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今週の意味調べ

 元旦にふと思いついたことです。


 フランス語を読んでいても辞書で意味を調べることをしなくなって10年以上になります。最近は速読、多読が流行でいちいち調べることは奨励されていないようですが、やはりきちんと調べて納得することも必要だと常々思っていました。でもなかなか面倒で出来ませんよね。読書中に引くのは読書のリズムを壊しますし、勉強のために読んでいるわけでもないですし。


 そこで考えたのは、チッチにプレゼントした

L'Encyclopédie Hachetteという家庭向けの百科辞典を読んで、知らない単語を調べるというもの。百科辞典ですから広範囲の知識、つまりボキャブラリーをカバーしており、私の関心のない分野(つまり知らない分野)も扱っています。

 百科事典と言っても専門的なものではなく、家庭向けなので一般的な語彙に留まっており、知らない単語は案外少ないのです。たくさんありすぎるとやる気を失くしますが、無理のない量のように思えました。ほとんどの項目は1ページで、写真や図版が多く、1ページのテキスト量はそれほどでもありません。そこで1日1ページを読んで意味調べをして1週間まとめてブログに載せようと思います。

 ほそぼそと長く続けてこそ意味が出てくる企画ですので、少しずつやって行きたいと思います。毎日1ページやっても百科辞典を読み終えるのに2年ぐらいかかります。実際には毎日出来ないと思いますからもっとかかるかもしれません。

 始めは好きなところからやろうかと思いましたが、どこを読むか迷ったり、前にやったか思い出せなくて時間を無駄にしそうですから、馬鹿正直に最初から順にやることにしました。

当然Aから始まります。
最初は

Abeilles et Guêpes p .12  タイトル項目は青字で書きますね。

Œuf → larve → nymphe → abeille という成長過程でnymphe、妖精のことですが、ここではどうもさなぎのようです。でも私の知っている「さなぎ」という言葉はchrysalideなんですけど。そこで調べてみました。そうしたらchrysalideは蝶や蛾などの鱗し類のさなぎを指すらしいです。

それからbutinという言葉。これは海賊の戦利品や泥棒の盗んだもののことを指す言葉ですが、ここでは蜂が見つけた食べ物のことを指し « butin »とguillemetsを付けて書いてありました。

Aborigènes p.13

Brousse   これはアフリカにもあるものでサバンナのようなもののことだ、と漠然と思っていた単語です。でもサバンナはsavaneという別の言葉があり、実は何かよくわかっていないので、ここで出たのを機会に調べてみました。「熱帯の小潅木地帯」とありました。サバンナは草のはずですから、やはり少し違いますね。

Mélopée 朗吟歌(単調でのろい)

Revendication  要求、これはテロの前にテロリストが脅しを発表しますが、そのテロリストの要求を指すときに使われるのでニュースでよく耳にする言葉です。ここではrevendication de leur terreとして使われており、アボリジニーの祖先の土地を返還するよう国に対して行われた要求のことでした。

Aéroports p.14  特になし、まあそういうこともあります。

L’Afrique (faune et flore) p.15

 この項は知らない単語がいろいろありました。

Gnou これを書いていたときにのえがそばにいて、こんな会話をしました。
「お母さん、グヌー知らないの?」 (あとから考えたらニューかもしれない、と入力している私の横でのえが言っています。)
「サルだったっけ?」
「サルじゃない。」
「あ、じゃあ牛みたいなのじゃない?」
「そう。」
「日本語で何て言うの?」
「知らない。」
で調べてみたんですが、「ヌー、ウマカモシカ(アフリカ産の大カモシカ)」と書いてあり、よく分かりませんが、牛じゃないみたいです。
Euphorbe 読んでいて植物だということは分かったのですが、知らないので辞書で見たら「灯台草」、結局わかりませんね。

Crotale ガラガラヘビ  ガラガラ蛇はserpent à sonnettesと記憶していたのですが、これは知らなかった。

Rêche  ざらざらした  キリンのしっぽの説明に出てきました。

Raréfier  少なくなる  形容詞 rare+ 接尾辞fierなので意味はすぐわかりましたが見たことがない単語だったので一応入れておきます。

Se vautrer ころげまわる  カバが泥の中をころげまわる、という説明で使われていました。

 ここからはうちにある仏和、仏仏では見つからずいろいろ探しました。

Scinque  オンライン辞書でもなくググッたら出てきました。とかげの一種みたいです。詳しくはこちら

Pangolin これは訳語は見つかりませんでしたが、百科辞典のページに写真が載っています。アルマジロのような動物でうろこがあり、危険な時は丸くなって自分を守ります。アリを食べます。

Dipneuste  読んでいて魚名だとは思いました。オンライン辞典で次のような説明がありました。

  Poisson d'eau douce, à branchies et poumons, qui appartient à une sous-classe des « ostéichtyens ».
  Les dipneustes sont des poissons d'un ordre qui possède deux modes de respiration : branchiale et pulmonaire.

Cichlidé  これも読んでいて魚だと分かりましたがどんな魚なのか調べてみました。ファンサイトがありマニアが多いみたいです。きれいな熱帯魚でした。

 以上が今週分。出来れば毎週その週の分をまとめてアップできたらと思います。



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11件のコメント

[C520] 敬服します

アメリーノトンと会話を交わすほど、フランス語に熟練なさっているまゆのさんが、地道に辞書をひくという企画、それも長期間に渡る企画、素晴らしいです。
いつも愛読者です。
お仕事を始められてお忙しい中、稚拙なブログにコメントをいただき、ありがとうございました。日本語の先生ですか?

