サブブログでRoald DAHLの話が出ていたので、こちらではこの本を紹介したいと思います。この本を買ったのは今年の2月です。
私はダールの本をたくさん読んだわけではありませんが、よくダールの本のイラストを描いているQuentin Blake(フランスではカンタン・ブレイクと発音しますが、英語読みはどうなのでしょう。)の絵が好きで、この本を書店で見つけたときは、狂喜しました。
中を見るとカラー刷りのイラストがとってもきれい。高価なこの本が欲しくなってしまいました。なんか買う理由はないかと考え、その頃小さなバイオリンのコンクールで賞をもらった長女のえへのお祝い、という口実を見つけました。
早速中身をチェック。
子供向きの話がたくさん載っています。うちにあるものや、もう長女が読んだものも入っているのですが、読んだことがないものの方が多いですし、またまとめて読み返すのも悪くありません。私が知っている2-3の小説を確かめると、本で見たままのイラストが美しく、お話の最後まで本文とイラストがセンスよくレイアウトされていました。高いけどこれなら価値がある、と納得して購入しました。
うちに帰って、のえに「プレゼントがあるよ。」と言ってすぐ渡しました。彼女は
「えー!私、この人大好き!ありがとう!」
と大喜びしてくれました。もちろん、ダールの本が好きなのを知っていたから買ったのですが、私も喜ばれて満足しました。
その数日後、何かのときに本のことを思い出し、
「どう?あの本、面白い?」
と聞いてみました。すると
「もー、あの本、arnach(いんちき)だよ!!」
と怒るんです。びっくりしてわけを聞くと、作品の全文が掲載されていず、読んでいると面白くなってきたところで終わってしまう、と言うんです。私は書店で中身を見たときに、抜粋じゃないか確認したのですが、たまたま私が見た作品は抜粋ではなかったようなのです。
「ごめんね、ごめんね。気が付かなかったから・・・。」
と必死で謝りましたが、のえはやっぱり悲しい顔をしていました。読みたいのがあったら、その本を買ってあげるから、と言ったのですが、図書館で借りたりして読んだようです。買って欲しいと言われませんでした。
先日サブブログでダールの短編の記事を書きながら、この美しい本にまつわる苦い思いを思い出しました。私自身、いいものを買ったと喜んでいたので、がっかりしたのえの顔を見て、彼女以上にがっかりしてしまった気がします。
気を取り直して、抜粋でないものを読んでみようかな、ちょっと読むだけなら抜粋でもいいかな、と思ったりしましたが、やっぱりちょっと悲しい気分が戻ってきてしまいました。
私がこの事件から立ち直れるのは果たしていつになるのでしょうか・・・
Author:まゆの
フランスに住み始めて早16年。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(12歳)、長男チッチ(8歳)次女奈々(4歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。
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