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パリ散策 ポンピドゥー・センター

 パリ滞在4日めに子供たちと行ったのは、Centre Georges Pompidou ポンピドゥーセンターです。パリの人はBeaubourg(ボブール)と呼んでいますが、ここは1977年に建設された時は前衛的な外観の建築が不評を買ったそうです。(建物の写真はリンクした上記サイトでご覧になれます。)


 私がここに初めて行ったのはもう20年以上も前のことですが、パリの有名な美術館の中で一番気に入ったがここでした。


 美術館のすぐ前の広場はいつもお祭りのようでにぎやかです。火吹き男や手品師など、さまざまな大道芸人が誰かしらいて、人を集めています。前に行ったときはモンゴルの伝統音楽のグループが民族衣装をまとい伝統楽器を持って歌っていました。この日は手品やアクロバットや冗談などを一人でこなす多才な人が大勢の見物客を集めていました。ここは芸人のレベルが高いのでも知られています。


 ポンピドゥー・センターへ行ったのはもちろん近代美術館を見るためですが、11時からの開館なのでお昼を食べてから入館することにして、先にセンターのすぐ脇にある私の気に入っているニキ・ド・サン・ファルの噴水を子供たちと見ました。


             噴水ボブール


  原色を使ったポップなデザインが物議をかもしだしたそうですが、私は好きです。明るい気分になれます。


 池の中にカラフルなオブジェがあって動いたり回ったり水を吹いたりします。愉快な噴水なので子供たちが喜んでいました。他にはこんなオブジェがあります。

         噴水ボブール2


  これは象の顔が上下します。下は唇の間から水が出ます。



         噴水ボブール3


  噴水のあと、この界隈の中華料理屋で昼食を食べて、いよいよ近代美術館に入るためにセンターへ戻りました。


 覚悟はしていましたが、まず入館するために外で列を作って順番を待ち、入館後はチケットを買うためにまた並びました。全部で一時間ぐらい待ったと思います。もう子供たちはここで疲れてしまい、美術館の見学が難しくなってしまいました。最近はネットでチケットをあらかじめ買うこともできるようですから、次回はそうしたいと思います。18歳以上10ユーロで18歳以下は無料ですが、13歳以上はチケットカウンターで無料入場券を受け取らなければなりません。


 とりあえず、景色を見て子供の気分を和らげようと、最上階の6回までエスカレーターで上がり、パリの眺めました。パリの有名な建造物がいろいろ見えます。


  エッフェル塔。
             エッフェル塔


  前日に行ったモンマルトルのサクレクール寺院も見えます。



        サクレクール


  こちらは比較的近くにあるのですが、角度が悪くて分かりにくいですね。ノートルダム寺院です。
        ノートルダム


  昔パリに住んでいたときは、このセンターによく来ていました。大きな図書館があり、語学のメソッドやビデオなどが無料で使えるんです。本の種類も多く海外の雑誌も豊富で、日本語の書籍のコーナーもあります。図書館のついでに空いている日は美術館へも行っていました。


 去年久しぶりにこの近代美術館に来てみて思ったのですが、絵画を中心に立体作品も展示していた昔に比べて、映像アートや音や光も出る総合的な作品が多くなっています。だから絵画のスペースが昔に比べて減っていて、展示作品も大幅減です。20世紀の絵画を子供に見せたかったのですが、その一部しかなく、特殊な傾向の作品が増えていてあまり子供向けじゃなかったかな、と思いました。


 気を取り直すために6階のカフェに行きました。ここはレストランにもなっていて食事が高いことで知られています。私たちが入ったときは午後3時ぐらいでしたが、まだ昼ごはんを食べている人がたくさんいました。高いだけあってそれなりの料理が出ているようでした。でも私たちは飲み物だけ。飲み物だって一人6ユーロなんですよ。


 近代美術館のカフェにふさわしいアートっぽい内装です。入ってすぐ、作りが変わっているので子供たちがおもしろがりました。私たちがいたところはこんな感じで赤でしたが、他にも黄色コーナー、ピンクコーナーがありました。



       カフェ


  赤が基調の一帯はこのあたりだけです。ほら。



       カフェ2
 


  なかなか楽しいインテリアでしょう。ここで飲んだチョコレートのミルクシェイクがとても美味しかったので、また行きたい、と長女が何度も言っていました。(美術作品に対するコメントはないのか・・・。)


 フランスの美術館の多くはフラッシュを使用しなければ写真撮影可なのですが、ここの近代美術館もその例に漏れず写真撮影が出来ました。次回印象に残った作品を紹介したいと思います。

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5件のコメント

[C376]

