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[C1140]

こんばんは~。
初めてコメントいたします。

>儒教に基づいた教育を受けていた武士は、政治は道徳律によるもので利益に左右されてはならない、という考え方があったのだそうです。

武士社会が儒教精神でなりたっていることは知っていましたが、政治は道徳によってなされるもので、利益に左右されてはならないという思想のもとに教育を受けていたとは知りませんでした。

今の一部の(多数の?)政治家に、爪のあかを煎じて飲んで頂きたいと思ったりもします(^^;)。

[C1141] とても興味深いお話でした

 フランスで徳川さんの講演ですか! 何か江戸に関するイベントでも開催されているのですか? 浮世絵や歌舞伎などの芸術・芸能ではなく生活史という地味なテーマにフランス人が集まったと伺って、なにやら面映い気がします。興味を持っていただけるのは嬉しいですね。

 武士が衰退した理由の一つとして、彼らは商売ができなかったというのがありますね。ノウハウが無かったせいもありますし、商人に「成り下がる」のは武士のプライドが許さなかったとも聞きます。侍は自分に無礼を働いた者を往来で斬って捨てても良いとされた時代が終わってしまうと、どんどん知恵を付ける庶民を力だけで押さえつけることができなくなっていったのでしょう。
 ヨーロッパでも騎士が過去のものとなっていったわけですが、これも同じことなのでしょうか。それとも鉄砲の普及に負けたのでしょうか。

 講演は日本語で行われたとのことですが、そういう時の通訳はフランスの方が務められるのですか? 歴史のお話ですから社会の仕組みから物の名前まで、訳すのが難しそうな言葉がたくさん出てくるのではないかしらと思いました。

 それから識字率のお話が出ていますけれど、文盲というのは日本人には実感しにくいものですね。フランスには文字の読めない人がいるのですか? それは移民の人なのでしょうか。先進国ですから教育を受けられなかったために文字を習得していないとは思えませんが....。
 フランス語を始めた頃は、動詞の活用形が多いとか発音しない文字があるとか驚きの連続でした。でも日本語や中国語に接した欧米人の驚きには及ばないのかもしれません。考えてみれば文字自体が数えきれないほど多いなんて、手の付けようのない言語ですね。
  • 2009-05-07
  • すい
  • URL
  • 編集

[C1142] コメントありがとうございます。

*新説好きさんへ

 初コメントありがとうございます。私は儒教というものもなんだか古臭く頭が堅そうな感じであまり良い印象がなかったのですが、このお話を聴いて日本や中国の思想や習慣、モラルにやはり大きな影響を与えているとあらためて思いました。
 そう、一部の腐敗した政治家には武士を見習って欲しいですよね。道徳だけで政治は出来ないのでしょうが、清い精神も必要ですもの。

*すいさんへ

 特にイベントがあったわけではなく単発的な催しだったと思います。日本に興味があるフランス人が集まっていたのでしょうね。私もフランス人の友達を誘えばよかったと思いました。

 ヨーロッパでは大砲や鉄砲が発明され、一対一で一騎打ちする戦争ではなくなったのが騎士精神が滅びる原因になったのでしょうか。武士は商売のノウハウもないですし、商いは卑しいものという考えがあったのでしょうね。でもきれいごとだけでは生活できませんし、難しいですね。
 通訳はフランスの方が務めることもあると思いますが、今回は日本人でした。興味深いお話でしたが専門的な内容ではないので特殊な用語もなく、きちんと通訳されていましたが、徳川さんが講演に慣れていらっしゃるようで通訳しやすかったのではないかと思いました。
 フランスの文盲者は移民の人ももちろんいますが、義務教育を終えたのに読めないという人もいるみたいです。例えば末娘の奈々は5歳ですがアルファベットを全部知っていて書くことも出来ますが、まだ読むことは出来ません。文字の名前を覚えるだけでは読めないんです。平仮名はまだ全て書くことは出来ないのですが、全部読めますので、絵本なら一人で読むことができます。読み書きの入門は日本語の方が簡単ですね。奈々は5歳なのでまだ問題ではないですが、この状態から本当に読むことを習得できなかった人がいるようです。精神障害などで読めないというケースもあるそうですが、単に勉強を怠けていたということもあるのかもしれません。でも日本語や中国語のことを考えると文字の習得が簡単な言語ですから、これが読めないってどういうことなのか、と思ってしまいます。

[C1143]

