昨日、息子と「アバター」を見に行きました。先週、のえが友達と二人で見に行って面白かったというので、夫は興味がなく、奈々には難しすぎるので、私とチッチで出かけました。
立体映像を見るのも初めてだったので、どんなものか楽しみでした。のえからHariboの宣伝が怖いから注意するように言われました。Hariboって飴なんですが、なんでそれが怖いの?座席に座ってからチッチに「Hariboが一番危ないらしいから、気をつけてね。」とささやくとチッチが変な顔をしてました。
見たのはVOSF (Version originale sous-titrage en fraçais)です。フランス語字幕付きをフランスではVOとかVersion originaleと言いますが、細かく表記する時はVOSFです。映画館ではフランス語吹き替え版も上映されており、VFとプログラムなどに表記されています。Version françaiseの略です。
最初はチッチが字幕より吹き替えがいい、と言っていたのでそちらにするつもりでしたが、チケットを買うために並んでいる間に満席になってしまい、字幕にしました。吹き替え版を好む人のほうが多いようで、大抵吹き替え版のほうから満席になります。のえはアメリカ英語が好きだとかで、わざわざ字幕付を選んだそうです。
さて、映画ですが、一言で言えば面白かったです。何の予備知識もなく見たので最初は状況が掴みにくかったのですが、見ているうちに分かってきて、景色の映像がとても美しく雄大で楽しめました。
立体映像で空を飛び回っていたので、見終わって自分の足で歩いていたら変な気がしました。そして帰りの車の運転は、なんだか戦闘機を操縦しているような気分になりました。
映画を見る前はこの映画に出てくる青い肌の人たち(ナヴィと言って地球人ではありません。)の写真を見て「この人が格好いいのよー。」というのえに「なんでそれが格好いいの?気持ち悪いじゃないの。」と言った私ですが、今見るともう気持ち悪くありません。
しかし、この映画は西部劇の宇宙版のような話ですね。ナヴィたちが馬のような生き物に乗って弓矢で戦っていますし、戦闘のときは顔に色をつけて化粧をしています。ナヴィの儀式や宗教も、アメリカインデアンでなければアフリカなどの第三世界をベースにしているように見えました。
そして悪者を倒す痛快な西部劇ではなく、インデアンの領地を侵す白人とそれに抵抗するインデアンの図とこの映画が重なって見えました。インデアンを野蛮な敵として描けなくなり彼らには彼らの文化があるのだ、とするようになってきた後期の西部劇と似た図式になっています。侵略者である宇宙人と戦う、というのが昔のSF映画のパターンだったと思いますが、西部劇と同じく、人間が侵略者となり悪者となってきた、ということですね。
「ダンスウィズウルブス」とか「ラスト・サムライ」と共通点があるように思いましたが、この二作品の方が高級でしょうね。また見なきゃ、という気になりました。そして今日は西部劇についていろいろ調べてしまいました。「アバター」から西部劇って飛躍しているようですが、そうでもないんですよ。
今日チッチが食べたギャレットにフェーブが入っていたのですが(エピファニーはまだですが、12月末頃からギャレットを売り始めますので、うちは毎年いつも早めにしかも何度もギャレットを食べています。この行事についてはこちらの過去記事をどうぞ。→過去記事)、そのフェーブがJake Sully(アバターの主人公です。)で、またそのフェーブを巡って夫とこの映画について話しました。要するに西部劇みたいなものだ、という私に「それじゃ、あまりオリジナリティーがないじゃないか。」という夫。それに「だから分かりやすくていいのよ。」と言った私です。ちなみにチッチは戦闘シーンが印象的だったみたいです。私には風景が一番印象的でした。
年末に家族でXe Biennale de Lyon、第10回リヨン・ビエンナーレ、という現代アートのビエンナーレに行ってきました。ダンスのビエンナーレと交互に行われている催しです。市内数箇所で同時に行われているのですが、私たちはリヨンが新開発に力を入れていて今後ヨーロッパの都市開発の最先端を行くのではないかと思われる、コンフリュエンス地区にあるLa Sucrièreへ行ってきました。名前でも分かるように元は砂糖工場だったのですが、改装されて展覧会に使われています。
