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初・中級者が読めるフランス語の本

今日紹介するのはAlexandre DUMAS fils 小デュマの代表作La Dame aux camélias です。

    La Dame Aux Camelias [French]

 邦題「椿姫」で、知られ、オペラの原作にもなった小説です。

  19世紀の小説なので、現代のものと違っていてフランス語が難しいのでは、と思いがちですが、実際は、この小説のフランス語は教科書で習ったフランス語に近くて、案外読みやすいのです。長い小説ではありませんし、ストーリーも複雑ではなく、分かりやすいと思います。それに途中、会話も多いですし、書簡もありますので、単調にならずに読み進められます。

 私は邦訳を小学校高学年で読んで涙が止まらなかった記憶があったのですが、フランスに来てから今度は原書を読み、また涙しました。メロドラマ風の話なので、そういうものが好みでない方には向かないかもしれません。でも現代物以外の古典作品を読んでみたい、という方にはお奨めします。

 ところで、この記事を書くにあたって、作者のアレクサンドル・デュマ・フィスについて少し調べてみました。父親と名前が同じなので、区別するために息子という意味のFilsを付けて呼ばれるこの著者、実はちょっと複雑な生い立ちの方のようです。お父さんと隣人の間の私生児で、7歳で認知されるまで、孤児ということになっていたようです。作家名に仏語ウィキペディアをリンクしておきましたので、興味のある方はご覧下さい。

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6件のコメント

[C664]

大デュマ、小デュマとも言われてませんでしたっけ?
お父さんの俗物イメージ(私は、大好きですけど・・)とは違って、息子には繊細なイメージがあります。生い立ちのせいでしょうね。

[C666] 泣けますね

わたしも、昔読みました。たしかに読みやすいほうですが、今の学生さんにはかなりお勉強が必要かな、と思います。でも抜粋ならばね。。。
よければ、うちのサイトにも遊びに来てくださいね。

[C671] お気楽ママさんへ

 お父さんの方を大デュマ(フランス語はDUMASだけかDUMAS père)、息子の方を小デュマ、と区別していますが、普通デュマと言えば父のほうですよね。作品数が多いですし。私もデュマは好きです。ストーリーが細部まで面白いですよね。確かに俗物の父のわりに、息子は繊細ですね。この小説も繊細さが出ている気がします。

[C672] matmi48さんへ

 泣けますよね。メロドラマなんですけど、没入してしまうんです。今の学生さんには難しいんでしょうか。文体は読みやすいと思いますが、何しろ19世紀の話ですから、雰囲気が現代の若者とは違うかもしれませんね。。とにかくロマンチックでよろよろしていますから、最近のクールな雰囲気に慣れていると入り込みにくいこともあるかもしれません。でも歴史は繰り返すって言いますから、また感情に走るのがはやる時代もめぐって来るのではないでしょうか。
 抜粋で読むという手もありますね。別に最初から最後まで読まないといけない、という決まりはないですし。
 また寄らせていただきますね。

[C786] 邦訳は、読みました。

私もちょうど小学生の6年生のとき読みました。こちらが、息子さんの方だったんですね。確か、冒頭にピアノを弾いている場面がありませんでしたか?その曲を家で練習した記憶がありますが、違う作品だったかな?作中に出てきた梅毒という言葉の意味がわからなくて・・。これも、違うお話かな?仏訳、読んでみたいです。

[C790] rosemaryroseさんへ

 あ、冒頭にそんな場面がありましたか?ちょっと記憶にないんですが。
 原文のフランス語は本文でも書いたように、19世紀のものなのに、意外に読みやすいんです。日本なら19世紀というと江戸後期や明治時代ですから、そのころの文学作品って現代人からすると気軽に読めない期がするのですが、フランス語は言語の変遷が遅いのでしょうか。19世紀が比較的近く感じられます。不思議ですね。

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プロフィール

Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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