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スト

 昨日はストでした。鉄道会社SNCFを始め、都市の公共交通機関、地方公務員などの全国レベルのストです。なんだか定期的な行事のようなものになってしまっています。ストの理由は、退職金のシステムを変える法案が提出された(される?)ので、それに反対しているようです。この理由もなんだかいつも同じです。


 TVやラジオのニュースでもいつものことだ、と思っているのか、デモも模様やデモ参加者のインタビューの報道はあっても詳しい解説などはなく、デモ参加者の発言は毎回、判を押したように同じで、ニュースではどういうストなのか結局のところよく分からないのです。


On en a marre !  (もううんざりだ。)


On ne laisse pas faire ! (勝手にはさせない。)


On va jusqu'au bout ! (とことん(ストを)やる。)


ということをいろいろな人が口々に言っているのですが、これだけでは・・・。


 ストはどういうわけか火曜日か木曜日にあります。そして市の交通局がストをすると市の職員もストになるようで、学校の教員以外の職員がストになってしまうのです。だから給食が無くなり、給食の時間は先生ではなく専門の職員が生徒の世話をしているので、その人たちがいないので、学校に居られなくなります。つまり普段給食の子も、学校から出て、家かどこかで昼食を取ることになります。


 先生がストをして学校や幼稚園がなくなったこともありましたが、それはわりと稀です。給食のストは年に何回かあるんです。今は仕事をしていないので比較的冷静ですが、仕事をしていたときは、ストがある度に慌てて、子供の昼食をどうするか解決策を求めてあちこち電話したりして、毎回ひやひやしました。


  普段来てくれているベビーシッターさんに頼んで学校に迎えに行ってもらい、家で私があらかじめ用意した食事を暖めて食べさせ、また午後学校や幼稚園に連れて行ってもらったことも多いです。


 そうでなければ、他の子供のお母さんに一緒に連れ帰ってもらい、そこの家でお昼をご馳走になります。これも働いていると、前お世話になったから今度は私が、ということは無理で、いつも一方的にお世話になることになってしまいます。だから同じ人ばかりに頼まないように、とか子供と仲がいい子の方がいいし、とかいろいろ悩むわけです。今回は前にいろいろと人の世話になったので、必要なときは他の人を助けようと思って、知り合いのお母さんに声をかけましたが、みんな仕事が休みだったり、時間の自由が利いたりで、自分で迎えに来られる、と言っていました。(ストは又あるので、次回に出番があるかも。)


 今回のストは長女のえの学校の食堂はは国の経営になっていて労働組合が違うためか、ストはなく、チッチと奈々の給食がなくなっただけでした。(学校が違うと向かいに行く時間が違ったりして複雑になります。)チッチと奈々は同じ学校の小学部と幼稚園部なので場所も時間も同じです。


 学校が少し遠いので、家まで戻ってきて食べて、また学校へ行くとなるとちょっと慌しいので、チッチにマクドナルドで食べようか、と持ちかけました。するとチッチがまずいから嫌だ、おにぎりでピクニックがいい、と言い出したので、朝おにぎりを作ってお昼に学校に迎えに行くことになりました。


 天気がとても良かったので学校の近くの公園でお弁当を食べました。クラスの子達もお母さんとお弁当を食べていて、食事の後、公園で1時間以上もサッカーなどで遊んでいました。奈々も幼稚園の友達がいて、シーソーなどで遊んでいました。「食べたばかりであんなに走り回っていいのかしら。」、と思ってしまいました。


 私は遊んでいる奈々と時々話しながら、陽だまりで読書が出来ました。たまには外でゆっくりするのもいいものです。


 奈々はどうして私が迎えに来たのか、わからないようでした。


「今日はcantine(食堂、ここでは給食のこと)がないからよ。」


と私が言うと不思議そうに、


Pourquoi?    (どうして。)


ストのことを言うとさらに説明が面倒になりそうな気がしたので、


「今日はcantineはだめになったの。」


と全然わけのわからない説明をしてしまいましたが、これで納得してくれました。


 奈々は遊びに気を取られて、おにぎりをあまり食べませんでした。チッチも遊びに行ってしまい、食後の果物を食べませんでした。他のお母さんが


Ils mangent pas beaucoup. (あまり食べないわね。)


と言っていたので、私は


Ils sont distraits.  (気が散っているのよ。)


と言いました。するともう一人のお母さんが、


Ils doivent être sage à la cantine. ça leur fait du bien.
(学校の食堂では大人しくしていなきゃいけないから、こういうのもいいわよ。)


と言っていました。


 たまにはいいってことですね。私も外で過ごせてよかったです。





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4件のコメント

[C314] ストライキ

外国って「本当に」ストになってしまいますね。
旅行に行った人から、電車が動かなかったとか美術館が閉まっていた(あるいは逆に無料で開放されていた)などの話を何度も聞いたことがあります。
日本では必ずギリギリのところで回避されますよね。
ですからニュースで「ストも辞さない構えだ」などと報道されていても、じゃあ明日電車が動かなかったらどうしようと心配する人はいません。もし実行したら、給料だの待遇だののために利用者を蔑ろにするとは何事だ、とバッシングされそうです。
フランスではそういう非難の声が上がることはないのでしょうか。

余談ですが、サルコジ氏離婚のニュースはこちらでは小さな報道でした。
  • 2007-10-20
  • すい
  • URL
  • 編集

[C315] ストォ〜!!