建物の中に展示があるのですが、外壁も作品となっています。(屋内は撮影禁止なので、これだけ写真に撮りました。)
この地区はローヌとソーヌというリヨン市内を流れる二つの川の合流点に当たる場所で、このもと砂糖工場は川沿いにあり、まだ再開発の工事でごちゃごちゃしている地区の中でも川沿いに散歩道が少し出来ていて、視界も開けており、都会の喧騒を忘れられる空間になっています。
建物の前に船着場があり、船でビエンナーレの会場である近代美術館まで行けるようになっています。ここはソーヌ川沿いですが、近代美術館はローヌ川沿いにあり、ここは合流点のすぐ近くなので少し川を下った後、合流点からローヌ川を遡って行けるのです。
ここを見た後、船旅をするつもりでいましたが、時間の関係で諦めました。でもいつかこの船旅をしてみたいと思っています。リヨン市内で決して長い船旅ではないのですが、いつもとは違う風情があるのではないか、と思います。
さて、現代美術展ですが、予想していたように不可解な作品も多く、全てが好きになれるものではありませんでした。でも面白いと思ったものもいくつかありました。電気仕掛けのついている立体作品、巨大で中に入れるような作品、映像作品、映像とオブジェの組み合わせ、動いたり音が出たりするもの、といろいろあり、現代アートってこうだよな、と思ったわけですが、メッセージがはっきり分かるものもありましたが、意図がつかめないものももちろんありました。帰りに寄ったカフェで展覧会場入り口でくれた小冊子に載っていた簡単な作品解説を見ながら、「あれってこういう意味だったんだって。」とか子供たちと話し合いました。ビデオ作品も多く、唐突なものや不快なものもありました。現代アート展って全部が好きということは絶対になく、下手をすると全部が不快ということもあるので、子供を連れて行くのはどうかな、とちょっと思ったのですが、せっかくみんなで出かけるのですし、アートに触れさせるのもいいかと思って連れて行きました。奈々は広いところを歩き回ったので気分転換になったようですし、のえもチッチも「変な物もあったけど、面白いのもあった。」と言っていました。いのししが町を歩いている写真があり、奈々が「あ、いのしし!」と言っていて、こんな日本語の単語を知っているのか、とちょっと感心しました。
今回いろいろな作品を見て、思ったのですが、現代アートってやっぱり全体的にペシミストですよね。公害や環境破壊、貧富の差や社会的不公平を告発するような作品、現代文明を疑問視する作品、他人に対する無関心を見せ付けるような作品、人間の醜さを強調するような作品など、人類の未来を悲観的に見る傾向が溢れていました。全部がそうなわけではなく、日常のちょっとした視点のずれのようなものを感じられる作品もあったわけですが、それだってそもそも日常って何?私たちが思っているほど現実は確かな物でもないんじゃないの?と思わせるわけで、悲観的とも言えます。
問題提起するのが芸術というわけで、いろいろ考えさせられ、それが作品の目的なのでしょうが、心が豊かになるどころか寒々とした気持ちになってしまうことが多い現代のアート、これを寂しいと思ってしまうんですけど、現代の生活が不毛なのだから仕方がないのかな〜。どちらかと言うと暗い気持ちになるだろうという予想は今回も裏切られず、分かっていてもついついまた行ってしまいそうで、私ってなんなんだろう、とまた思いました。
このビエンナーレは1月3日までです。地方紙に作品の批評が出ているそうなので記事を読んでみようと思っています。
謹賀新年
本年もよろしくお願い申し上げます。
上の写真は大晦日に食べたお寿司です。リヨン市内にお寿司やさんがあるので出前を頼んだところ、我が家は出前対象区域外だそうで、電話で注文してお店まで取りに行きました。お店のサイトのメニューを見て注文したのですが、注文した時は、お寿司はもともと安いものではないですし、こんなもんさ、と思って注文したのですが、夫がお店に取りに行ってくれて持って帰ってきたものを見ると、高ーい!と思ってしまいました。これは38ユーロのセットですが、やはりこれだけではちょっと量的に足りなかったです。のえが少ないかもしれないから2人前セットも注文しよう、と言っていたのですが、「多すぎても困るよ。」と言って注文しなかったのをちょっと後悔しました。
