日本にいたときは、元旦は晴れ晴れした希望に満ちた雰囲気、あるいは厳かな雰囲気があった気がするんですが、フランスでは1月1日は2月1日と大して変わりがないような・・・。というか、どうもだらけた雰囲気が漂っているんです。
クリスマスのための飾りは1月6日のエピファニーというお祭りまでは残します(下手をすると2月始めまで残っている所もあります。)から元旦もサンタクロースとかトナカイとかクリスマスツリーなどがあるわけです。
日本なら12月26日にはこういうものは全て姿を消し、門松とかしめ縄になると思うんですよね。
このサンタクロースを見ながらの元旦がまず、私としては怠惰な印象を受けます。(フランス人にとっては普通のことでしょうが。)
日本だと元旦に年賀状が束になって届いていて、「今年もよろしく」とか書いてあるわけですが、こちらでもカードを送りあう習慣はあります。決まり文句もあります。
Meilleur Voeux カタカナ表記がしにくい発音ですが敢えて「メイヤーヴー」(かなり苦しい)最上の祈願、というような意味です。
Bonne Année つなげて「ボンナンネ」と発音。文字通り「良い年」という意味。
こういう言葉が印刷されたカードも売っています。しかし日本との大きな違いは、こういうカードは元旦に届かないといけない、ということもなく、だいたい元旦は祝日で郵便局は働きませんから元旦には配達はありません。新年のカードはクリスマスカードも兼ねていることもあるので、12月10日ぐらいからパラパラと届き始め、2月の始めぐらいまで続きます。日本の官製はがきによる年賀状は11月ぐらいから取り扱いが始まり元旦に配達するわけですが、海外はサービス対象外(当然ですね。)のようで、11月末ごろに早々と日本から年賀状が届いたりもします。
元旦に一斉に届くってすごいことだと日本を離れて初めて気が付いたんですが、あの年賀状の束を見て過ごすひと時も、いかにも年の始まり、という感じですよね。ところが、こちらではバラバラにくるので気分が盛り上がりません。
しかもですねー、大晦日の夜は真夜中にカウントダウンがあってキスをしあったりするので、夜更かしをしています。うちは近年は子供が小さいので家で過ごし、子供は9時半ごろに寝てしまうので、夫と二人でTVのカウントダウンを見て寝る、という感じですが、友人同士で集まり、飲んだり騒いだり踊ったり、というのが大晦日から新年の間の過ごし方の典型です。深夜までパーティーをやっていますから、元旦の朝は昼ぐらいまで寝ている、というのがよくあるパターンです。元旦の特別な食事なども特に決まっておらず、普通の食事やクリスマスの余りのワインやシャンペン・・・。
ね、どうも新年らしい晴れがましさが欠けているんですよ。
テレビ番組も日本なら、年末に総集編があったり、各界の人がメディアで今年の抱負などを語ったりしますが、そういうムードもあまりありません。12月31日の夜8時に5分程度、大統領による挨拶が毎年あります。昨日ニコラ・サルコジーがやっていました。その内容も政治的な内容に触れているので、ただただおめでたい、という感じではありません。
こんなわけで、私自身、新年の抱負について考えたりする習慣を失っていました。休暇から帰ってきて久しぶりに他の方のブログを見たら、皆さん、今年の抱負とか去年の反省とか、新年らしい挨拶などを載せていらして、ちょっと焦りました。気が付かずに普通どおりにスキーの記事をアップするところでしたよ。
それじゃだめだろ、というわけで新年の挨拶をするつもりでしたが、なんとも歯切れが悪い、これじゃ挨拶になっていませんね。
ともあれ、
Je vous souhaite une très bonne année!
今年もどうぞよろしくお願いします。
Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。
今年もよろしくお願いいたします。
去年は無事フランス帰還を成し遂げた我が家の、今年の抱負は、目指せリヨン!です。ラヴァルも結構いいですけどね。
と言う訳で、ブログ上だけでなく、生でお目にかかれることを祈って・・・
リヨンに夫の仕事があったら教えてくださーい。