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モンテ・クリスト伯

   昨日、近所の図書館でこんなものを借りてきました。


Le Comte de Monte Cristo, lu par Jacques Perrin (画像はありません。)


 アレクサンドル・デュマの小説、モンテ・クリスト伯のCDなんですが、ただの朗読じゃなくて、ラジオドラマのようになっているんです。昨日聞いて、気に入ってしまいました。

  本の朗読がCDになったものが出ているのは知っていたのですが、図書館にも置いている数が少ないので、今まで注意して見たことはありませんでした。

 たまたま昨日、図書館に行ったとき、CDを探してもらっているお年寄りが居たので私の注意を引きました。CDの横の棚は大きな活字の本の棚になっていて(初めて見てみましたが、本当に大きいんですね。)、この方はどうも少し目が悪いらしく、大きな活字の本と本の朗読CDを係員の方に選んでもらっていました。立っているのも大変なのか、本棚の横の椅子に座っていて、係員と相談してどの本にするか決めていました。


 ここで、そうか、本のCDっていう手もある、と思ったわけです。忙しくて読めない本の朗読を家事をしながら聞くのはどうか、と考えたわけなんです。


 そこで見つけたのがこの「モンテ・クリスト伯」。子供の頃夢中で読んだ記憶はあるものの、原作を読んだことはありませんし、もう内容もあまり覚えていません。


 見ると8歳から、と書いてあります。これならうちの子にもいいし、というわけですぐ借りました。そして子供とおやつを食べながら聞きました。


 ドラマ仕立てですから、効果音もあり、原作を朗読しているのとは違っていろいろな声優が出てきて、臨場感があり、ストーリー自体も面白いですし、声優の演技(?)も良くて、すぐ引き込まれました。子供もすぐ黙って聞き始めました。これからどうなるんだろう、というこころで1トラック終わったので、「続きはまた明日。」と言ってやめましたが、1トラックは4-5分のものが一番多く、最初のトラックは13分、最後のトラックは19分です。長すぎず聞きやすい長さですよね。


 トランスクリプトは付いていませんから、このままフランス語の初心者が理解して使いこなすのは難しいかもしれませんが、フランス語の音やリズムを楽しむにはとてもいいと思います。ディクテして遊ぶ、という手もありますが、CD3枚組で3時間ぐらいになりますので、全部やるのはちょっと多いですね。私は本当にラジオドラマのように楽しんでいます。


 ただちょっとあてがはずれたのは、家事をしながら聞くのは無理だということです。さっき食器洗い機に食器を入れながら聞こうと思いましたが、面白くて手を止めてCDプレーヤーの近くまで来て聞き入ってしまいました。


 全部聞いたら、原作を読んでみるのもいいかな、と思っています。長い小説ですけどね。

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9件のコメント

[C395] きゃ〜〜〜!!

デュマ・ペールと来ましたね!!
なんと言いますか、フランス文学専攻にした最大の理由が、「三銃士」と「モンテクリスト伯」なのです!!
私の場合、子供時代ではなく、高校生になってから文庫で読みまして、メチャはまりました。
新入生あいさつで、それを言ったら、先生、先輩があっけに取られていたのを思い出します。
そういえば、当時アランドロンが日本のCMに出てて、それが動機の同級生もいましたね〜。(懐かしい!)
現在、フランス語学力は限りなくゼロに近いのですが、ラジオドラマのようなCDなんて、身震いするほど素敵!!
す・・すみません・・・ちょっと常軌を逸した興奮ぶりでした・・・
ところで、面目ないのですが、リンクを貼らせていただいてもよろしいでしょうか?

[C396]

「モンテクリスト伯」は映画版を見ました。
普通は日本語以外のものはあまり集中できないんですが、これは必死でついていきましたよ。面白かった。

思うんですが、子どもにこういう朗読+α(ラジオドラマ?)を聞かせるのっていいですよね。
ドイツに来てすぐ、おーちの担任の先生がたくさん貸してくれて、すごく良かったので。
こちらには、いろいろな年齢向けのカセットとかCDがありますが、日本語ものもは少ないような…。

[C398] コメントありがとうございます。

*お気楽ママさんへ
 
 そんなに感激していただいて私も感激です。デュマって面白いですよね。最高のストーリーテラーだと思います。
 子供時代と書きましたが、私は中学生でした。デュマ自身は子供向きに書いていたわけではないので、今読んでも面白いのではないかと思っています。子供が読むかもしれませんし、ペーパーバック版を購入しようかと思っています。読み出したらはまると思うんです。
 CDなんですが、原作から脚本を起こして作られているらしく、作りが丁寧と言うか、手間をかけ愛情を込めて作られている感じがします。30人以上の声優が録音に関わっているそうです。南仏なまりなども聞けますし、ムード満点です。これからどうなるか、まだ全部聞いていないので続きが楽しみです。
 リンク、もちろんOKです。ありがとうございます。私もリンクさせて頂こうと思っています。