でもこれは量が少ないのをあまり考えていなかった私が悪いわけで・・・、高いと思ったのは一緒に注文した焼き鳥の方です。夫が食べたいというので注文したのですが、2本セットで5ユーロ、高いなあとは思いましたが、届いた焼き鳥がすごく小さいんです。これで5ユーロ??1cm角ぐらいの肉がちょこちょこっとついていて、全部で6個。1個当たりほとんど1ユーロ!?「大事に食べてよー。」とついつい子供たちに言ってしまいました。一人一個ずつ味見したので・・・。
デザートに何か甘いものが要る、と夫が言ったのでのえの希望で大福も注文しました。サイトの写真で見るとお皿の上に大福が4つ乗っていて3ユーロと書いてあったので、妙に安い気がしたのですが、そこで2つ注文したら、6ユーロで2つしか入っていませんでした。
でも、お寿司はやはり近所のスーパーのお寿司より美味しかったので仕方ないかー、と無理やり納得しました。
新年早々セコい話になってしまいましたが、今年もよろしく。
最近近所の図書館でNouvelle Grammaire du Français : Cours de Civilisation Française de la Sorbonne という本を借りてきました。
外国人学習者向けの文法書では有名な本なので、今までこの本を知らなかったわけではありません。ただ、私が見ていたのは昔大学の図書館に置いてあった旧版で、内容はともかくレイアウトが悪くて親しみが沸かず、手元に置いておきたいとは全く思いませんでした。
今回手にしたのは2004年に改訂させた新版のようで、(手元の本は2007年の増刷分です。)レイアウトもすっきりして読みやすくなっていました。外国人向けのフランス語講座はずっと前に修了してしまいましたし、その後フランス語もそれなりに勉強しているので、今更必要あるのか、と思いながらも、こんな本が近所の図書館に置いてあるのが意外な気がして、借りてきたのです。
で、途中から読み始めたのですが、なかなか侮れない内容です。「そうだったのかー。」と今更ながら気付かされたり、なんとなく変だな、と思いながらよく分からないでいたことがきちんと説明されています。説明も外国人学習者用なのですっきりしています。もう忘れていたことも書いてあり、思っていた以上に勉強になりました。
借りてきた本ですからノートに書き出したりして勉強すればいいわけですが、書き写すのが面倒です。値段を調べたら、フランスのアマゾンでは15ユーロ程度。安い!というわけで購入することにしました。
全部フランス語で書かれた本なので入門者、初心者の方が使うのは大変だと思いますが、平易に書かれていますので中級に入ろうとしている方なら使えると思います。
こういう本の良い点は、周囲にいるフランス人が上手く説明できない点をきちんと説明してくれていること、そして、外国人学習者向けなので一部のネイティブしか知らないような高度すぎることは書いていないことです。
これは自分への新年のプレゼントにしようと思います。(この前、クリスマスプレゼントにお鍋を買ったばかりですから、なんだか自分へのプレゼントが多い今日この頃ですが。)
クリスマスでしたね。我が家のクリスマスはここ数年のクリスマスとあまり変わらない平穏な時を過ごしました。
下の写真はMuscat de Noëlの2009年もの、つまり今年の葡萄で作られたワインです。2006年に注文したこのメーカーのものが美味しかったので、ストックが尽きた今年、また注文しました。これは甘口なので子供も実は好きで、ちょっと味見していました。
クリスマスプレゼントはのえには本、奈々にはランプ(夜本を読むときのためにベッドサイドのランプを欲しがっていたのです。)、そしてチッチは下のチェス盤と駒です。
チッチのプレゼントは意外に値が張りましたが、長く使えるものを求めました。公式戦仕様のものが使いやすいとチッチが言うので、公式戦のもの、とわざわざ指定して購入しました。持ちやすい大きさで重さもある程度あるので安定がよく、駒を動かしやすいようです。