ポンピドゥーは建物自体が巨大オブジェみたいでインパクトがありますね。
展示内容が変わってきたことは、雑誌『ふらんす』で読んで知っていました。もともと現代美術が主力の美術館ですが、以前よりもさらに直近の「現代」になってきているのでしょうか。前にTintinの展覧会が開かれていた時は、行きたくてしょうがなかったです。
『Gaspard et Lisa』(日本では大人気。フランスではいかがですか)のリサがポンピドゥー・センターに家族で住んでいるので、意外と日本の子供たちも知っている建物ですよ。

そう、海外の美術館で驚くのは、写真を撮ったり作品の真ん前で模写する人がいることです。日本ではたいてい「撮影、模写はご遠慮ください」と入り口に表示されています。インクが飛ぶのを恐れてか、ペンの使用を禁じるところもあります。
図録を買うほどではない、でも気に入った作品がポストカードになっていない。そんな時に写真を撮らせていただけたらなと思うことがあります。
  • 2007-11-11
  • すい
  • URL
  • 編集

[C378]

ルーブルでも、子どもたちのクループが絵の前で模写したりしてるんですよね。そのへんが、フランスの底力なんだろうなあ。
ところで、パリ滞在は、お義母さまのところですよね。
これだけ出かけられるなんていいですね〜。
うちはせっかくミラノなのに、遊びにいってもなかなか出かけられない雰囲気で…。ブレラすら見たことないんですよ〜。

[C385] コメントありがとうございます。

*すいさんへ

 やっぱり展示の傾向が変わってきたのはみなさんが感じることなのですね。まだ動いていて評価の定まっていない芸術(国立美術館が評価する作品、という意味である程度は定まっているのでしょうが、一般には知られていない新進気鋭作家の作品も入れているようです。)を扱っている美術館だけに、突飛な作品や催しも多く、万人には理解不能な作品も多いです。またそこが楽しいとも言えます。
 現代の若い作家による実演もこの日やっていました。館内で製作しているんです。手順や仕事のスピードも見られますし、肩をたたけるぐらい近くにいるので放しかけることも出来ました。現代アートを身近に感じられる美術館ですね。
 写真撮影OKだったり、というのと関係ある気がします。立派な作品をガラスケースに入れて遠くから眺めるのではなく、有名作品でも手が触れられるところに置いてあります。(触っちゃだめですけど。)芸術を身近に感じて自分のものにせよ、というメッセージが隠されているように思います。(大袈裟すぎ?)いずれにせよ、気に入った作品をカメラに収めてお持ち帰りできるというのはうれしいことですよね。

 『Gaspard et Lisa』というのは全然知りません。何ですか。うちの子供が知っているかもしれませんが。

*麻さんへ

 そうですね。子供たちの団体が解説員と鑑賞していることもありますね。そういうときは子供に感想や意見を言わせていることが多く、美術史を教えるのが目的じゃないな、と思ったことがあります。どう表現するか、してあるか、考える、という感じでした。

 そうです。義母のところに泊まっていました。3番目を預かってくれたので出かけやすかったです。
 子供が一人の頃はパリに行っても観光見物なんてあまり出来なかったのですが、今は全員で義母の家にいると窮屈なんです。やっぱりパリのアパートでうちより狭いですし、子供たちがどたばたしますから。で、私たちは外出してパリを満喫し、一緒に回りにくい次女は義母が可愛がるのにちょうど良い年齢なので、このほうが義母も楽なんですよ。一日出かけてお昼も外食していた日が5泊6日中、3日ありました。一日目はお昼に到着、最後の日は朝発ってしまいましたから、一日中家に居た日は一日もありませんでした。このほうが義母も孫の顔も見られて、食事の面倒も少なく良かったと思います。2月にまた行く予定です。
 ミラノって行ったことないんですよー。ブレラって何ですか。

[C387]

ですよね〜。うちも家が狭いので(全員寝られないので、40km離れた別宅のほうへ毎晩移動する)実際は孫を置いて出かけてもらって、その間、遊んでるというのもいいんでしょうけど…けっこう難しいんですよ。家族みんなで行動するのがベスト、という理想から離れられないようで。
だから、はっきり言って、みんながくたくたになるんです。
あ、ブレラは美術館。

[C388] 麻さんへ

 うちはなんだか各自の独立は守る、みたいな家風なのかもしれません。クリスマスにみんなで集まったときに映画に行ったり、散歩したり、いろいろありますが、全員参加ってことはないです。家に残るほうがいい人とかいて。
 あと義母は体力的に一日中子供たちと見物して回るというのは出来なくなってきてるということもあると思いますけどね。
 あ、美術館ですか。イタリアにも良い美術館があるんでしょうねー。実はこの10月はトスカーナに行こう、とか言ってたんです。それが夫が仕事を休めなくなりその他諸々の事情でパリに変更になりました・・・。別に楽しかったのでいいですけどね。

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プロフィール

Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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