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雪の中の散歩

  またスキー場の話題に戻りますが、今日はスキーではありません。雪の中の散歩の話です。

       ラケット散歩

  OrcièreOffice de Tourisme(観光案内所)に山岳ガイド(Guide de montagnes)の窓口があり、raquettes(かんじきのようなもの)を履いて歩くツアーに申し込むことができます。テニスなどのラケットと同じ名で呼ばれる「かんじき」は、昔は木製でテニスのラケットによく似た形をしていたので、この名がついたようですが、現代のラケットはこんな感じです。


              ラケット

  スキーをレンタルしているお店でラケットもレンタルできます。私は右の靴と合わせて1日7ユーロでレンタルしました。これを履いて、スキーのストックを持ちます。

 実は前から興味があったラケットでのハイキングですが、歩くのに適したコースが分からず、出来ずにいました。今回、スキーに出かけるに当たって、機会があればラケットをやってみよう、と思っていました。そこで山岳ガイドの案内する「chamois(かもしか)を見に行くツアー」というのに参加することにしました。

 でもラケットというものを使ったことがなかったので私にも出来るか、山を見知らぬ人と共にグループで歩くわけですから、体力的についていけるか、とか少し心配もしました。申し込みの前にガイドさんに聞いてみると、普通に歩ける人なら問題ない、全然ハードなコースじゃないし、ペースは様子を見ながら決めるし休憩も多い、と言われました。

 またのえは去年の冬に友達の家族と山に出かけていたときにラケットでハイキングをした経験があるので、どんなものか聞いてみました。「結構おもしろいよ。」と言った後、普通に歩けばいいだけなので別に難しくない、と説明してくれました。それでのえを誘って二人でハイキングに参加することにして申し込みに行きました。

 chamoisがハイキングの目玉ですが、自然観察が全体のテーマでした。参加者は20人ぐらいでガイドさんが二人居たので、二つのグループに分かれてあるきました。木や地形の説明もありましたが、冬季の動物の生態の話が多く興味深かったです。

 野生動物の足跡がたくさんあり、どの動物なのか教えてもらいました。次の写真はキツネの足跡です。

                足跡1

  このようにほぼ一直線になるのがキツネの足跡の特徴なのだそうです。速足になるときは尻尾を左右に振るので足跡は一直線ではなくなるそうで、この写真の手前の方は速足だったのではないかと思います。


             足跡2

  クッキーに見せよう、と言ってのえがウサギの足跡の写真をたくさん撮ったのですが、雪の上の写真って難しいですね。上手く写っているのはこれぐらいだったのですが、上の写真を見るとはっきりウサギの足跡とは分かり難いです。ハイキング中に教わったことによると、ウサギの足跡は大きくて深い足跡が並んで二つというのと並ばずに前後になって開いている小さい足跡が交互に続きます。

 他にもリスやシカの足跡を見ました。そして動物のふんから食べている物の説明もありました。

 ここまでは全て平地で雪の中を歩くのですが、全然難しくありませんでした。ラケットというのは本当に便利ですね。

 それから少し斜面を登ってカモシカを見に行きました。


         chamois

  肉眼で見えた人もいましたが、私は見つからず、ガイドさんがいくつもリュックに持ってきていて貸してくれた双眼鏡でも上手く見えませんでした。ガイドさんは大きな望遠鏡も持ってきていて、すぐカモシカを見つけて望遠鏡を固定して見せてくれました。親子も含めて何頭もいて、歩き回っていました。上の写真は、のえが試しにカメラのレンズを望遠鏡にくっつけて取ったものです。ちょっと見え難いですね。

 自然観察の後はPrapic(プラピック)という村まで歩き、村内を少し歩きました。

          plapic

  この小さな村には実は夏に来たことがあるのですが、随分違った感じでした。夏より住んでいる人がずっと少ないようで閑散としていました。ガイドさんによると冬季の人口は10人以下で、夏はここで観光客相手にレストランなどをやっている人も冬場はスキー場の方に移りお店などを経営している、と話していました。

              plapic 2

  Prapicの教会です。かわいいですね。雪の中に静かに立っていて風情がありました。

 雪の中、動物の足跡や飛ぶ鳥などを観察しながらのえとおしゃべりしたり、ガイドさんの説明を聞いたりして、スキーとは違う楽しみを味わいました。

 ラケットは聞いていた通り、何の技術も要らずすぐ歩けましたし、長靴なら埋まってしまうような深い雪の上を簡単に歩けて、楽しかったです。来年のスキー旅行の折にもぜひ、このような機会を設けたいものです。
 ツアー参加費は一人18ユーロ、私たちは宿泊先の関係で割り引きがあり、一人16ユーロでした。





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2件のコメント

[C532]

ラケットっていううんですね、フランス語では。
カナダでも、先日子供たちが初挑戦しましたよ!スノーシューって言ってました。
まさに『かんじき』ですが、子供らが体験したのは、プラスティック製っぽくて、本当にラケットの形でした!
クロスカントリーとはまた違う楽しみなんでしょうねえ。雪の上を歩く、どんな感触なんだろう。

[C533] とくだいままさんへ

 スノーシュー、なるほど格好いい呼び名ですね。
 そう、私が使ったのもプラスチック製で下に金属の歯のようなものが付いていました。

 クロスカントリーのように滑らないので下り坂も歩いて降りますから、本当に徒歩の感触です。慣れないと歩き難いものかと思っていましたが、全然そんなことはありませんでした。誰でも出来る、と言われるはずです。
 柔らかいところを歩くと雪がきしむ音がします。長靴で歩く感覚とそんなに変わりません。でも足が雪に埋まらないので雪が深いところでも平気で歩けます。ただ後ずさりすると転ぶようです。娘が2回ころびました。立っていて転んだので別に痛くなかったようですが。スキーとは違いスピードがありませんから転んでも大したことはないですね。
 楽しかったですよ。お奨めです。

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Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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