番号が振ってある盤の方が使いやすいとチェスをよく知っている人から言われたので、デザイン的にはちょっとうるさい気もしましたが、番号入りの盤にしました。盤と駒は別々のもので、二つとも木製、盤はスペイン製、駒はフランス製です。
今回いろいろなチェスの駒を見ていて、気がついたのですが、装飾的、芸術的なものはともかく、ゲームとして使う目的のチェスはクラシックな木製が一番多いわけですが、同じようにみえても、少しずつデザインが違っており、特にナイトの馬の顔がいろいろありました。間が抜けた顔だったり、不細工なものが多く、納得が行かないものが多くありました。その中でもこれは比較的可愛らしい顔をしていたので気に入りました。
チッチはとても気に入って、よく使っていますし、今も居間のテーブルの上にいつでも出来るように駒を並べてあります。
チェスと一緒にチェスの問題の本もプレゼントしました。 下の本です。次の一手、みたいな詰めチェスの問題が100問付いています。この本を見ながら問題を盤上に並べて考えたりしていて、本とチェスでチッチの一人遊びに役立っているようです。
お気づきになったかもしれませんが、今回プレゼントしたのは実はこのチェス問題シリーズの2巻で、1巻はすでに持っています。この間、公式試合から帰ってきたときにこの1巻を出してきて、「これだ、これだ。」と喜んでいました。何かと思えば、公式戦で本の問題とそっくりの状況になり、問題の通りにすると相手が大いに困っていたとかで、本が役にたった、と自慢そうにしていたのです。それで続きが欲しい、と言われ、今回プレゼントすることにしたのです。
一巻は100問とも何度かやったそうですか、まだ全部覚えたわけじゃないから、またやらないと、とつぶやくチッチをみて、「こういう問題って覚えるものだったのか。」と初めて気がつきました。
子供向きの本ではないのですが、別に難しい文章が出てくるわけではないので、チッチでも抵抗なく使っています。
今まで関心がなかったので知らずにいたのですが、チェスの本って案外たくさん出ているのですね。手にとって見ると細かい字で書かれていてチッチには読みにくいのではないかと思われるものもあったのですが、説明よりも駒の動きの数字や記号の方をよく読んでいるようなので、私が見て読みにくいものでもチッチには関係ないのかもしれません。チェスが好きな限り、毎年クリスマスに一冊ずつチェスの本を贈ろうかな、と思っているところです。シリーズになっているものもあり、当分何かしら買う本がありそうな感じです。
ここ一週間ほどリヨンでは氷点下の気温が続いており、雪も積もっています。
先週の土曜日は雪模様にも関わらず、のえと共に高速道路で隣県まで行きました。Crossと呼ばれる陸上の大会に行ったのです。Crossというのはクロスと発音し、クロスカントリーなどと語源を同じくする言葉だと思いますが、トラックではなく自然の中を走る競技です。
実はのえはこの9月から近所の陸上クラブに入っています。短距離走がやりたくて入ったのですが、槍投げや砲丸投げ、高飛び、中距離走など、いろいろな陸上競技種目に挑戦しているようです。長く走るのは嫌いだそうで、のえの年齢では2400mを走るのですが、こんな競技に出ることになるとは思いませんでした。
クラブに加入する時に、公式戦に出場しなければならない、と聞き、出場を約束するために30ユーロ払いました。年に最低6回出場のノルマを達成すれば30ユーロは返金されるそうです。公式の試合には興味がないと言っていたので、強制的に試合に参加、というあたりでクラブ加入を断念するかと思いましたが、意外にも「やってみたい。」とのこと。
ただのえにとってちょっと計算違いだったのは、その試合というのが持久力を競う大会ばかりだったことのようです。11月に初めて出場し、今回が2回目でした。前回は全国大会の上位にいる子もいる中、最後にゴールインしたみたいでした。(夫が付き添ったので私は詳しいことはわかりません。)まあ、初めてなんだし、完走できただけでもいいかも、と思いました。
で、今回雪の中を出かけたわけですが、気温はマイナス4度で、こんな寒い日に走ろうと思って集まるだけでも偉い、という気がしました。
