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のえの英語 --- フランスの中学生の英語力

    先日12歳の長女、のえが、学校の音楽の時間に歌っている歌、というのを歌ってくれました。

♪ シンコーックー、オーシンコックー、スメーイ〜ズコーミイ〜ン、シンコックー、

というような歌です。そこで

「それ何語?」

と聞きました。

「英語だよ。」

えー、それが??今までもハンガリー語の歌とかクレオールの歌とかがあり、今は日本語の歌もやっているそうなので、またそういうのかと思いましたよ。

 英語には聞こえなかったんですけどね。なんだか中世のようなメロディーだったので、

「もしかして昔の英語?」

と聞いたら楽譜を持ってきてくれました。作曲者は知らない人でしたが14世紀の人のようで、昔のメロディーなわけです。歌詞を見ると今の英語とさほど変わりなく、

Sing Cuckoo, oh sing Cuckoo  The summer is coming. Sing Cuckoo

でした。それがなぜ「♪深刻、申告〜」になるのか?

 発音が悪すぎるんじゃないのか?と思いながら、他に英語の歌を知っているか聞いてみるとソルフェージュでやったというビートルズの" Girl "という歌を歌ってくれました。私の知らない歌でしたが、今度は歌っているのを聞いていて意味が分かりました。ひどいと思った発音も、最悪ではないようです・・・。

 でも、もうすこし耳から英語をインプットするなりして、発音を良くした方がいいんじゃないかと思いました。

 別の時に学校の英語の授業の話になったので、

「なんだか発音がフランス人すぎるから、もう少し直したほうがいいんじゃないかなー。」

と言うと

「フランス人なんだからしょうがないでしょ。」

と言いました。それもそうなんですけどね。でも学校で音声教材も聞いているでしょうし、学校の教科書のCDもうちにあり、時々は聞いているようで、そういうものを一人で聞いていて意味が分かるのだそうです。

 うーん、自分の発音は今ひとつでも理解力はあるのかなー、と思いました。

 それに、下手な英語を案外平気で使います。ルフトハンザに乗ったとき、機内で英語で飲み物を注文していましたし、フランクフルトでの乗り換えのときに、空港のカフェで弟妹の飲み物やおやつを注文したのものえです。旅行中に出会ったイギリス人から話しかけられて、知っている限りの、でも変な英語で答え、それでも意味が通じていましたし、小学校の頃は学校で習ったばかりのit's〜というのを駆使して、英語で一緒に遊ぼう、と話しかけてきたイギリス人の子供相手に、以下のようなすごい英会話をしていました。

 

It's English?   (相手を指差して)

Yes.

It's Japanese and French.  (自分を指差して)

Oh!

こんなのでも通じるんですね。その後しばらく一緒に遊んでいました。普段がフランス語、日本語のバイリンガル生活なので、外国語を話すのに抵抗が少ないのかもしれません。

 今は大したレベルではないにしても、これからののえの英語教育をどうするのか、と思ったりしていたので、英語の読み物はどうかと思い、本人も興味があるというものですから、もう一ヶ月ほど前ですが、簡単な英語の読み物を与えました。 のえ自身がカタログにある英語の解説を読んで選んだ本です。

Alissa (Macmillan Readers) (こちらは画像がありません。)


The Leopard and the Lighthouse (Penguin Longman Penguin Readers)

  一冊1000語程度の短いお話で、文法的にはカタログのレベルごとの文法の欄を見せて、注文する前にのえに全部習ったか確認しました。苦労して長時間かかって読むかと思ったら、本人も驚くぐらいさっと読み終えてしまいました。(16ページしかないですし、1ページに数行ですからね。)お話は全部分かったそうです。

 さて、これからどうするかですが、SSS英語学習法というものがあることを知り、参考にしてみようかと思いました。最初は一番簡単なのを30冊読め、と書いてあり、経済的にも時間的にも大変そうで、この通りには出来ない、と思いました。でもよく見ると、読了にかかる時間によって読む冊数が違っており、のえは一冊読むのに測ってないけど15分は絶対にかかっていない、でも5分以下ってことはないと思う、と言っていたので、その場合はSSSのやり方に従うとあと8冊読めばいいことになります。それぐらいなら本を購入してもやっていけそう、と思い、またカタログを見せて好きな本を注文しました。今届くのを待っているところです。

