使っており、それを買って使う許可を与えたのは親であり、今も一緒に住んでいるので、今回は親にも話しておこうと思い、ご 両親が在宅しているか聞きましたが、留守だと言われました。週末には両親が家に家に居るから、話したかったら話せば?という感じで、反抗的なわけではない ですが、さして反省している様子もなく、チッチも挑発するような態度だったとか、言っていました。何をどう挑発したのかは分からないのですが、「だけど、 武器を持ってたのは誰?使ったのは誰?撃ったのは誰なの!?とさらに怒っておきました。
そして土曜日の朝、今後はご両親に会いにまたその家に出かけると、今度は女性が出てきました。私は自分の名前と住んでいる場所を言った後で、
Je voudrais voir les parents de P. (Pさんのご両親にお会いしたい。)
と言うと
Je suis sa maman. (私が母親ですが)
ということでした。怪訝そうな顔のその人に、「実はこの間息子がPさんに撃たれたんです、この家の前の歩道で。」と言うと、その人はすぐ顔色を変え、「怪 我は?」と言うので「怪我は小さくて、大したことありません。ただ、これが初めてではないし、万が一、目に当たるようなことがあっては本当に危ないので、 ご両親にもお知らせして置きたいと思ったんです。息子は前はお腹を撃たれたと言っていましたから、息子のお腹の位置なら、小さい子の目の高さです。」と話 すと、本当に申し訳そうに、「あの子は成人してはいても中身はまだ子供です。人に向けて撃たないと約束させてあのガンを与えたのに。武器は取上げて禁止に します。もっと前に言ってくだされば、もっと早く止めさせていましたのに。本当に済みませんでした。」とおっしゃいました。私が撃たれたすぐ後 にPさんに抗議に来たと言うと、「Pからはそのことは聞いてません。で、あの子は息子さんに謝ったのでしょうか。」と尋ねられました。考えてみれば、「それぐらい どうした。」という雰囲気が少し漂っており謝罪もなかったので、「謝ってないです。」と言うと、「まあー!今は留守なので、帰り次第、謝りに行かせます。 そして武器は取上げますから。」と何度もおっしゃいました。このPさんグループが射撃ごっこのようなことを森でやっているのを前から知っていたので「Pさ んが射撃に興味があるのなら、スポーツとして射撃をするクラブに主人が入っていますから(本当です。)、そういうクラブに入って規則に従って本格的にやる のがいいんじゃないでしょうか。コーチもいて技術指導をしてくれるみたいですよ。」と言う話をして帰りました。お母さんはきちんとした人だし、私が重大な ことだと感じた気持ちを共有してもらえたので、安心しました。
その後、Pくんがうちに謝りに来ました。親に注意されたせいか、「あの日、あなたが自分に会いに来る前に自分の方から謝りに来るべきでした。考えのない行動をして済みませんでした。」 と私に言い、チッチにも謝りました。そこでまた射撃クラブの話をして、本当にやりたいのならそういう方法もあるから、と説明しました。ただ禁止するのでは なく、良い方向に持っていき妥協点を見つけて欲求を満足させるのも必要だと思ったので。そうしたら、「友達同士で集まって森で射撃をしている姿を見て、怖 いとか怪しいと思う人もいて、今までも注意を受けたことがあるので、同好会みたいな組織を作り、市に活動として認めてもらい、きちんとした場所でできない かと考えているところです、と言っていました。
(確かに、その射撃グループは迷彩服に迷彩化粧をして顔に色を付けており、黒いサングラスをしていて人相も分 からないし、異常な感じなんです。一度など外で遊んでいた奈々が、「お外に怖い人たちがいる」と言って不安そうな顔で帰ってきたことがありました。)
こんな経緯があって、とりあえず丸く収まりました。Pくんはちょっと調子が良いというか要領が良いところがある気がするので、あの謝罪の言葉もどこまで反省 しているんだか、と思わなくもありませんが、とりあえずもうしない、と言っていましたし、ご両親もしっかりしているようですから、大丈夫でしょう。
ご近所の人なので、険悪な仲になってしまうと後で気まずいですが、かと言って、放っておいてチッチがどうでもいいみたいになってしまうのもチッチに良くない と思い、納得が行かないことがあったらそれなりに思っていることを言えばいいのだ、ということをチッチに見て欲しかったこともあり、わざわざ文句を言いにいった のですが、これで良かったと思っています。Pさんに会った時はチッチが私と一緒に来ていましたし、お母さんに会った時は、夫も一緒に来てもらいました。
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でも、どういう行動に出たら良いのか・・・。相手は子どもと大人の間の年齢みたいだし・・・。
どうぞ、お大事に。そして頑張ってください!