会場に行くと、毛糸の帽子や手袋をした子供たちが集まっており、ウォーミングアップをしていました。外を走りますし、出番を待っている間も応援の人もみんな外の寒風にさらされることになります。地面には雪が積もっており、起伏のある林の中を抜けてゴールインするようにコースが作られていました。
年齢ごとにレベルが分かれているので、スタートの時刻が近づくとコールがかかり、スタートラインに参加者が集まります。のえも同じクラブの友達と一緒にウォーミングアップしてスタートの合図で出発しました。
私はこの種の試合に付き添うのは初めてでよく分からずきょろきょろしていましたが、周囲から
C'est un gagnant de l'année dernière. (去年の優勝者よ。)
というささやき声が聞こえました。毎年来て、誰が強いとか把握している人もいるんですね。
のえはのんびり出発してやはり最後の方でしたが、後ろから4人目のゴールインでした。コースの全てが見えるわけではないのですが、近くを通った時には「がんばれー!」と声をかけました。日本語での声援は他にいないので、分かりやすいですよね。声をかけるといつも私を探してにっこりしてくれました。
こういうときのフランス語での応援は
Allez ! (行け)
というのが一般的です。特に3回続けて「アレ、アレ、アレー!」のようにリズムよく言うと気分が出ます。
がんばっている子に向かって
C'est bien ! (いいよ!)
というのもよく言われます。持久力の競技なのでこういうのもあります。
先週の木曜日の午後、リヨン市内のショッピングセンターへ買い物に行きました。クリスマスの買い物客で平日の午後にしては人手が多く、にぎわっていました。
奈々が夜ベッドで本を読むときのランプが欲しいというので見に行ったのですが、デザインが幼稚すぎたり、壊れやすそうだったり、5歳の奈々には可愛くないデザインだったりして良いものが見つかりませんでした。また今週見に行くことにして、私のお鍋を探しました。
お店を3軒ほど回っていくつかのメーカーやモデルを見た後、クリステルというフランスのメーカーの製品にしました。欲しかったのはフランス語でSauteuseと呼ばれるちょっと深めのお鍋。フライパンのような感じなのですが、フライパンより深いので混ぜやすく炒め物や炒めた後に煮込むような料理の時はこちらの方が使いやすいんです。
いろいろな直径があるのですが26cmのものにしました。うちは5人家族なので大きめの方が便利ですが、28cm、30cmのものは大きすぎて収納に困りますからね。蓋や持ち手は別売りです。蓋はガラス製のものにしました。同じシリーズのフライパンを持っていてとりあえず持ち手はあるので、欲しい色が店頭になかったこともあり、持ち手はまた別の時に買うことにしました。持ち手の取り外しが出来るこのシリーズは持ち手の色を変えて楽しむことも出来ますし、収納の時に邪魔にならず便利です。
10年保証でちょっと値が張る買い物です。もっと安いものもあったのですが、このシリーズは高いだけあってデザインが洗練されている気がしました。今使っているのはあまり高級な品ではないこともあり、数年で傷んで使いにくくなってしまいました。今度はもっと長く使えるのではないかと思っています。このシリーズで揃えようかしら、と思っているところです。他のお鍋も傷んでいるのがあるんです。でも一度に買うと高いので少しずつ買い換えていくことになりそうです。
先日Gさんのお見舞いに行ってきました。Gさんはこのブログにも登場したことのある元隣人で、引っ越した今も時々遊びに来たり、子供を預かって下さったり、長女と一緒に買い物や食事に出かけたりして、お付き合いが続いていました。パリに住む義母とも仲良くなり、電話をしあったり、パリで会ったり、という感じで家族ぐるみでお世話になっている方です。そのGさんが失明したという電話をもらったのです。
音楽が好きでのえのコンサートにはよく来てくれていましたので、先の記事のコンサートにも来る予定でした。コンサートの前日、待ち合わせの時間を確認するために電話をしたら、なんだか声に元気がなく、熱っぽくて体調が悪い、行けないかもしれない、とのことでした。翌日の体調にもよるので、「じゃあ、また明日連絡しあいましょう。」ということでその日は電話を切りました。