 発音が悪い、と思ったので上のAlissaという本に付いているCDを活用してはどうか、と思いつきました。一緒にCDを聞きましたが、のえは本を見ながら聞いています。そこで

「本を見ないで聞いて分かるか試してみるのもいい。」

と教えました。するとのえは他にも

  • 何回もテキストを読んで文を覚える。
  • CDを聞いて繰り返して言ってみる。

というやり方を提案しました。私がさらに

  • 自分でどんなお話だったか英語で言ってみる。
  • お話について英語で質問を作る。

なども提案しました。

 でもこれってSSSの勉強法とは違うんですけどね。そして、こんな話をのえとしていて、まだ外国語をどうやって勉強するか、一般的な方法を試したり身につけたりしていく時期だな、と思いました。学校でやっているやり方を、家で他の読み物でやってみるのも悪くないですし。

 というわけでSSSが提唱する多読による学習法は今ののえには合わない、と結論したのですが、英語の読み物は楽しいそうなので続けて行くつもりです。また上記の本ではAlissaの方がSSSのランク付けでは難しいことになっているのですがのえはAlissaの方が簡単だった、と言っていました。人によって難易度が変わってくるのは当然ですよね。

 英語の読み物で英語の長文に慣れ、語彙を増やして行きながら、音声教材をもう少し活用できれば、と思っているところです。

 日本の同年代の子供に比べて、横文字を読むことに抵抗がないような気がします。全文英語のカタログでも気軽に手にとって見ていましたし、フランス語と語彙的に近いので知らなくても大体分かる単語も日本人より多いのだと思います。また英語ですぐ文章を作って言うのも案外できます。学校の授業では先生は、ほとんどいつも英語で話すそうで、生徒も発言をなるべく英語でするように言われているそうです。フランス語への翻訳は避ける、という教え方なのですが、これ一辺倒というのは私個人的には疑問を感じますが、今のフランスの教育法のようです。

 のえは去年は英語はあまり好きじゃない、と思っていたけれど、今年から好きになってきたそうです。(先生は同じなんですけど。)レベルが上がって表現できる範囲、理解できる範囲が広がってきて楽しくなってきた、ということかな、と思っています。

 これからしばらく、のえの英語につきあっていきたいと思っています。

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7件のコメント

[C432] 図書館はありますか

私もSSSを参考に多読をしています。
でもって、やっぱり最初の頃は本を買うのは大変でした。フランスでは図書館はありますか?英語の本があるといいですね。
それから、小学生ならGreaded Readersだけでなく、児童書もとっつきやすいと思いますよ。

[C434]

英語って不思議で、日本人の悪い発音はなかなか通じないけど、仏語や伊語、独語スピーカーのヘンな発音は通じてるんですよね。
どこか、ツボがあるんじゃないでしょうか。
やっぱりRがネックですかね。

[C436] コメントありがとうございます。

*牛印牛乳さんへ
 
 こんにちは。コメントありがとうございます。実は牛印牛乳さんのブログでこの研究会について知ったんです。ありがとうございました。

 サブブログに書いたのですが、(10月半ばから記録を始めた私の英語の読書はそちらで扱っています。)最寄の図書館の英語コーナーは本棚3段程度でブロンテとかオスカー・ワイルドとかと一緒にハリー・ポッター(これだけ5冊ぐらい入っていて妙に充実)やステファン・キングがあったりと、どういうコレクションなのかよく分かりません。子供向けのシリーズから2−3冊あり、GR系のものが2-3冊、ゲームブックが2冊ぐらい、という貧弱さです。私が読んでもいいと思うものは少ないにしてもあるのですが、娘が読めるようなものはないですね。もっと大きい図書館に見にいってみようと思っていますが、そこになければ買うしかありません。学校の図書館にないか、探してみるように娘に言おうと思っています。大学図書館には絶対英語の本は豊富にありますが、GRは絶対にないと思います。
 まあ1レベル10冊程度なら買ってもいいんですけどね。うちは下にまだ二人子供がいますし。今年英語学習2年目なので、文法的にはレベル1も可能なようで、案外早く次のステップに行けるかもしれません。

