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アルバニアという国

アルバニア国旗


 先週の金曜日のことです。チッチがTV雑誌で番組を探しているようでしたので、「今日、何かテレビでやるの?」と聞きました。すると、フランスとアルバニアのサッカーの試合がある、とチッチが言いました。さらに隣のAくんたちが今夜パリまで観戦に行っている、と言います。

 実は隣のAくん一家はアルバニア人で、お父さんは家のリフォームと内装専門の会社を経営していて、親類縁者のも多くがフランスに移民で来ているのか、大人数で集まって食事をしていたりします。いつもお国の言葉で話していて、Aくん一家は毎夏アルバニアに戻っていますし、出身国と深いつながりを持って暮らしているようです。チッチがAくんから聞いたことを教えてくれたのですが、今回フランスに試合に来たアルバニアのナショナルチームは、まだ新しいのだそうです。フランスナショナルチームも、監督が代わり、スター的選手が少なく世代交代した感もあり、そういう意味では新しいと言えると思います。

 隣はお母さんを除いた子供3人とお父さんというメンバーで、子供は学校を休んでパリまで出かけており、Aくんの親戚だけでも30人ぐらいは応援に行っているらしい、とチッチが言います。前にAくんの家で、応援グッズをいろいろ用意しているのを見たんだそうです。それは私たちも見なきゃね、Aくんたちがテレビに映るかもしれないよ、ということになりました。

 さてテレビの中継番組が始まると、アナウンサーが言いました。「フランスにとってはこの試合は大変重要で、引き分けにすればヨーロッパ選手権の出場権がほぼ確実になります。アルバニアにとっては負けて失うものもなく、勝って得るものも特にありません。」・・・なんだか試合が始まる前から盛り下がるコメントです。

 テレビで見る観覧席は、フランスの三色旗で埋め尽くされています。そこでチッチに「アルバニアの旗って何色なの?」と聞くと、Aくんのうちで見たのは赤だった、とか。フランスのテレビなのですから当然ですが、解説もカメラもフランス寄りで、観覧席もフランス応援のファンばかり映していて、赤い旗なんて見えません。Aくんたちだけで30-40人、他にも来ているだろうから、最低50人ぐらいはアルバニア応援の人がいるはず、とチッチが言うんですが、50人なんて観客全体からしたら全くの少数派です。テレビが始まる前にチッチに、フランスとアルバニアとどっちを応援するか聞いたら、やっぱりフランス人だからフランスかなー、でも選手たちの様子を見てから決める、と言っていましたが、この辺りからやっぱりAくんたちと一緒にアルバニアを応援した方がいいのかもしれない、という雰囲気になって来ました。

 そうこうしているうちに赤い旗を広げて持った応援団がTVに映り、「おー、いる、いる。」と盛り上がりました。「結構いっぱいいるよー。」と安心したように言うチッチ。TVに映った旗(この記事の冒頭に掲げました)を見ながら、アルバニアの旗ってこういうのか、と初めて知りました。

 2-3年前のことですが、外で遊んでいた子供たちが戻ってきて、隣の家にたくさんお客さんが来ているけど、それは独立記念日だからなんだって、と言います。「何の独立記念日なの?」と聞くと「知らない。」と言うので0「そんなのダメよ。どこの国の独立記念日なのか聞いて来て。」と言うとしばらくして「アルバニアだって。」と言いに来ました。それまではコソボの人らしい、と聞いていたのでコソボの独立記念日かしら、と思っていたのですが、コソボではなくアルハニアだとこのときに分かりました。

 私は東欧についての知識が非常に不足しており、アルバニアがどこにあるのかはっきり知らず(イタリアの向こうの方、という曖昧な知識しかありませんでした。)、アルメニアとなんとなく混同しています。ウィキペディアで見るとアルバニアは南欧の国と書かれており、イタリアのかかとの対岸に当たる場所にありました。(アルメニアはトルコの隣ですからずっと遠く、西アジアのような場所でした。)私がアルバニアが西アジアに近いように思ったのは2年ぐらい前にもらったAくんの写真のせいなのではないか、と思います。アルバニアの民族衣装を着て民族楽器を持って座っているAくんの可愛らしい写真なのですが、その衣装や絨毯の上に座っている雰囲気が西アジアを思わせる何かを醸し出していたのです。

 少し調べてみましたら、複雑な歴史を持ち、その歴史の中でも政治が不安定な時期が多く、経済的にはヨーロッパの最貧国と書いてありました。アルバニアの一部のような気がしていたコソボは実は隣国で、コソボが一部となっていたのは、セルビアでした。改めて調べてやっと、そうだった、そうだった、と言っている私。ホントに無知ですね。でもこのサッカーの試合とAくん一家のおかげで無知度をほんの少し下げることが出来ました。チッチと地図を見て、アルバニアはこれ、隣はボスニア、その隣はクロアチア、そのまた隣は、スロヴェニア、セルビア・モンテネグロはこっち、と確認しました。複雑ですね。昔はこんな名前じゃなかった、みたいな国ばかりですし、本当になじみがない地域です。アルバニアは1990年代にねずみ講が横行し、国民の半数が加入していて、ねずみ講が破綻した時は国民の3分の1が財産を全て失った、という記事も読みました。ねずみ講はどこの国にもあるでしょうが、なぜそのように広がって一国の経済が傾くまでになってしまったのか、興味深いところです。
もう少し調べてみようと思っています。さらに、20世紀後半に鎖国状態にあったようで、江戸時代じゃあるまいし、陸続きで飛行機もあるし、電波も飛ぶ時代にどうやって鎖国?と不思議に思いました。また、アルバニアは共産主義だったときに宗教が弾圧されたので、無宗教の人が多いけれども、統計で圧倒的に多いのはイスラム教徒、とネットで見た資料に書いてありました。私がAくんの民族衣装の写真を見て西アジアを思い浮かべたのは、どこかイスラムっぽい雰囲気が漂っていたからでしょう。

 さて、サッカーですが、試合開始後数分でフランスが1点入れ、アルバニアチームは華々しい活躍を見せることなく、3対0でフランスが勝ちました。せっかくパリまで行ったのに、Aくんたち残念だったね、とチッチと話し合いました。

 

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プロフィール

Author:まゆの
フランスに住み始めて早17年。2003年からリヨンの郊外に住んでいます。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(19歳)、長男チッチ(15歳)次女奈々(10歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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