そしてコンサート当日、お昼頃にGさんから電話があり、のえが電話を取ったのですが、やっぱり具合があまり良くないので行かないことにする、と言われたそうで、「4月にもまたコンサートをするから、その時に来たらいいから。」とのえが言っていました。電話を終えてのえが
「なんか本当に元気がないよ。心配になってきた。ちょっと見に行ったほうがいいんじゃないかな。」
と言うのでコンサートの帰りに寄ろうか、と話していたのです。その2-3週間前に、のえを乗せて車で走っている時に、道を歩いているGさんを見かけ、車を止めて挨拶しました。その時に貧血を起こして倒れて顔を怪我して、と言っていて顔に擦り傷があり、なんだか元気のない様子でした。実は80歳を超えているらしいのですが、そんな年には全然見えず、歩くのも早いですしスポーツのジムに通っていて私よりよほど体力がある感じで、ダイナミックな人なんです。その後、電話をしたときには、それから体調は良くなったけれどもノルウェーに住む息子さんのところに行った帰りの飛行機で寒くて風邪をひいた、と話していました。その後だったので、具合が悪いと聞いても風邪の延長だと思っていました。結局コンサートで遅くなり帰りに寄ることは出来ませんでした。具合を尋ねる電話をしよう、と思っている間に一週間経ってしまい、コンサートから一週間後の夜、帰宅すると留守番電話にメッセージが入っていました。見知らぬ人からで、Gさんが大変なことになり入院中だから、遅くなってもいいので連絡して欲しい、という内容でした。びっくりしてその人に連絡し、失明したと知らされました。そして病室の電話番号を教えてくれ、私や私の子供たちの話はよくGさんから聞いている、来週リヨンを離れるから、その前に電話したら喜ぶから、と言われました。
こんなことってあるんでしょうか。あまりにも突然すぎます。それで翌日、Gさんに電話をしました。Gさんによると、コンサートの翌日、やはり具合が良くないのでかかりつけの医師のところへ行きましたが、特別なことはなく、家に来ていた家政婦さんが「空が真っ青。」と言うのに自分にはグレーにしか見えず、目が変だと思ったので翌日眼科へ行きましたが、特に異常は見つからず、精密検査の処方箋を受け取りました。そしてその翌日は祝日だったため何も出来ず、そのまた翌日の木曜日の朝、目が覚めたら真っ暗だったのだそうです。私は失明したと聞いたときも、物の影はぼんやり見えるとか、なんとなく光のある方向は分かる、というのを想像していたのですが、全然何も見えない、と言われました。
Vous êtes dans le noir !? (暗闇の中にいるんですか。)
と聞いた私に
Oui.
と返事をされました。入院していろいろな薬を飲んでいるそうなので治るのだろうか、完全に治りはしなくてもせめて、ぼんやりとでも物の形が判別できるぐらいには回復するのだろうか、と思いましたが、
Et c'est définitif. Cela a été confirmé par le medecin. (もう治りません。医者からそう言われました。)
というGさんの言葉で、打ち消されてしまいました。Gさんの病名はホートン病というらしいのですが、聞いたことのない病気です。Gさんから綴りを聞いて、後でインターネットで調べてみました。微熱が出るなどの兆候の後、突然失明する病気らしく、発病するのは高齢者に多く、アジアやアフリカにはほとんど症例がないとかで、珍しい病気のようです。それにしても突然失明するなんて信じられません。行動的で読書好きなGさんでしたが、今後どうなさるのか、本当に心配になりました。
電話の翌々日、Gさんを病院へ訪ね、手を握りながら話をしました。近所の人などいろいろな人に親切にしてもらって助かった、などと話しながら、淡々として落ち着いた様子でした。子供たちのことを聞かれたので、この間ののえのコンサートのことや今準備中の他のコンサートのことなどを話しました。すると「この間、電話でノエが、大丈夫、大丈夫、4月にもまたコンサートがあるから、と言っていたのに、もう行けなくなってしまって・・・」と涙を浮かべていました。コンサートの録音を送るから、と言ったら、「ぜひ、そうして。これからは音楽しかないから。」とおっしゃいました。そしてチッチのチェスの話や奈々の体操クラブの話、私の仕事の話などをして帰ってきました。