日本じゃ考えられない事ですねΣ(~∀~||;)
どんな理由があろうとも給食を作って下さる方がストでもしたら、その方達が逆に非難されてしまいそうΣヾ( ̄0 ̄;ノ
でも逆に外国のストの様子が報道されているのを見て羨ましいとも思ったりなんかもしますけど(;^_^Aテヘヘ

[C316]

スト、昔は大好きでしたが、日本はだいたい回避されちゃうんですよね〜(笑)。
ドイツでも最近、国鉄のストやってますね。
フランスのは根性入っているというか…空港がストという時に帰国して困ったことがあります。
学校のストも比較的少ないですけど、長男は運悪くビンゴ。
3週間のストに遭いました。学校じゃなくて「先生の」ストなのでもっと厄介。少数派の組合所属だったのでしょう。
代行の先生がたまに来ていたようだけど、授業はあまりせず、ベビーシッター状態だったようです。
その後やっと復帰したと思ったら…今度は産休!
なんと、奥さんの出産でまたまた3週間のお休みをとったんですよ。

[C317] コメントありがとうございます。

 *すいさんへ

 そうなんです。こちらでは日本についてのニュースで「スト決行中」と書いた腕章をしながら働いている人たちが紹介されて、フランス人には奇異に映ったようでした。
 ストはみんな迷惑しているんですが、毎度のことなので、「またか。」の感があります。
 ただ、もう何年も前ですがSNCFとパリ市交通局のストが1ヶ月近く続いたことがあり、そのときはさすがに騒ぎになりました。国が軍隊のバスやトラックを出して、幹線バスの代わりに運行させたりしていました。そして「ストに反対するデモ」もあり、ストのデモの隣にまたデモ隊が出来ていたようです。あまり長いので、政府に対して非難が上がりました。ストの権利が認めてられているので、大抵政府が批判されます。このときは公務員のストでしたが、「わがままを言うな。」という世論も出てきたのが珍しかったです。
 
 サルコジーの離婚ですが、こちらでもあまり大きく扱われていません。私生活のことを批判するのを嫌う国民性なんです。今夜のバラエティー番組でもネタの一つになっていましたが、それの特集ではなく、すこし話の種にしたぐらいでした。そこでもゲストたちが「私生活のことだから。」と答えていました。ゴシップ誌ではもっと扱われると思います。でもさっき、たまたまラジオでゴシップ誌の宣伝を聞きましたが、サルコジーの奥さんセシリアの側から見た生活、という感じの記事らしく、離婚だけをクローズアップした記事ではないような印象を受けました。記事は読んでいないので知りませんけど。
 ミッテランの隠し子が見つかったときも批判や中傷は一切ありませんでしたから、大統領の私生活にメディアが公式にとやかく言わない習慣なのでしょうね。
 個人レベルの会話では「大統領なのに変だ。任期が終わってから離婚すればいいのに。フランスの体面に悪い。」という意見を耳にしました。

*忍さんへ

 私も給食や教員は驚きました。小さい子なのですから、家に一人で置いておくわけにも行きませんし、一人でどこかで食べるのも無理です。ひどいと思います。でも親同士で助け合って乗り切ってますね。でも年によってはストが頻繁すぎることがあり、みんな迷惑がっています。でも労働者の権利だから仕方ないって思っているようです。
 でもニュースでストの参加者のインタビューを見ると、何のためのストなのか本当に分かっているのかな、と思うことがあります。

*麻さんへ

 やるときはやる、変なところでがんばるんですよね。
 教員のストが長く続いたときはあきれましたね。うちの子の担任は大丈夫だったのですが、隣のクラスは1ヶ月ぐらい授業がありませんでした。幼稚園の年長組だったのですが、学年末だったため、小学校入学準備のための勉強が遅れるのではないかと心配する人もいましたし、働いている親は預け先にも困り、親たちはものすごく怒っていました。学年末の学校のお祭りに先生が親の協力を募ったら、そのクラスだけ協力者が皆無だったそうです。当然ですよね。
 ぺいくんの担任の先生はストの後、産休ですか。確信犯ですね。産休があることはわかっていたはずですから。働く気がないですよ、それって。

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プロフィール

Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。

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