嘘みたいな話ですが、家のドアが壊れて開かなくなってしまいました。昨日の朝早く、夫はノルウェーに発っていったのですが、まだ皆が寝ている時間に出かけていきました。朝ごはんを子供と食べているときに、アムステルダムに着いた夫から電話があり、家を出ようとするとドアが開かないので、仕方がなく庭から出た、と言われました。そして庭から家の横の木戸を通って玄関の方へ回り、外からは鍵でドアを開けることが出来たので、中に入って庭に出る戸を閉め、玄関のドアを閉めて出かけた、とのことでした。
はー?と思って試してみると確かに開きません。これじゃ、出入りが面倒ですよね。昨日は天気も悪かったし特に用事もなかったので、一日家で過ごし、今朝ドアの会社に電話しました。事情を話すと、「木曜日に伺います。」と言われました。今日は月曜日なので、木曜日なんて遅すぎます。
On ne peut plus sortir de la maison. On est passé par la fenêtre ce matin. On ne peut pas continuer à vivre comme ça jusqu'à jeudi !
(家から出られないんですよ。今朝は窓から出たんですからね。こんな暮らしを木曜日まで続けるのは無理です。)
窓から出たというのはちょっと嘘ですが、庭に出るガラス張りの扉はフランス語でporte-fenêtre(扉-窓)なので、ちょっと本当です。うちはたまたま庭の木戸が玄関の前庭とつながっていたので良かったですが、そうでなかったら本当に閉じ込められていました。
私が電話口で文句を言っていると、相談してみるということで一旦通話を終え、しばらくして電話がありました。16時から18時に間に来る、と言うのですが、子供を学校に迎えていく時間と重なっています。そこで16時15分から17時30分まで留守にするので、その前か後にしてくれるように頼みました。するとまたあれこれ相談する声が聞こえ、17時半に来てくれることになりました。ところが若い男性二人が16時少し前にやってきました。ドアは開けられないので窓から挨拶をし、庭から出て玄関に回りました。そして外からは鍵で開くけれど内側からは開かないので外へ出られない旨を説明すると
Il vaut mieux rester dedans que dehors.
(外にいるよりは中にいた方がいいですよ。)
と言われました。それはそうですけどね。
作業に取りかかった二人を置いて、私は子供を迎えに行きました。私が戻ってくる前に仕事が終わったら預かった家の鍵をどうすればいいか、と聞かれたので郵便受けに入れていってくれるように頼みました。ところが5時半ごろ戻ってみると、ドアは取り外されて床においてあり、細かい部品まで分解されていて玄関はchantier(工事現場)状態。そして二人は八時過ぎまで働き続け、修理を終えて帰っていきました。その間、二人で冗談を飛ばしあいながら、明るく作業をしていました。
ご苦労様でした。予想以上に時間がかかったみたいでしたけど、直ってよかったです。遅くなったのでアペリティフをすすめましたが、辞退して帰られました。ドアは補償期間内のようで、修理代を請求されることもなく、紙にサインしただけ。「あんなにいっぱい働いたのにタダ?かわいそうだよ。」とのえが言っていました。
急にドアが壊れるなんて、そういうこともあるんですね。
Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。
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