一人暮らしだったので、ノルマンディーにいる娘さんの家の近所に引っ越すことになり、その翌週、娘さん夫婦が来ていろいろな手続きをする予定だと聞きました。引越しの時にもしかしたらもう一度リヨンに寄るかもしれない、と言っていましたが、その後連絡がありません。娘さんに私のことを伝えておくので、引越しの時に娘さんが引き取れないもので好きなものがあったら、思い出に何か持って行ってね、と言われ、悲しくなりました。
「まあ、ノルマンディーって言ったって、それほど遠いわけじゃない。バカンスに行く事だって出来るんだから、その時は会いに行くわ。」とは言ったものの、もう元気なGさんを見ることはないのかもしれない、とちょっと思いました。
娘さんの住所と名前を教えてもらったので電話番号を調べて、もう少し落ち着いたら連絡してみようと思っています。
でもGさんの失明は子供たちにもショックだったようで、チッチは「本当に何にも見えないの?」と驚いており、のえも「信じられない。」と何度も言っていました。
11月8日にのえが今年から参加している若い人たちのオーケストラのコンサートがありました。合宿(その記事は→こちら。)で練習し、その後、5回コンサートがありました。
リヨン近隣の県や小さな町でのコンサートもありましたが、この日は本拠地のリヨンのコンサートホールでのコンサートがありました。日曜日の夕方五時からで、夜遅くならないので、小さい子供も行きやすいです。家族全員で見に行きました。
去年までのコンサートは1時間ぐらいで終わっていたのですが、今年は途中に休憩を挟んで、終わったのは7時ぐらいでした。前半がロシア音楽、後半はフランス音楽で、プロコフィエフ、ムソルグスキー、チャイコフスキー、ビゼー、ベルリオーズの作品を演奏しました。
年齢的に去年まで参加してたオーケストラより少し上になることもあって、技術的にもランクアップしていました。曲数も多く難しい曲でしたし、音も揃っていてきれいだと思いました。20歳前後の人が中心ということもあり、可愛らしさでは去年までのオーケストラに劣っている気がしましたが、若者らしいフレッシュさがありました。
長女のえが1週間のオーケストラの合宿を終えて帰ってきました。リヨンから車で2時間半ぐらいのところにある山合いの村にあるバカンス村に合宿していたのです。
去年までOrchestre des juniorsというのに入っていましたが(関連記事は→こちらとこちら。)今年からOrchestre des jeunesという少し年齢的に上のオーケストラに入りました。去年までは一定期間週末に練習してコンサートをする、というやり方でしたが、このオーケストラは1週間の合宿で仕上げてコンサートを数回行う、というやり方で合宿参加のみでオーケストラが出来るというのが魅力です。毎週末通うのも大変でしたので、学校の休暇中に出来るし、レベルも少し高いというので、こちらにしてみたのですが、のえは大満足で帰ってきました。
合宿所には音楽指導関係の人以外にAnimateurと呼ばれる世話係が数人いて、のえたち未成年の世話とレクリエーションを担当していたそうです。宿泊は2-3人が一部屋で、成人男女、未成年男女の4カテゴリーに分かれており、のえは第2バイオリンの1歳年上の女の子と同室だったとか。毎晩夜に催しがあったそうですが、未成年は夜11時までと決められていて、のえは毎晩10時ぐらいに部屋に戻っていたそうです。最後の日は村のホールでのコンサートの後、キャバレーと称してAnimateurたちがショーをする他、合宿参加者による合奏(それも弦楽四重奏と言いつつ、チェロが一台しかなく不思議に思っていると四人で一台を弾き上手く曲になっていた、というような冗談めかした合奏)などがあり、大笑いだったとのこと。また世話係の一人で音楽とは関係ないお兄さんだと思っていた人がトランペットを吹いたらすごく上手くてびっくりだった、とも言っていました。(その人は実は指揮も出来て実はトランペット奏者だったそうです。)最終日の夜は未成年も1時まで起きていてもいいことになっていたけど、12時に帰ったそうです。他にもダンスパーティーがあったり、いろいろなゲームで盛り上がったりしていたようです。
