今日紹介するのはAlexandre DUMAS fils 小デュマの代表作La Dame aux camélias です。
![La Dame Aux Camelias [French]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/219K5X5T7QL.jpg)
邦題「椿姫」で、知られ、オペラの原作にもなった小説です。
19世紀の小説なので、現代のものと違っていてフランス語が難しいのでは、と思いがちですが、実際は、この小説のフランス語は教科書で習ったフランス語に近くて、案外読みやすいのです。長い小説ではありませんし、ストーリーも複雑ではなく、分かりやすいと思います。それに途中、会話も多いですし、書簡もありますので、単調にならずに読み進められます。
私は邦訳を小学校高学年で読んで涙が止まらなかった記憶があったのですが、フランスに来てから今度は原書を読み、また涙しました。メロドラマ風の話なので、そういうものが好みでない方には向かないかもしれません。でも現代物以外の古典作品を読んでみたい、という方にはお奨めします。
ところで、この記事を書くにあたって、作者のアレクサンドル・デュマ・フィスについて少し調べてみました。父親と名前が同じなので、区別するために息子という意味のFilsを付けて呼ばれるこの著者、実はちょっと複雑な生い立ちの方のようです。お父さんと隣人の間の私生児で、7歳で認知されるまで、孤児ということになっていたようです。作家名に仏語ウィキペディアをリンクしておきましたので、興味のある方はご覧下さい。
Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。
お父さんの俗物イメージ(私は、大好きですけど・・)とは違って、息子には繊細なイメージがあります。生い立ちのせいでしょうね。