はじめまして。
フランス語を勉強しているのですが、仕事もあるので一進一退という不勉強者です。
江戸時代は確かに文化程度が高く、寺子屋などで支配階級以外にも教育が行き届いていたと思います。明治になって植民地化されなかったのは、そういった国としての「素養」が大きかったはずです。でも、江戸になって女性の地位は下がる一方だし、ほかの時代に比べても少し抑圧的なところはあったかなぁとは思いますが。

[C1144] chicoryさんへ

 社会人になってからの勉強って学生時代と違ってそれだけやっていればいいというものではないので、なかなか進まないですよね。私も自分の趣味の語学学習はほんの少しずつしか進んでいきません。

 女性の地位が下がったのは武家社会の影響でしょうか。農村では対等だったと聞いたことがあります。
 それにしても今のようなメディアのない時代、寺子屋などの教育機関のみでの教育が行き届いていたのには驚きます。観劇などの娯楽を楽しむにしても、経済的時間的ゆとり以外にも最低限の教養がないと出来ないことですよね。

[C1147]

フランス語もアルファベットというのでしょうか。
その1字が読めても単語としては、読めないということですか。確か、のえは缶詰のラベルを読んでくれて感心していたら、読めても意味は理解していないよと言っていたことを思い出しました。26文字しかないから、読めるのねと・・・
日本ですとラベルが読めるようになるのはだいぶ先だと思います。読めれば理解できますよね。
言葉の習得はいろいろですね。

[C1148] youkoさんへ

 フランス語ではアルファベと言います。奈々のような小さい子だとアルファベットの名前はAとかBとか知っていますが、それ以上読めません。つまりLAITと書いてある場合、エル、アー、イー、テーとフランス語のアルファベット名は分かりますが、そこで終わりです。この単語は「レ」と読んで「牛乳」という意味ですが、「レ」と聞けば「牛乳」と分かる奈々も字から発音にたどり着かないんです。アルファベットを覚えるだけでは読解は無理ということですね。
 日本語の場合、例えば「ぐ、り、と、ぐ、ら」と読んで「ぐりとぐら」と分かっています。ひらがなで書いた単語を読んで絵と結びつけるという問題も出来ているのですが、フランス語では出来ません。
日本語は最初は簡単だけど、後で漢字が出てきて複雑になりますが、フランス語はアルファベットから音節として読む段階が重要で、その後は読むことに関しては日本語ほど難しくはないでしょう。

[C1150] 識字率

江戸時代、識字率が高かったというのは定説ですが、これは都会に限った話です。地方の農民は名前くらいしか読めなかったようです。

識字率に関しては、Emmanuel Todd の L'Invention de l'Europe および Le Rendez-vous des civilisations が参考になると思います。日本語で読んだのですが、非常に面白い本です。

[C1151] tsさんへ

 講演でも都市部では、と言っていました。でも現代ではなく江戸時代に、地方の農民が自分の名前が読めるっていうのはすごいと思うんですけどね。

いつも参考になるコメントありがとうございます。著者は聞いたことのある人です。どんな本か調べてみます。

[C1161] エマニュエル・トッド

エマニュエル・トッドについては、日本語版ウィキペディアに長い解説が載っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%89

[C1162] tsさんへ

 本当に詳しい説明ですね。細かく書いてあって感心しました。ウィキってやっぱり助かりますね。書店にこの人の著書がおいてありました。今度図書館でも見てみます。

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講演会「江戸の生活と文化」とフランスの若者の日本についての感想

 「ふらんす温泉」がなぜに江戸?と言われそうですが、実は今日徳川恒孝(つねなり)氏の「江戸時代の生活と文化」と題する講演会へ行って来たのです。講演者の徳川さんは徳川将軍家の18代当主なのだそうで、江戸時代についての興味深いお話をしてくださいました。

 この講演会に行った動機は、なんとなく興味があったし無料だったから、という実に曖昧なものでした。講演は日本語で行われ、逐次通訳が付いていました。ですから、日本語で聞いたことを通訳のフランス語を聞いて確認しながらメモを取る時間もあり、時間はかかりましたが分かりやすい講演でした。

 初めの方は、戦国時代のあと江戸幕府を立て、265年間鎖国していたこと、その間は平和で文化が発展したことなど、一般的な話で、昔学校の歴史の時間に習ったことの復習のような感じでした。日本史について知らないフランス人の聴衆もいたので、この部分はやはり必要だったと思います。そしてその後、どんどん面白くなっていきました。

 その全てをここに記すことは難しいので、心に残ったことを書きたいと思います。

 江戸幕府は水田の拡大とともにインフラストラクチャーを整え、大幅な減税を行ったそうで、戦国時代は収穫の7割を税として武士階級に納めていた農民は、農業生産高が増えたことで3割納めるだけになったそうです。初めて聞きました。それから武士階級は儒教を中心とした教育で識字率100%、他の階級でも識字率は男性で60-80%、女性では50-60%、というのは同時代の他国と比べて極めて高いはずです。文化度が高かったということですね。

