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[C1084]

 入試問題にラクロですか。大人っぽいですね。なんだかドキドキです(笑)。

 バカロレアというのは日本の大学入試とは全然違うのですね。バカロレアに合格すると大学に入れるとしか知らなかったので、何が出題されるか事前に知らされるとは驚きでした。日本の入試ではあり得ないことです。
 出る作品が判っていたらみんな合格できそうと思いましたが、問題を見て撤回しました。難しいですね~。読解力と思考力が要求されているように思います。普段の学校の試験でもこういう出題のされ方をしているのですか。

 おしまいに出てきたヴィヴァン・ドノンはルーブルの初代館長さんではないでしょうか。モナ・リザがあるのはルーブルのドノン翼なので名前を知っていたのですが、小説も書いていたとは! それとも同名異人でしょうか。
  • 2009-03-05
  • すい
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  • 編集

[C1087] すいさんへ

 日本でも源氏物語がありますが、あれは古文ですし露骨ではない気がします。ラクロは少し読んでみましたが、現代フランス語で十分読めます。現代文学ではないので露骨すぎるってことはないとは思いますが、設定が既にスキャンダラスで、公序良俗に反しそうな気がしますが、試験問題になってしまうんですね。

 ヴィヴァン・ドノンはルーブルの初代館長のようですよ。この名を見てすぐドノン翼を思い出したので迷わずこのカタカナ表記にして正解でした。作家以外にもいろいろなことをなさっていた方のようです。

 バカロレアはフランス語に関しては出題作品が決まっていますし、歴史も地理も出題範囲が限定されています。毎年変わるので受験の年だけ、出題範囲に合わせて受験勉強することになるわけです。試験の準備をさせることで勉強させるという作戦ですね。出題範囲が狭い上にあらかじめ予告されているので、深い問題が出ることになります。生半可な勉強ではダメだ、ということですよね。フランス語ですと読解力、分析能力、思考力、文章構築力が必要です。試験時間はフランス語は3時間か4時間のはずで書く量も多いんです。
 普段の学校の試験でも高校、大学は試験時間はもう少し短いですが、論文形式です。一つのテーマを与えられて長々と書く、というのが文科系科目の特徴のようです。中学でも方針は大体同じですね。
 ゆえに外国人学生は苦労するのですよ。辞書なんて当然持ち込みできませんし、書く内容以外に綴りや文法も気になります。問題の意味を取り違えたら終わっていますしね。マークシート方式なら語学のハンディーはあまりないと思いますが、論文形式は文章や文体やスタイルの良し悪しも採点基準になるそうです。明晰で流麗な文体がいいらしいのですが、そんなの無理。無骨でも意味が通じればいいや、と思って書いていました。
 

[C1088] ハイレベル!

 バカロレアについての詳しいお話をありがとうございます。
 その方法だと出題範囲は一生懸命勉強するでしょうけれど、他のところがおろそかになったりしないのかしらと心配になります。まあ、範囲が広いはずの日本でも受験科目ではない教科を受験用の授業に勝手に変えた学校が問題になったことがありますし、そんなことになるぐらいなら決まった範囲を徹底的に勉強する方が良いのかもしれませんね。

 中学生の頃から論文形式ですか。なんて大変な....。
 ニュースの街頭インタビューを見ると、外国の若者はいかにも遊んでばかりのような子でもしっかり政治や社会に対して意見を云うので驚き感心します。これはやっぱり子供の頃から自分の考えをまとめて表現する訓練を積んでいるからでしょうか。
  • 2009-03-08
  • すい
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[C1089] すいさんへ

 バカロレアの出題範囲は確か歴史は現代史の部分だけでしたし、文学も時代や分野が限られています。その限られた中で今年のテーマがさらに絞られるているんです。でも広く浅く勉強するより逆に難しい気もします。フランス語の先生で、結局先生が勉強していて生徒は覚えるだけ、と言っている人もいました。問題は高度ですが、受験者も高度なのかは疑問が残るところです。
 自分の意見を持ってそれを人にわかるように表現することを大事にする教育ですから、年が若いわりに意見をしっかり言う子が多いですね。人と同じではなく違っているところを自慢に思う国民性なので個性的な人が多いような気もします。

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「危険な関係」

   今日、近所のスーパーの書籍売り場をうろうろしていて、いろいろな出版社のLaclosLes liaisons dangereuses(邦題は「危険な関係 」)が何冊も並んでいるのを見かけました。