*麻さんへ

 映画は見たことがないんですが、大掛かりな映画だったんでしょうね。ストーリーがとにかく面白いですから、引っ張られて見てしまう、というの、分かります。

 そう、私も借りたときはこんなに出来のいいものだとは思っていなかったのですが、TVにはない楽しさがあります。言葉に注意して聞くので、教育的にも好ましいのではないでしょうか。
 このCDは8歳から、とは書いてあるものの、子供に迎合していませんし、大人向けだけど8歳ぐらいから聞ける、という感じです。本当に気に入ったので、他のCDも聞いてみようと思っています。日本の場合、大人向けの小説を朗読したものか、小さい子向けのCD絵本、になってしまうのではないでしょうか。日本語でもこういうのがあると、子供の日本語学習に役立つんですけどね。
 ドイツではお話のカセットやCDが発達しているようですね。フランスでも小学校低学年向けの、まだすらすらと一人で本を読めない年齢の子供向けのお話とCDがセットになっている月刊誌が2種、出ています。テキストをみながらCDを聞いて、話が面白いので何度も聞いているうちに、CDがなくても一人で読むようになる、というものです。チッチが去年まで講読していました。

[C399] オーディオブック

....というものですね。
私はあまり馴染みが無いのですが、iTunesでたくさん販売されていて結構人気だそうです。あ、そういえば英語のGRにいくつか付いていました。聞き取るだけで精一杯で、面白さは二の次でした(笑)。
実は朗読CDは苦手です。小さい頃から本だけは好きでしたので、朗読を聞くと自分のペースが乱されるようで敬遠してきました。慣れればどうということもないとは思いますが。

デュマなら『三銃士』が好きです。剣を振り回したくてたまらなくなります。『王妃マルゴ』『王妃の首飾り』は映画が面白かったのを覚えています。グロテスクなまでの美食家、というところにも興味があります。

そうそう、『Gaspard et Lisa』は絵本のシリーズです。日本語になっている本だけでも20冊以上はあるのですよ。こちらでは『リサとガスパール』と云います。
オフィシャルサイトはこちら。(日本語です)

http://lisagas.jp/

日本では大人気です。私も今、カップのセットを目指して食パンのポイントシールを集めていますよ。
  • 2007-11-16
  • すい
  • URL
  • 編集

[C400] すいさんへ

 いえ、オーディオブックじゃないんですよ。ブックがないですから。作品解説のリーフレットがあるだけです。絵本の絵を見ながら聞く、とかテキストの字を見ながら聞く、というものではないんです。ラジオドラマのようなもので、ひたすら耳を傾けて聞くものです。デュマの書いたものを読んでいるのでもありませんから、朗読とは言えませんね。

 私も娘のGRに付いていたCDを聞いてみました。その感想はいずれ、サブブログに載せようと思っています。

 ガスパールとリザってそういうのですか。サイトで絵を見ました。どこかで見たような気がします。こんど図書館で探してみますね。かわいい絵ですよねー。

[C401] あ〜、ごめんなさい!

日本で云うオーディオブックって、「オーディオと本」ではなくて「オーディオ形式の本」つまり「聞く本」、音声だけなのです。シンプルに朗読しているだけのものから、BGMや効果音も入ったものまでいろいろ出ているようです。
でもご紹介の『モンテ・クリスト伯』はそれとも違って、もっとドラマっぽく脚色してあるようですね。それなら楽しそうです。
フランスの三大文豪:ユゴー、デュマ、バルザックの中ではデュマが1番楽しく読めます。日本人が漱石や芥川を国語の授業で読むように、フランスの学校では彼らの作品を読むのでしょうか。
  • 2007-11-17
  • すい
  • URL
  • 編集

[C403] すいさんへ

 あ〜、こちらこそごめんなさい。そうですか、オーディブックってそういうものなんですね。でもあれから続きが気になり、聞き進みましたが、なんだか映画の音を聞いているような感じがします。やっぱり朗読ではないですね。ただ映像がないので映画より注意して聞かないと、分からなくなります。のえが大変面白がっていました。
 3大文豪は、実は私は恥ずかしながらバルザックはほとんと読んだことがないのですが、デュマは楽しいですよね。中学校。高校のフランス語の授業で、絶対扱うと思います。抜粋を分析したり、作品全体を読んだりすると思います。

[C792] 亡き父の・・

モンテクリフト伯は、2年前に他界した父の唯一自慢できる読書歴でした。父は、読書が苦手で本好きな私が疎ましかったようです。しかし、そんなに沢山、音声でドラマが聞けるとは、羨ましい限りです。いいですね!それから、私も、リンク貼らせて頂けますか?

[C794] rosemaryrose さんへ

 まあ、お父様の思い出のある本なのですね。読書好きな人でなくても引き込まれて読んでしまうストーリーが本当に面白い話ですよね。最近読んだBalzac et la petite tailleuse chinoiseという小説(5月の記事で紹介しています。)の中にも、この話に夢中になっているシーンが出てきました。私も原語で読んだことがないので、いつか、と思いながらまだ実現していません。だってかなり長いですから。中学生用のダイジェスト版も出ているんですが、やっぱりそういうのは避けたい、という気持ちもあります。
 リンクはもちろんOKです。ありがとうございます。

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プロフィール

Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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