 さらに面白いと思ったのは、江戸時代を通して武士は少しずつ貧乏になって行き、他の階級は豊かになっていったという話です。生活に貧窮する武士がいたという話は聞いていましたが(映画「七人の侍」にも出てきますし。)全体的に貧乏になっていった、とは知りませんでした。経済が発展し他の階級は潤っていったのに、どうして武士階級だけ貧しくなっていったのでしょうか。このことを外国人に話すといつも信じてもらえず、武士階級が司法、行政、警察を担っており武力まであるのに富が集まらないのはおかしい、といつも指摘される、とのことでした。確かにそうですよね。徳川さんは武士の教育は道徳を基礎にしており、お金に直接手を触れることも避けるべきで計算も基礎教育には入っていなかったと話していました。儒教に基づいた教育を受けていた武士は、政治は道徳律によるもので利益に左右されてはならない、という考え方があったのだそうです。だから豊かな町民階級を行政に参加させようという案が出ても採用されなかったとのことです。

 支配階級である侍はどんどん貧乏になって行き、他の階級は豊かになっていったのが江戸時代であるので、こういう状況では革命は起きない、革命を起こしたいのは武士の方だがモラルがあるのでそういうことはやらない、と徳川さん。農民一揆とかがあったんじゃなかったっけ?ということが頭をかすめましたが、まあそれはさておき、お話の中で江戸時代のことを現代に引き付けて考えている点に興味深いものを感じました。

 徳川さんによると江戸時代中後半は経済成長が止まり、資源と人口のバランスが取れていて、これ以上成長できない限界点だったということです。2050年には地球の人口は90億に達するそうで、増えた人口を抱えて今までと同じペースで経済成長を続けていくのは無理、ということから、1700年代の日本と同じような状況と考えられる、つまり経済成長のない経済社会は日本がすでに経験したものだということです。徳川さんは言います。「現代では経済が成長しないとこの世の終わりみたいに考える人が多いが、どうしてそんなに成長が必要なんだろうか。」考え方を変えてみたらどうだろうか、ということなんです。江戸時代は経済的には停滞していたが、文化的には豊かで人々は花見、藤見、観劇、祭りと生活を楽しんでおり幸福だったそうです。元禄文化の世紀末的華やかさは昔学校で習ったように思いますが、こういう視点も面白いと思いました。

 江戸時代というと封建制とか参勤交代とか、あまりいいイメージがなかったのですが、なんだかにわかに江戸時代のファンになってきた気がします。徳川さんのユーモアを交えたお話も面白く、江戸幕府って、日本って、すごいんだなー、と思った次第です。

 講演の主催側から徳川さんの書いた本が紹介されていました。「江戸の遺伝子」という本です。読んでみたいと思っています。

江戸の遺伝子―いまこそ見直されるべき日本人の知恵この本の英訳のThe Edo Inheritance という本も出ています。

 

 さてこの講演を聴いて「日本ってやっぱりすごい国かも。」と思ったわけですが、以前フランス人の高校生から日本の素晴らしさを指摘されたことを思い出しました。

 一人めは日本語を勉強中だったフランス人女子高校生のPさん。日本語の勉強を始め、初歩の文法を学習しながらひらがな、カタカナ、漢字と勉強を続けていきますが、日本語を勉強してすぐ気がついたのは文字が複雑で難しく、漢字を少し覚えたぐらいでは日本語は読めない、ということでした。そして、日本には文盲が多いに違いないと思ったそうです。ところが調べてみると、日本の文盲率は1パーセント以下で、非常に驚いたそうです。そしてPさんははっきりとした口調で言いました。

「フランス語は日本語に比べたら読み書きがずっと簡単なのに、フランスには字が読めない人が多い。フランスの教育が悪いからでしょう。日本は教育が良いんだと思います。そして日本の生徒の方が真面目なのでしょう。」

「教育がいい。」と言うのにL'éducation est efficase.(効率がよい。)、「生徒が真面目だ」というのはLes élèves sont mieux disciplinés.という言い方をしていました。行儀が良くて統制がとれている、ということですね。こんな難しいものをマスターさせるなんてよほど良い方法で教え、生徒も優秀なのだろう、と考えたPさん。自分の経験を通して考えたことをこのように意見としてはっきり言えるのは立派ですよね。日本の教育だって問題あり、と思ったりしますが、このPさんの意見も一理あると思いました。