  Les liaisons dangereuses

 この作品は既に映画化されているはずですが、最近新しくまた映画化されたのかな、と思いました。スーパーなので話題の本がやはり店頭に並ぶからです。

  でも大量入荷の理由は映画化ではありませんでした。2009年のフランス語バカロレアの試験問題なのですって。「こんな本が試験のテーマ!?」と思いましたが、読んだことはありません。今までだって「ボヴァリー夫人」がバカロレアの問題になったことがありますし、別に今さら驚くことではないのでしょう。

 フランスの大学でフランス文学の講座を取っていましたが、ある半期で扱った作品は全て不倫の話だったこともあります。不倫や非道徳は永遠のテーマ?なのかも、フランス文学に不倫はつきもの、と思ったりしました。でも大学と高校は違いますしね・・・。

 この作品については日本のウィキには次のような記述がありました。

「18世紀後半のフランス貴族社会を舞台に、貴族社会の道徳的退廃と風紀の紊乱を往復書簡という形で活写した。」

道徳的退廃と風紀の紊乱を活写・・・、なんか凄そうです。店頭で見て初めて知ったのですが、実はこの本、書簡集の形式になっています。手紙文ばかりなんです。それでストーリーになっているわけですが、18世紀の作品ではありますが、手紙文なので読みやすいです。

 さらに調べたことによると、この作品は発表当時、マリーアントワネットをはじめとする当時の貴族社会の人たちに絶賛されると同時に、非道徳だとして非難を受けたそうです。スキャンダラスなものは話題になりやすいというのは昔も今も同じですね。20世紀に入ってからも映画やTVドラマになったようですし、ぺ・ヨンジュン主演の韓国映画「スキャンダル 」の原作でもあるそうです。この映画は確か国際的に評価されたのではなかったでしたっけ?

 こんなことを調べながら、この作品に興味が出てきたわけですが、実は調べる前にスーパーで買ってしまっていたんです。買ったのは上の写真の版です。このシリーズはわりと最近出た高校生向けの新しい古典文学シリーズで、写真では分かりませんが、角が丸くて、中は青インクによる印刷、レイアウトや装丁が現代的で若い読者を意識しているのが分かります。解説のページもあり、巻末にはバカロレアの模擬問題もついています。

 フランス語のバカロレアは高校2年次の6月に受けます。筆記と口頭の2つの試験があり、毎年文学作品二つが出題範囲となりますが、扱うのは全編ですから、全部読む必要があります。もちろん学校の授業で勉強するわけですが、長い本をみんなで授業中に読むわけには行きませんから、各自読まなけらばなりません。読書が嫌いだとバカロレアの文科系科目は大変です。フランス語ばかりでなく、歴史や哲学も読む物が多いですから。

 この本の巻末の問題は以下の通りです。

 Comment l'amour est-il représenté dans les quatre textes ? 
(この4つのテキストでは愛はどのように表象されているか。本作品から4箇所抜粋されたテキストが先に提示してあります。

 この問題が20点満点中の配点が4点。次の問題が16点の配点です。以下の3問から1問選択し、解答します。

- Vous ferez le commentaire composé de la lettre incluse dans la lettre 141.
(書簡141に含まれている手紙を解説しなさい。)

- "Par leurs deux personnages significatifs, Les Liaisons dangereuses sont une mythologie de la volonté ; et leur mélange permanent de volonté et de sexualité est leur plus puissant moyen d'action." Préface d'André Malraux, 1939.
  Vous vous demanderez si ce n'est pas "ce mélange permanent de volonté et de sexualité" qui fait des Liaisons un roman libertin.

(「二人の主要人物によって『危険な関係』は意志の神話となっている。意志と性欲が常に混ざっていることがこの作品の一番強い原動力なのである。」1939年のアンドレ・マルローによる序文
 この「意志と性欲が常に混じっていること」がこの作品を自由思想の小説としているのではないかと自問して答えなさい。

- Inventez la suite du texte 4 en restant au plus près du style de Vivant Denon.
 (ヴィヴァン・ドノンの文体に出来るだけ近い形でテキスト4の続きを書きなさい。)

 最後のドノンって誰?と思いましたが、作者ラクロと同時代の作家でこの作品と共通点のある作品を書いているようで、テキスト4はこの人の作品の一部でした。

 問題を見ながら大学の文学の授業を思い出しました。バカロレアは近年どんどん簡単になっているというのが一般的な意見ですが、簡単になっているのは合格基準の方で、問題はやっぱり難しいですね。

