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フランス語の絵本

  奈々が選んだ絵本の紹介を続けます。今回はLe loup est revenu!(オオカミが戻ってきた!)という本です。

         le loup est revenu

  作者はGeoffroy de Pennartです。実はこの人の本は他にも気に入っているものがあるので、また別の機会に紹介したいと思います。

 なかなかユニークな内容のお話で、絵もユーモラスです。Monsieur Lapin(うさぎ)がLe loup est revenu!(オオカミが戻ってきた!)という新聞記事を見つけ驚いているところからお話は始まります。そして誰かがドアを叩く音がするので、オオカミかと思ったら、3匹の子豚でした。彼らも新聞記事を読んで怖がっています。それから7匹の子やぎを連れたヤギのお母さんも新聞記事を読んで怖くなってやってきました。次に来たのは子羊。その次に来たのはPierre。これは「ピーターとオオカミ」のお話のピーターです。フランスではピーターではなくてピエールなんです。そして赤頭巾ちゃんもやって来ます。そして大勢でにぎやかに食事の準備をしていると、また誰かがドアを叩きます。「もう誰もいないはずだけど。」とつぶやくうさぎ。そして現れたのはオオカミでした。絵のオオカミは蝶ネクタイまでしてなかなかお洒落をしています。ところが全員でオオカミに飛び掛り、倒した後、オオカミに「優しくして怖いオオカミのお話をしてくれるなら夕食に招待する。」と言い渡し、オオカミは夕食の席に加わることとなりました。そう、オオカミが戻って来たのです。

 オオカミが出てくる有名なお話の登場人物(?)がつぎつぎと出てきて、次は赤頭巾かな、とか予想しながら読みましたが、赤頭巾もちゃんと出てきたので満足しました。絵も楽しく、内容も愉快で、子供と一緒に気に入りました。

 奈々はオオカミを怖がって、家の裏にある森にオオカミがいるか、と時々聞きます。ちょっと怖いけど、でも興味がある存在がオオカミなんですね。オオカミの出てくる本が好きなようです。

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2件のコメント

[C558] 楽しい絵本ですね!

前回の記事にある絵本も含めて、とっても読んでみたくなりました。
色々な物語の中でさんざん悪役を演じてきたオオカミが、一緒に夕食をとるなんて、作家さんの発想がすごいな、と思います。でも、「怖いオオカミの話をする」のが条件というあたり、登場人物たちにとっても、「ちょっと怖いけど、興味のある存在」って感じで面白いですね。

[C559] blminiさんへ

 怖いオオカミをお話では求めるけど、現実にはそばに居て欲しくない、という動物たちの複雑な感情を突いていますよね。嫌われ恐れられていたオオカミが案外、話の分かる人物だった、というところも面白いと思います。

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Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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