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スキー場でのクリスマス

     我が家はスキーは2年ぶりで、スキー場でクリスマスを迎えるのは初めてでした。家族で集まるクリスマスの時期をスキー場で過ごすことにしたので、義母も一緒に滞在しました。義母はスキーはしませんが、山は空気がいいですし、気分転換も兼ねて、クリスマスを一緒に過ごそう、ということになったのです。おじいさん、おばあさんもいる三世代家族を多くみかけましたから、クリスマスをみんなで過ごすことを重視する家庭が多いのですね。

 さて、スキー場のクリスマスをどうするかですが、ツリーなどは持って行きにくいので、たまたま見つけた窓に貼る飾りを買って持って行きました。 簡単に貼れるものなので、子供にも手伝ってもらってこんな風に居間の窓に貼りました。

                                   窓の飾り

 10ユーロぐらいのセットで、シールではなくてジェルで出来ていて柔らかく、平面に押し付けるとくっつきます。跡を残さずはずせますので、帰るときにはがして持って帰ってきました。簡単なものですが、少しはクリスマスのムード作りに役立ったように思います。

 12月24日のクリスマスイヴの夜にはMesse de minuitというミサがあります。直訳すれば「深夜のミサ」で25日のキリストの誕生を祝うミサなのですが、遅い時間にやるのは大変なのか、実際には夜8時とか9時に始まることが多いです。

 私はクリスチャンではありませんが、夫と長女は洗礼を受けており、長男も教会の学校に通っています。義母は毎週日曜日にミサへ行くのを習慣にしていますが、うちは普段は行かず、クリスマスのミサだけ行く、という感じです。私も付き合いでミサに参列しているので、ほぼ毎年クリスマスだけはミサに出ています。

 見知らぬ山中の村にあっても、クリスマスのミサは欠かさずに行きました。普段通っている教会でなくても自由に参列できますから、義母が観光案内所にミサの時間を聞きに行きました。8時半から始まるので、それに合わせて腹ごしらえをして出かけました。クリスマスのミサは普通のミサより長いので、帰りは10時頃になるので、奈々はお昼寝をさせ、子供たちはお風呂も済ませていました。

 Orcièresの村の教会はスキー場の在る標高1850mのところではなく、村の中心部の標高1450mぐらいのところにありました。

                 教会
  

 暗くて寒い夜、見知らぬ村で教会を探して、凍った坂道を足元に気をつけながら歩きました。村の教会はこんな感じです。古い教会でこじんまりとしていました。

 中へ入ると、村人以外にスキーウェアーの観光客が大勢いて、満員で座るところはありませんでした。子供は前に席が用意してあったので、そちらへ行き、義母も席を譲ってくださった方がいて、なんとか着席出来ましたが、私と夫は後ろのほうで立っていました。

  特別豪華な装飾のある教会ではありませんでしたが、品のいい内装でした。特に祭壇の上の丸天井の装飾がかわいらしくて気に入ったので、ミサが終わったあと、写真を撮りました。これです。

  モザイクではなくフレスコ画のような感じでした。優しい色使いがきれいです。          

                教会内部
 

  クリスマスのミサは特別に準備されていることが多いので、ろうそくを持った子供が列になって入場するとか、ミサ曲がいろいろな楽器で演奏されたり、子供たちが作った壁画が飾ってあったり、ロックのようなリズムの聖歌があったり、一味違った趣向があることがほとんどです。

 ところがこの教会では、そういう奇を衒うようなことは全くなく、ごく普通のミサと同じ調子で淡々としていました。でも歌や読まれる聖書の部分はクリスマスのものでした。 スキー客で混雑していない時は人口の少ない小さな村でしょうから、大掛かりな飾りを用意するほどの人がいないのかもしれませんし、子供の数も少ないのかもしれません。でも、そんな地味さがかえって風情があって暖かい感じがしました。

 唯一、この日の特別な趣向らしかったのは、quête(募金)の間に男の人のギターの弾き語りの演奏があったことです。歌の内容はもちろん宗教的な内容でしたが、メロディーや歌い方は普通のものでした。このように、ほんの少し普段と違うお祭り的なところがあっても、やりすぎていず、上品なミサでした。

 教会に入ったとき、人が多くてよく見えませんでしたが、クリスマスのための特別な飾り幕や照明、装飾の類が見当たらなかったので、もしかしてクレッシュもないのかしら、と思いましたが、やっぱりクレッシュはありました。(クレッシュについてのもう一つの記事はこちら。)そこで子供たちと見に行きました。

 
           教会のクレッシュ

  一般的なクレッシュで、人物が20cmぐらいで教会にしては小ぶりでしょうか。教会自体がこじんまりしていたので、クレッシュもこじんまりしています。明るい色使いが南仏らしい感じがします。

 近寄るとこんな感じ。


           クレッシュ拡大図
 

  真夜中のミサのあとだったので、実際は24日でしたが、25日になっているという設定なので赤ちゃんのキリストがいます。素焼きのキリストが素朴でいいですね。

 クレッシュが出口の近くにあったので、クレッシュを見てすぐ寒い外に出ました。「なかなかいいミサだったわね。」と言った義母に、チッチがすかさず賛同していました。豪奢な飾りが在るわけでもなく、凝った趣向があるわけでもありませんでしたが、素朴で暖かいミサで良かったと私も思いました。

 


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3件のコメント

[C505]

まゆのさん、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
素敵な休暇をお過ごしでしたね。うちも、明日からスキーに出かけることにしました。大人は雪山で飲んだくれるだけ・・・なのですが。
相変わらず、動詞活用を覚えきれておりませんが、今年こそは!と鼻息だけ荒げております。
まゆのさんにとって、よい1年になりますよう!
  • 2008-01-01
  • はちゃぷ
  • URL
  • 編集

[C506] お帰りなさいませ!

 とても素敵なクリスマスを楽しまれた様子が伝わってきて、うっとりしています。
年末年始他の祝い事というのは、ありきたりで素朴なものこそ良いのではないかしら、と私も年越しの支度をしていてしみじみ感じました。

 昨年は、フランスの文化について様々な事を学ばせていただきました、ありがとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。(深々)

 ところで、フランスには「良いお年を」とか「あけましておめでとう!」みたいなフレーズってあるんでしょうか?それともクリスマスだけ?(早速ですが……)
  • 2008-01-01
  • カメ吉
  • URL
  • 編集

[C507] コメントありがとうございます

*はちゃぶさんへ
 
 おめでとうございます。こちらこそよろしくお願いします。
 雪山は空気もいいですし、スキーがなくても気分がいいですよね。休養になると思います。
 動詞の活用、応援しています。規則動詞はともかかく不規則動詞が多くて困るんですよね。よく見るものから撃破して行ってください。(ついついボキャブラリーが攻撃的になってしまいます。すみません。)

*カメ吉さんへ

 本当に、おっしゃる通りですね。いろんな付加価値や個性を求める世の中、普通のものの良さを見た思いでした。

 こちらこそよろしくお願いします。カメ吉さんの鋭い分析、ご意見など今年も楽しみにしています。

 新年の挨拶については新記事に載せました。カメ吉さんのコメントがなければ新年なんて無視しそうな感じでしたので、ありがとうございます。無礼なブログにならずにすみました・・・。

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プロフィール

Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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