[C521]

いろいろな外国語に興味があっても、この地道な努力に欠けるところが、分かれ目なんですね。

[C522] 全滅です

面白い企画が始まりましたね。
初回は見事に知らない単語ばかりでした。大変です。
L'Encyclopédie Hachetteというその本にも興味があります。絵入り事典のようなものでしょうか。日本で出ているイラスト単語集などを見ると、案外名詞を知らないことに気づかされて焦ります。動植物の名前、食べ物の名前、「家具」という単語は知っていてもそれぞれの名称はわからなかったり....。
絵がたくさんある事典があったら便利そうだなと思っていました。

日本で手に入れやすいのはLe Petit Larousse Illustréです。Amazonで中身を見ると迫力ある誌面ですが、本屋さんでは高額なためかビニールでパックされていて内容の確認ができません。あんな風にどのページにも絵が満載なら欲しいところです。

ところで今日は第一日曜日、épiphanieではありませんか。
ガレット・デ・ロワを召し上がりましたか。
  • 2008-01-06
  • すい
  • URL
  • 編集

[C523] Grapy さんへ

 丁寧に拙ブログを読んでくださっているんですね。ありがとうございます。

 長く続けないと意味がない企画なので何かの理由で出来ない期間があっても復活して続けていければ、と思っています。

 接続法の勉強ノートも終わってないんですが、あれは入力が大変なので暇がある時でないとアップできないんです。(別にやめたわけではないんですが。)この企画は入力が簡単なので続けていけるかな、と思っています。

 調べても覚えられるかが問題ですが、何もやらないよりはずっといいですよね。

[C524] すいさんへ

 Le Petit Larousse Illustréも持っていますが、この百科事典はあれとは全く違います。Le Petit Larousse Illustréは普通の辞典より図版や写真が多めでそれらがカラーだというだけです。固有名詞を扱っているので百科事典的な要素がありますが、体裁はまさに辞書のそれです。

 L'Encyclopédie Hachetteはぱっと開くと写真や絵図の間にテキストがある感じで「知の再発見双書」(実は日本語版の中身みたことがないんですが、フランス語版と同じ感じだと想像しています。)に似ていなくもなくもないのですが、もっと図が多くて大きく、字も大きく(本自体が大きいということもありますが。)テキストも短めです。はっきり子供向けとは明記していませんが、チッチが読めますので文章は簡潔で平易です。語彙的には一般日常語彙から大きく逸脱しているはずはないですから、この辺りの語彙を押さえておけばよい、というレベルだと思いますし、説明なので文学的ではなく意味も掴みやすいです。百科事典ですから知的な語彙ではありますが、学術的になりすぎていないところが今回の企画にぴったりだと思っています。
 1ページ一項目ですから絵本っぽい感じもありますね。一項目ずつ扱っていきますから、今回のAéroportsのように調べる単語がない項もあるとは思いますが、項目名だけは載せるつもりでいます。アルファベット順でなかなかAから脱出できませんが少しずつどんな本なのか見えてくるかもしれませんよ。 

[C527]

すっごい企画が始まりましたね〜。
眺めてるだけでも、雰囲気が伝わってくるので、楽しみにしてます♪
(自分で学ばないくせ、その気になるという不出来者ゆえ・・・)
P国にはK2というヒマラヤ山脈があり、確か世界第二の高さを誇ってたはずです。
世界中の登山家が目指す山ですよ。
スキー場もあるそうですが、そちらの方はあまり有名ではないのでしょうね。^^;

[C528]

すばらしい企画!こつこつだなんて本当の尊敬です!
この企画に乗って、私もちょっとお勉強させていただこうかと思ったんですが、
やっぱり難しいですねえ^^;私はやっぱり英語からだ!

でも、この企画、楽しみにしております。
なんと言っても来年から、長女はフランス語が入ってくるので。

[C530] お気楽ママさんへ

 三日坊主で終わっては意味がないので、無理をせず続ける、というつもりでいます。だから時間があっても1日一ページ以上やらない、という慎重さです。

 ただの単語リストじゃなくて読み物になるように、とも思っています。
 K2は空から見たことがあります。飛行機で上空を通ったときに機長から放送が入りました。そのときに世界で2番目に高い山、との解説も入り、たまたま隣にいたドイツ人の青年と必死で見た思い出があります。フランクフルトからP国の首都まで行く便に乗っていたんです。
 あのひらひらの民族衣装でスキーは無理そうですから女性のスキーヤーは少ないのかもしれませんね。

[C531] とくだいままさんへ

 勉強にはならないかもしれませんが、本の雰囲気や我が家の雰囲気が同時に伝わるものになれば、と思っています。
 フランス語と英語って知的語彙が似てますから学習中、相互援助が可能です。つまりどちらかで覚えていればもう一つの言語でも見当がつきます。
 お嬢さんへ来年からフランス語が始めるのですか。うちは来年からドイツ語を取ることになっています。

[C950] 訳語

訳語を示します。

fr: scinque
en: skink
ja: スキンク科(知りませんでしたが、ニホントカゲが属する科です)

fr: pangolin
en: pangolin
ja: センザンコウ

fr: dipneuste
en: lungfish
ja: 肺魚(ハイギョ)

fr: cichlide
en: cichlid
ja: シクリッド(知りませんでしたが、ティラピア、エンゼルフィッシュが属する科です)

[C952] tsさんへ

訳語、ありがとうございます。肺魚は聞いたことがありますが、他は聞いたことがない言葉ばかりです。

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プロフィール

Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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