先日、奈々を幼稚園に送っていくと、幼稚園の入り口のドアにこんな貼り紙がありました。
えー、また!?貼り紙の意味は
「お子さんの頭を確認してください。不幸にも学校にシラミが戻ってきています。」
この「戻ってきた」というところが問題なのですが、度々来るんです。
シラミというものが戦時中いて薬を撒いていた、という話は日本で聞いていましたが、そんなものが今も、しかも身近にいるなんて・・・。
シラミとの出会い(?)は長女のえが小学校低学年だったころ。学校の貼り紙でシラミのことを見ましたが、うちは毎日シャンプーしていますし関係ないと思っていました。のえが頭を痒がっていたので、一応頭を見ましたが、シラミなんていません。(シラミがどういうものかも知らなかったんです。)シャンプーが合わなくてアレルギーかしら、と思ってシャンプーを変えてみたり、汗で痒いのかと思ってしっかり洗ったりしていましたが、効果がないまま日が経っていきました。
そしてある日、長女の髪に白く光る小さなものがくっついていることに気がつきました。シラミという名前から、なんとなく白いものを想像していたので、もしかしてシラミかしら?とすぐ思いました。そこで薬局へ行き、相談しました。子供の髪にごく小さいしずく形のものがくっついているんですが、もしかしてシラミなんでしょうか、と聞いた私に薬局の店員さんはただちに、それはシラミの卵だと教えてくれました。「毎日シャンプーしているのになぜ??」とうろたえる私に「シラミと清潔さは関係ありません。清潔な頭にも来ますし、普通のシャンプーでは取れません。」
えー!!大ショックでした。
やっとシラミがいなくなったと思ったら、休暇明けに学校へ行くとまた来ていた、ということもありました。他のお母さんとも、どの薬が効くとか話し合っていたんですよ。のえから、クラスに一人常にシラミがいるのに何も薬をつけていない子がいる、と聞いたときは「その子とはあまり遊ばないで。」と言ってしまいました。そんな話を他のお母さんとしていると、それで仲間はずれになったりいじめられるケースもあり、学校で問題になる、という話も聞きました。確かに、シラミがいるからと言っていじめるのは可哀想ですが、かといって、何の駆除もしていない家庭の子と一緒にいては、こちらの毎日の努力が水の泡です。仕方なく、毎日シラミを追い払うスプレーをして学校に通っていました。
その後リヨンに引っ越してきてシラミとは縁を切ったと思っていたのですが、リヨンにも生息してるんです。前にチッチのクラスで出て、1ヶ月近く駆除の努力をしました。あー、またかー。どうしてシラミがいるのに平気で何の薬も付けない人がいるんでしょう。
シラミがいるからと言って不潔ということはなく、何の病気の原因になるわけでもなく危険はない、どこの学校にもいますよ、と言われたことがありますが、本当にここは先進国なんでしょうか。そういう心構えだから、余計に駆除できないのではないでしょうか。そんなのんきなこと言ってないで、絶滅のための努力をせよ、と言いたいです。
ちなみにシラミはフランス語でpou 、複数形にXを使う数少ない単語の一つです。だからシラミの複数はpoux 、シラミの卵はlente(女性名詞)と言います。
Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。
でも、長男がもらってきたときには正直ビックリしました。昭和40年代の地方都市でもシラミ付けてる子なんて余りいませんでしたからね。