 二人めはお父さんのお仕事の都合で東京に10年住んでいたというセネガル人のAくん。ご両親はセネガルに戻ったそうですが、東京ではフランス語の学校にいたので、フランスの高校に入るために単身でフランスに来ていたました。もう1年半ぐらい日本語をほとんど話していない、と言いながらも、Aくんはなかなかしっかりした日本語を話しました。Aくんは言いました。

「日本は素晴らしい国だと思います。資源が何もないし、戦争で大きな打撃を受けたのに、努力だけで経済的に世界のトップにいます。日本人が頭が良くて、努力する民族だからでしょう。日本人は本当に尊敬できると思います。」

 Aくんは日本国籍を取りたいとまで考えたそうです。このAくんの日本賛辞を聞きながら、日本人は謙虚な民族で自分たちはまだまだダメだ、と常に思って努力し続けるところがあるけれど、たまにはすごい民族なんだ、と思ってもいいのかも、と思いました。

 今回の徳川さんの講演には日本人の姿も多かったのですが、フランス人も多く、このような講演を通して日本への興味や理解が深まっていくのでしょう。またこのような催しがあったら時間を都合して出席したいと思っています。今日ものえを連れて行けばよかったと後で思いました。

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[C1140]

こんばんは~。
初めてコメントいたします。

>儒教に基づいた教育を受けていた武士は、政治は道徳律によるもので利益に左右されてはならない、という考え方があったのだそうです。

武士社会が儒教精神でなりたっていることは知っていましたが、政治は道徳によってなされるもので、利益に左右されてはならないという思想のもとに教育を受けていたとは知りませんでした。

今の一部の(多数の?)政治家に、爪のあかを煎じて飲んで頂きたいと思ったりもします(^^;)。

[C1141] とても興味深いお話でした

 フランスで徳川さんの講演ですか! 何か江戸に関するイベントでも開催されているのですか? 浮世絵や歌舞伎などの芸術・芸能ではなく生活史という地味なテーマにフランス人が集まったと伺って、なにやら面映い気がします。興味を持っていただけるのは嬉しいですね。

 武士が衰退した理由の一つとして、彼らは商売ができなかったというのがありますね。ノウハウが無かったせいもありますし、商人に「成り下がる」のは武士のプライドが許さなかったとも聞きます。侍は自分に無礼を働いた者を往来で斬って捨てても良いとされた時代が終わってしまうと、どんどん知恵を付ける庶民を力だけで押さえつけることができなくなっていったのでしょう。
 ヨーロッパでも騎士が過去のものとなっていったわけですが、これも同じことなのでしょうか。それとも鉄砲の普及に負けたのでしょうか。

 講演は日本語で行われたとのことですが、そういう時の通訳はフランスの方が務められるのですか? 歴史のお話ですから社会の仕組みから物の名前まで、訳すのが難しそうな言葉がたくさん出てくるのではないかしらと思いました。

 それから識字率のお話が出ていますけれど、文盲というのは日本人には実感しにくいものですね。フランスには文字の読めない人がいるのですか? それは移民の人なのでしょうか。先進国ですから教育を受けられなかったために文字を習得していないとは思えませんが....。
 フランス語を始めた頃は、動詞の活用形が多いとか発音しない文字があるとか驚きの連続でした。でも日本語や中国語に接した欧米人の驚きには及ばないのかもしれません。考えてみれば文字自体が数えきれないほど多いなんて、手の付けようのない言語ですね。
  • 2009-05-07
  • すい
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[C1142] コメントありがとうございます。

*新説好きさんへ

 初コメントありがとうございます。私は儒教というものもなんだか古臭く頭が堅そうな感じであまり良い印象がなかったのですが、このお話を聴いて日本や中国の思想や習慣、モラルにやはり大きな影響を与えているとあらためて思いました。
 そう、一部の腐敗した政治家には武士を見習って欲しいですよね。道徳だけで政治は出来ないのでしょうが、清い精神も必要ですもの。

*すいさんへ

 特にイベントがあったわけではなく単発的な催しだったと思います。日本に興味があるフランス人が集まっていたのでしょうね。私もフランス人の友達を誘えばよかったと思いました。