 古典作品であり、問題作であるだけに、この本の解説本、研究書はネットで見るだけでもいろいろあるようです。バカロレアで扱う作品はやはり重要な作品のはずですから、今後、気にかけて行きたいと思っています。

 

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[C1084]

 入試問題にラクロですか。大人っぽいですね。なんだかドキドキです(笑)。

 バカロレアというのは日本の大学入試とは全然違うのですね。バカロレアに合格すると大学に入れるとしか知らなかったので、何が出題されるか事前に知らされるとは驚きでした。日本の入試ではあり得ないことです。
 出る作品が判っていたらみんな合格できそうと思いましたが、問題を見て撤回しました。難しいですね~。読解力と思考力が要求されているように思います。普段の学校の試験でもこういう出題のされ方をしているのですか。

 おしまいに出てきたヴィヴァン・ドノンはルーブルの初代館長さんではないでしょうか。モナ・リザがあるのはルーブルのドノン翼なので名前を知っていたのですが、小説も書いていたとは! それとも同名異人でしょうか。
  • 2009-03-05
  • すい
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[C1087] すいさんへ

 日本でも源氏物語がありますが、あれは古文ですし露骨ではない気がします。ラクロは少し読んでみましたが、現代フランス語で十分読めます。現代文学ではないので露骨すぎるってことはないとは思いますが、設定が既にスキャンダラスで、公序良俗に反しそうな気がしますが、試験問題になってしまうんですね。

 ヴィヴァン・ドノンはルーブルの初代館長のようですよ。この名を見てすぐドノン翼を思い出したので迷わずこのカタカナ表記にして正解でした。作家以外にもいろいろなことをなさっていた方のようです。

 バカロレアはフランス語に関しては出題作品が決まっていますし、歴史も地理も出題範囲が限定されています。毎年変わるので受験の年だけ、出題範囲に合わせて受験勉強することになるわけです。試験の準備をさせることで勉強させるという作戦ですね。出題範囲が狭い上にあらかじめ予告されているので、深い問題が出ることになります。生半可な勉強ではダメだ、ということですよね。フランス語ですと読解力、分析能力、思考力、文章構築力が必要です。試験時間はフランス語は3時間か4時間のはずで書く量も多いんです。
 普段の学校の試験でも高校、大学は試験時間はもう少し短いですが、論文形式です。一つのテーマを与えられて長々と書く、というのが文科系科目の特徴のようです。中学でも方針は大体同じですね。
 ゆえに外国人学生は苦労するのですよ。辞書なんて当然持ち込みできませんし、書く内容以外に綴りや文法も気になります。問題の意味を取り違えたら終わっていますしね。マークシート方式なら語学のハンディーはあまりないと思いますが、論文形式は文章や文体やスタイルの良し悪しも採点基準になるそうです。明晰で流麗な文体がいいらしいのですが、そんなの無理。無骨でも意味が通じればいいや、と思って書いていました。
 

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 バカロレアについての詳しいお話をありがとうございます。
 その方法だと出題範囲は一生懸命勉強するでしょうけれど、他のところがおろそかになったりしないのかしらと心配になります。まあ、範囲が広いはずの日本でも受験科目ではない教科を受験用の授業に勝手に変えた学校が問題になったことがありますし、そんなことになるぐらいなら決まった範囲を徹底的に勉強する方が良いのかもしれませんね。

 中学生の頃から論文形式ですか。なんて大変な....。
 ニュースの街頭インタビューを見ると、外国の若者はいかにも遊んでばかりのような子でもしっかり政治や社会に対して意見を云うので驚き感心します。これはやっぱり子供の頃から自分の考えをまとめて表現する訓練を積んでいるからでしょうか。
  • 2009-03-08
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 バカロレアの出題範囲は確か歴史は現代史の部分だけでしたし、文学も時代や分野が限られています。その限られた中で今年のテーマがさらに絞られるているんです。でも広く浅く勉強するより逆に難しい気もします。フランス語の先生で、結局先生が勉強していて生徒は覚えるだけ、と言っている人もいました。問題は高度ですが、受験者も高度なのかは疑問が残るところです。
 自分の意見を持ってそれを人にわかるように表現することを大事にする教育ですから、年が若いわりに意見をしっかり言う子が多いですね。人と同じではなく違っているところを自慢に思う国民性なので個性的な人が多いような気もします。

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プロフィール

まゆの

Author:まゆの
フランスに住み始めて早17年。2003年からリヨンの郊外に住んでいます。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(19歳)、長男チッチ(15歳)次女奈々(10歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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