*麻さんへ
 なまりに慣れてるってこともあるでしょうね。ヨーロッパ系の訛りは聞きなれているでしょうし。私自身はそんなに通じなくて困った、という経験はないんですが、スコットランドで、私の言うことは分かってくれているのに、相手の言うことがまるで英語には聞こえず困ったことがありました。あと南アフリカ人の英語も分かりにくかったです。

 私はフランス語では実は英語圏の強い訛りが苦手です。イタリアやスペイン訛りでRが巻き舌になっていても一向に気にならないのですが、英語のリズムそのままでフランス語をしゃべる人がいますから、私にとっては苦しいです。単語は全て英語読みのアメリカ人教授のフランス語による2時間講義とか目眩がしましたよ。フランス語は上手いと言うのでしょうか、早口で、文法が間違っているとかいうんじゃなかったんですけどね。
 日本人のRはやっぱりネックなんでしょうかね。私は/ u /もネックだと思ったことがあります。日本語だと勝手に脱落してもいいんですが、英語は駄目なんです。(フランス語も。)だから通じなくなります。あと人によっては/ v /が全て/b /になっていたりするのも問題ですね。(これはスペイン人もやりますが。)

[C437] 大学図書館ならもしかして

日本の大学の図書館にはGRはたくさんありますよ。もしあったらラッキーですね。

[C438] 牛印牛乳さんへ

 娘の学校は中学なのでGRを置いている可能性がありますよね。中学生用の英語雑誌は確実に置いていると思うので見てみるように言おうと思います。
 私が出入りしていたフランスの大学図書館はペンギン・クラシックスあたりは充実していましたが、GRは置いていなかったように思います。大学はスタンスがアカデミックなので通俗的な本はないですし、GRも大学の性質上なさそうな気がします。専門書など英語のものはかなり普通に並んでいるんですけどね。

 私が日本の大学生だったころ、大学図書館にGRは無かったと思うのですが、(GR自体が一般化しておらず、洋書専門店に洋販のラダー版が少数置いてあった、という時代でした。)今は学習法が変わってきて、大学図書館にもGRが入るようになったのですね。昔はそんな段階など踏まずにいきなり原書の専門書でしたから、今は親切なのかも。というか科目によっては、いきなり原書の専門書でしょうが、多読を実践したい学生向けにGRも置いているということでしょうね。
 可能性がありそうなのは県立図書館です。英語の本が豊富だったのは記憶にありますから、GRも入っているかもしれません。今度行ってみようと思います。
 私は近所の図書館の英語の本を全部(ゲーム本以外、あれは嫌いですから。ハリー・ポッターの続編もやめたい。)読もうかと野望を抱いています。冊数が少ないので実現可能です。つまらない本を我慢して読むことがあるにしても。(既にハリー・ポッターでやりました・・・。)

[C455] Books in English

本は面白い。
-J'aime ses livres. Ils sont passionnants.
"Alissa" montre bien la vie des gens en difficulté financière. Le père d'Alissa est très content d'échanger sa fille contre de l'argent. A la campagne, il n'y a pas beaucoup de travail. Alors Alissa va travailler en ville, comme une petite bonne. Elle va être envoyée chez un vieux couple, puis chez un magasin de couture où des filles de son âge travaillent des heures et des heures par jour..."
Je dis pas la suite, sinon c'est pas drôle...
ちおっと英語。
- I read five books. They are very fun. I love english!
私のブログはじぇんじぇんかんけいないけど、でもフランスのこどものぶろぐです。
わたしのいい友達のぶろぐ:
www.latitefraise.skyblog.com
Lauriane ( ロリアヌ)と名前。

  • 2007-12-04
  • ぷちぢあぶる(のえ)
  • URL
  • 編集

[C456] ぷちぢあぶる(のえ)さんへ

 コメントありがとうございました。
 「アリサ」についてのフランス語による説明ですね。英語のEnglishは大文字で始まります。(フランス語とはちがいますね。お友達のブログのしょうかいもありがとうございます。
 またコメントしてくださいね。

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プロフィール

Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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