さて、これは何でしょう?
木製の直径3cmほどの箱で、上にねずみの飾りが付いています。実はこれは抜けた歯を入れる箱なんです。
フランスでは、抜けた歯を枕元に置いて寝ると、ねずみが歯を持って行き、代わりにお金を置いていく、と言われています。だからこれは、枕元に歯を置くときに使います。これに歯を入れて置いておくと、翌朝、硬貨が入っているわけです。
のえが6歳で初めて歯が抜けたときは、歯の相場に悩みましたが、うちでは50サンチームか1ユーロか2ユーロを置くことになっています。そのとき手元にある硬貨によって価格が変動します。
のえは抜けた歯をしまっておきたかったらしく、ねずみが持って行ってしまい手元に残らないのでがっかりしていたこともあります。クラスの子が歯を持って逃げていくねずみのしっぽを見たと言っていたそうですし、誰それの家のねずみは50ユーロ置いて行ったんだって、お金持ちだねー、と言っていたこともあり、6歳ぐらいだとねずみは学校で話題になっていたようです。(50ユーロは大金過ぎますし、お札を置いていくのも変ですから、50サンチームの間違いだと思います。)
チッチはもう8歳ですからねずみの話は信じていないと思いますが、それでもこの箱に歯を入れて枕元に置いています。今ちょうど前歯が抜けているのですが、抜け落ちた乳歯はこれで3本目。(8歳で3本ってちょっと少ないんじゃないでしょうか。)
この3本目が抜けた日、私は手元に小銭が全くなく、夫に聞こうと思っているうちに忘れてしまいました。
翌朝、起きてきたチッチは
「ねえ、ねずみ来なかったよ。」
と言いました。
「あれ、本当?忙しかったのかなー。じゃ、あとで電話で頼んでおくから。」
と答えました。でもまたその夜も小銭が無くて忘れてしまったのです。
翌朝、チッチがまた言います。
「ねえ、ねずみに電話してくれた?」
「あ、ごめん、忘れてたー。」
「もー、忘れないでよー。」
「うん。今日は絶対電話するよ。」
さすがに3日目は忘れませんでした。でも、翌朝、起きてきたチッチは何も言いません。ねずみが来てよかったとか言わないのかなー、と思いはしましたが、登校前の慌しさで聞きそびれ、あとでチッチの部屋を見たら、箱の中の硬貨は置きっぱなしで、今度はチッチが忘れているんです。
その後反応がないまま2日ぐらい過ぎてしまい、思い出した折にねずみが来たかどうか聞きました。
「うん、来たよ。」
「いつ来たの。」
「うーん、昨日かなー。」
チッチはねずみには関心が薄いみたいですね。私が忘れているうちに関心が薄れたのかも、とちょっと気になったりもしました。
乳歯は全部で20本あるそうですから、あと17本、残っています。ねずみの活躍はまだまだ続きますね。
チッチは今日、船の合宿を終えて元気に帰って来ました。もういろいろと合宿の話を聞きましたが、まだ話はあると思うので、もっといろいろ聞いたあと、まとめて合宿について書くつもりです。
Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。
ねずみは「運び屋」さんですものね。
うちでも、「乳歯入れ」あります。そうですか、20本もあるのですね?10歳の長女も未だ10本も抜けていないので、少々心配ですが・・・。
そうそう、来年の干支は「ねずみ」です!