 ヨーロッパでは大砲や鉄砲が発明され、一対一で一騎打ちする戦争ではなくなったのが騎士精神が滅びる原因になったのでしょうか。武士は商売のノウハウもないですし、商いは卑しいものという考えがあったのでしょうね。でもきれいごとだけでは生活できませんし、難しいですね。
 通訳はフランスの方が務めることもあると思いますが、今回は日本人でした。興味深いお話でしたが専門的な内容ではないので特殊な用語もなく、きちんと通訳されていましたが、徳川さんが講演に慣れていらっしゃるようで通訳しやすかったのではないかと思いました。
 フランスの文盲者は移民の人ももちろんいますが、義務教育を終えたのに読めないという人もいるみたいです。例えば末娘の奈々は5歳ですがアルファベットを全部知っていて書くことも出来ますが、まだ読むことは出来ません。文字の名前を覚えるだけでは読めないんです。平仮名はまだ全て書くことは出来ないのですが、全部読めますので、絵本なら一人で読むことができます。読み書きの入門は日本語の方が簡単ですね。奈々は5歳なのでまだ問題ではないですが、この状態から本当に読むことを習得できなかった人がいるようです。精神障害などで読めないというケースもあるそうですが、単に勉強を怠けていたということもあるのかもしれません。でも日本語や中国語のことを考えると文字の習得が簡単な言語ですから、これが読めないってどういうことなのか、と思ってしまいます。

[C1143]

はじめまして。
フランス語を勉強しているのですが、仕事もあるので一進一退という不勉強者です。
江戸時代は確かに文化程度が高く、寺子屋などで支配階級以外にも教育が行き届いていたと思います。明治になって植民地化されなかったのは、そういった国としての「素養」が大きかったはずです。でも、江戸になって女性の地位は下がる一方だし、ほかの時代に比べても少し抑圧的なところはあったかなぁとは思いますが。

[C1144] chicoryさんへ

 社会人になってからの勉強って学生時代と違ってそれだけやっていればいいというものではないので、なかなか進まないですよね。私も自分の趣味の語学学習はほんの少しずつしか進んでいきません。

 女性の地位が下がったのは武家社会の影響でしょうか。農村では対等だったと聞いたことがあります。
 それにしても今のようなメディアのない時代、寺子屋などの教育機関のみでの教育が行き届いていたのには驚きます。観劇などの娯楽を楽しむにしても、経済的時間的ゆとり以外にも最低限の教養がないと出来ないことですよね。

[C1147]

フランス語もアルファベットというのでしょうか。
その1字が読めても単語としては、読めないということですか。確か、のえは缶詰のラベルを読んでくれて感心していたら、読めても意味は理解していないよと言っていたことを思い出しました。26文字しかないから、読めるのねと・・・
日本ですとラベルが読めるようになるのはだいぶ先だと思います。読めれば理解できますよね。
言葉の習得はいろいろですね。

[C1148] youkoさんへ

 フランス語ではアルファベと言います。奈々のような小さい子だとアルファベットの名前はAとかBとか知っていますが、それ以上読めません。つまりLAITと書いてある場合、エル、アー、イー、テーとフランス語のアルファベット名は分かりますが、そこで終わりです。この単語は「レ」と読んで「牛乳」という意味ですが、「レ」と聞けば「牛乳」と分かる奈々も字から発音にたどり着かないんです。アルファベットを覚えるだけでは読解は無理ということですね。
 日本語の場合、例えば「ぐ、り、と、ぐ、ら」と読んで「ぐりとぐら」と分かっています。ひらがなで書いた単語を読んで絵と結びつけるという問題も出来ているのですが、フランス語では出来ません。
日本語は最初は簡単だけど、後で漢字が出てきて複雑になりますが、フランス語はアルファベットから音節として読む段階が重要で、その後は読むことに関しては日本語ほど難しくはないでしょう。

[C1150] 識字率

江戸時代、識字率が高かったというのは定説ですが、これは都会に限った話です。地方の農民は名前くらいしか読めなかったようです。

識字率に関しては、Emmanuel Todd の L'Invention de l'Europe および Le Rendez-vous des civilisations が参考になると思います。日本語で読んだのですが、非常に面白い本です。

[C1151] tsさんへ

 講演でも都市部では、と言っていました。でも現代ではなく江戸時代に、地方の農民が自分の名前が読めるっていうのはすごいと思うんですけどね。

いつも参考になるコメントありがとうございます。著者は聞いたことのある人です。どんな本か調べてみます。

[C1161] エマニュエル・トッド

エマニュエル・トッドについては、日本語版ウィキペディアに長い解説が載っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%89

[C1162] tsさんへ

 本当に詳しい説明ですね。細かく書いてあって感心しました。ウィキってやっぱり助かりますね。書店にこの人の著書がおいてありました。今度図書館でも見てみます。

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Author:まゆの
フランスに住み始めて早17年。2003年からリヨンの郊外に住んでいます。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(19歳)、長男チッチ(15歳)次女奈々(10歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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