パリから帰ってきましたので、旅行の写真を載せます。今回は写真が多いですよ。
パリに着いた日は子供と近所の映画館に映画を見に行って終わりました。そして翌日はヴェルサイユ宮殿へ出かけました。私は4回目ですが、子供たちは初めてです。私も最後に行ったのは10年以上前ですから随分行ってないことになります。
パリからはRERで行きますが、往復と入場券のセットになっているものを駅の窓口で見つけ、それを買いました。Forfait Loisirs Château de Versaillesという名前で、今値段を確かめるために見たのですが、書いてありません。(すみません。いくらだったのか覚えていません。)でもこれを買って大正解だったのです。このチケットでヴェルサイユ宮殿の敷地内の有料の部分をすべてカバーしており、オーディオガイドも含まれていて、場内の観光電車の割引もあります。
ヴェルサイユ宮殿の最寄り駅、Versailles Rive GaucheまでRERのC線で行きました。駅からは徒歩5分ぐらいで、矢印もありますし、みんなお城を目指して歩いていますからすぐ分かります。途中、市役所やらホテルやら、お城のような建物がいろいろあり、子供たちはその一つ一つに「これ?」と聞きました。「そんなみすぼらしいお城じゃない。」「そんなに小さくない。もっと立派なところなの。」とか何度も言ったので、いったいどんなところか、と思ったようです。
ここです。着きました。ヴェルサイユ宮殿の正面玄関です。
門を入ったところに広いスペースがあります。ルイ14世が軍隊を集めて閲兵式でもやっていたのでしょうか。ここで入場券が無い人は左の建物で買うのですが、10時開門で私たちが着いたのは10時20分ぐらいでした。でももう長蛇の列で、チケットを買うために1時間ぐらい並ぶのではないかというぐらいの人でした。
私はパリのRERの駅で入場券を買っていたので、並ばずに直接右側の建物入り口から入ることが出来ました。パリからRERで行かれる方は私のように往復+入場券を購入することをお勧めします。18歳以下は入場無料ですので、実は券を買ったのは私だけです。12歳と8歳の二人の子供は無料でした。
建物内には空港のセキュリティーチェックのような機械に荷物を通し、自分も機械の間を通って入ります。前はこんな仕掛けはなかったのですが。
そして入場券にオーディオガイドが含まれている私はいいですが、子供たちはないので、窓口にオーディオガイドのみのチケット(forfait audioguide)を買いに行きました。6ユーロでした。これで全員オーディオガイドを受け取り見学を開始しました。オーディオガイドは数ヶ国語あり、日本語ももちろんあります。
このお城の目玉とも言える、le grand appartement du roi(王のアパートメント)から見学を始めました。でもあとでガイドブックで読んだのですが、ここは一番見学者が多いので午後に回したほうが空いているそうです。私たちは人ごみの中で見学しました。とにかく豪華絢爛、金ぴかで天井画も重厚で、細かい装飾まで全て精巧な彫刻になっており、フランス王室の豊かさを目にすることが出来るのがこの部分の特徴です。
これは2階から見たla chapelle royale(王立チャペル)です。ちょうどこのあたりに王室の席があるので、こんな感じでシャペルを見下ろしながら国王一家はミサに参列していたのでしょう。
ヴェルサイユ宮殿は1630年にルイ1630年にルイ13世が狩のための城として建てさせたそうですが、その後ルイ14世が大増築を行い今のような形になったそうで、ルイ14世の趣味によるところが多いようです。王者にふさわしい華麗な好みだったように思います。
下はle salon de Mercure にあるルイ14世のベッド。
と言ってもここで寝たことは一度もなく、遺体の安置に使われたとか。ゴブラン織りの重厚なベッドカバーにそろいのカーテン、写真では見えませんが天井画で埋め尽くされ、ベッドの上にもゴブラン織りの覆いと大きな羽飾りが四つの角についています。
Le salon d'Apollonにルイ14世の肖像がありましたので、記念にカメラに収めました。歴史の教科書でおなじみですね。確かに貫禄がある・・・。でもこれはルイ16世の治世になってから描かれたものらしいです。
有名な鏡の間の横にla chambre du roi(国王の寝室)があります。ルイ14世はここで寝ていたそうです。その後の王たちはもっと小さな寝室を別に作ってそちらで寝ていましたが、起床や就寝の儀式はこちらで行っていたとか。王様ともなるとこんな儀式があるんですね。一時間以上も続くらしいですよ。大変・・・。

儀式にふさわしい重厚で豪華な内装ですね。天井画はありませんが、壁は金と赤を貴重とした織物と金の柱で覆われていました。
こちらは有名なla galerie des glaces(鏡の間)です。広くて長くて左の壁は鏡張りになっています。73メートルあるそうです。大きな水晶のシャンデリアがたくさんあり、精密な天井画やいくつもある高価な燭台や彫刻などの調度品で富を見せつけています。

ここがヴェルサイユ条約の調印式に使われたそうですが、革命で追い出した王室の威光を、近代になっても外交の舞台でフランスの威信を高めるのに使っている気がします。
このギャラリーの天井画の解説が歩いていくと右側にあります。人が多くて、立ち止まって細かく見る気にもなれず、さっと見ながら通り過ぎたのですが、一つArmure de samouraï(さむらいの甲冑)という字が目に留まりました。?!と思って見上げると、天井の装飾の一つに描かれていたんです。
次回は他の装飾ももっと細かく見よう、と思いながら記念に写真を撮りました。
下の燭台は長女が撮りました。「ここはこういう金ぴかしたものが多いから。」と言っていました。鏡に映っている人影が見えますか。これは大きいもので、金と水晶で、彫刻も細かく、一目見て「高そ〜う。」という感じですが、こういうものがごろごろあるのが、このお城の特徴です。
このあたりでお昼過ぎとなり、息子がお腹が空いた、と騒ぎ出したため見学を中止して、お昼ご飯を食べに行きました。
宮殿の庭にはレストランがいくつかあるのですが、一旦外に出てもチケットは有効だ係員が言うので、外に出て食べることにしました。でもどこから出るか分からず、ちょっと手間取りました。「中で食べさせるようにする作戦なんじゃないか。」と長女が漏らしていました。係員に聞いて出口を見つけ、オーディオガイドのセットを一旦返却して、入って来た正面玄関から外へ出ました。
お昼は何を食べるか、ですが、金ぴかした装飾過剰の豪華さの中にいたので、「みすぼらしい物なんて嫌だわ。」という気分になっていました。でも大体、安っぽい店があまりない土地柄なんです。
お昼は偶然見つけたレストランで食べたのですが、大満足!でした。このレストランは明日の記事で紹介します。
Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。
いきなりヴェルサイユで私は大興奮です。キラキラで素敵です。貸し切りで見学できたらどんなに良いでしょう。
侍の存在は初めて知りました。よく発見なさいましたね。17世紀の昔からあったのでしょうか。
「こそ中」では失礼いたしました。日本語の入力ができないだけだと思ったのです。フランス(に限らないでしょうが)のパソコンは、買ってきたままでは日本語がちゃんと表示されないのですか。思いがけない事態でした。
そしてあの怪しい仏文を読み取ってくださって、ありがとうございました。