今日はDécouvertes Gallimard (デクヴェルト・ガリマール)という本のシリーズを紹介します。サブブログに入れようか迷ったのですが、フランス語の本ですので、やっぱりこちらに載せることにしました。
趣味でしばらく前から中国語をやっているのですが、今は日本からNHKラジオ講座のCDやテキストを取り寄せて勉強しています。ラジオの入門編は「旅する中国語」と題して中国の世界遺産を巡りながら中国語の旅行会話を学ぶという番組になっています。
そこで故宮や天壇、景山公園などの地名が出て来るのですが、私は名前は聞いたことはあってもどんなところなのか全く知らないことが多いので、今後の番組の理解の助けにと、「写真で見る中国の世界遺産」みたいな本はないかと思い、近所の図書館へ行きました。
さすがにそんな虫の良い本はないですよね。でも中国についての本はいろいろありました。そこでこの本を借りました。
紫禁城についての本です。このDécouvertes Gallimardというシリーズは1980年代の終わりごろに出たのだと思いますが、刊行当時かなり話題になったようです。カラーの図版が非常に多くて、資料として良いという評判をあちこちで聞きました。
「ふらんす温泉」なのに紫禁城だけでもなんですから、この前行ったヴェルサイユ宮殿にちなんで、同シリーズから出ているヴェルサイユ宮殿についての本ととマリー・アントワネットについての本も挙げておきますね。
とにかく人気があり、フランスでは評価の高いシリーズで、何冊かうちに持ってはいますが、実は私はこのシリーズがあまり好きではありませんでした。
図版や写真がとても多くて、レイアウトも美しいのですが、写真が多すぎて、写真の間をぬってテキストを読む、という感じなんです。最後3分の1ぐらいは図版が減り、テキスト主体となっていますが、それでもなんだか読みにくい本、という印象を持っていました。
でも今回は文章を読んで情報を得る、というより、まず視覚的にどんなものか知りたい、と思っていたので目的に合っていたのですね。満足しました。
歴史的な場所は写真付きの説明のほうがよく分かりますよね。シリーズには写真や図版の多さを活かして、画家をテーマにしたものも多いです。
今回の経験で、このシリーズの人気の理由が分かったように思いましたので、今後このシリーズを毛嫌いすることなく、参考にしたいと思います。
数年前日本に行った時に、このシリーズの翻訳が出ていることを、書店で見て知りました。「知の再発見」双書というシリーズ名です。(なかなか上手いネーミングではありませんか。)上に挙げた2冊の翻訳も出ています。
紫禁城の本はまだ翻訳されていないようです。タイトルを見ると、やはりヨーロッパ関係の本を中心に翻訳されているようですね。日本に関する本も出ているんですが、翻訳されることはあるのでしょうか。
Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。
私はまゆの様と逆で、レイアウトの巧みさに感心しながら読んでいます。もちろん日本語版ですから、原書と同じスペースに過不足無く収まるように訳すのは大変そうだなと思うのです。
やっぱり図版の多さが魅力です。自力であれだけの分量を見つけ出すのは困難ですから、それを1500円前後でまとめて見ることが出来るのはありがたいです。
元がガリマールだとは知っていたものの、「では原書に挑戦」とはなりません。日本語で十分です(笑)。邦訳版は150冊を超えたところです。最終的には500冊まで行くそうなので楽しみにしています。