参加者の年齢は14歳から26歳までで、のえのような中学生から大学生までいるわけです。見るからにおじさん、みたいな人もいたようですが、フランスでは年齢に関係なく話しかけたり友達になったりするのが普通なので、20歳前後の人が中心の第一バイオリンの中にいても、気の合う友達が出来たようです。
食事中や休憩時間の話も面白かったそうで、雰囲気も良くてとても楽しかった、朝から晩まで一緒にいてご飯を食べたり練習したりで家族みたいだった、と話していました。
面白可笑しいエピソードをいろいろ聞かせてくれましたが、そのほとんどが下ネタっぽいジョークで、若者はいずこも同じ、という気がしました。
また途中でAtelier de direction d'orchestra(指揮のアトリエ)というのがあり、指揮者志望の子が正指揮者から指導を受けたついでに、のえも指揮をさせてもらったとかで、何を指揮したのか聞いたら、
「La gamme de do majeur (ハ長調の音階)」
は?ですよね。途中でわざとすごくゆっくりにして、バイオリンの弓が足りなくなるようにして困らせたのですって。そのあと、ビゼーの「ファランドール」の一部を指揮したそうで、
「みんな、すごく言うことを聞くから気持ちよかったー。」
ですって。それが指揮の醍醐味?
去年は行かなかったのですが、今年はワインの展示会に夫と行って来ました。(→こちらに過去記事もあります。)
数年前に知人から入場券をもらったので初めて行きました。以後、時期になると購入したワイン農家から入場券が送られてくるので、一度行って何か買うと、翌年から無料招待券が来ることになります。去年行かなかったので今年は招待券が来ないかもしれない、と思っていたのですが、ちゃんと送ってくれました。いくつかの生産業者から届いたので、前にどんなワインを買ったのか思い出すきっかけにもなりました。このワインまだあったっけ?などと思って確認することにもなりました。
今年は平日に出かけたので週末に行った2年前より混雑が少なく、快適でした。
私が選んだのは以下のワインです。1ダースごとしか売らない展示会もあるようですが、この展示会は各醸造業者が自分のワインを持って参加していますので、1本だけでも買うことが出来ます。実際には6本ずつ買っている人が多いですけどね。というのも通常6本ずつのケースになっているので、その方がしっかり梱包してもらえて持ち運びにも便利だからです。ケースを積むためのカートが会場内で販売されていますから、それに積んでいくと持ち運びが楽です。2本、3本のケースを用意している業者さんもありますが、ケースがないとビニール袋に入れただけになってしまいます。今年は自前のボックス型のカートを用意して、梱包がなくても持ち運びが楽になるように工夫してみました。
うちはカーブと言えるようなものはなく、保存状態に不安があるので、あまり買い込むのも困りますし、第一あまり場所もありません。ワインを毎日どんどん飲む習慣もないので、それほど買い溜める理由もないんです。気に入ったものを1本から3本ずつ買うのが私たちの買い方です。
今回はブルゴーニュのワインを買おうと思って出かけました。今回はあらかじめ展示サロンのサイトで参加業者をチェックして、どの醸造元に行くのかも決めて会場マップもプリントアウトして持って行きました。
試飲したけれどあまり好きでなかったので買わなかったところもありました。真ん中のワインは夫がプレゼントしてくれたものです。(→誕生日の記事参照。)プレゼントしてもらうつもりでヴォーニュ・ロマネを試飲したのですが、明らかに今飲むのは早すぎ、と思えたので同じ業者が醸造したこれにしました。こういう展示会の欠点ですが、古いワインは置いていないので、高級な保存用のワインは熟成していないものを買って自宅で保存することになります。もちろんそれが一番経済的なのですが、我が家の事情には合いません。今すぐか来年ぐらいには飲めるものが理想です。というわけで夫からのプレゼントは考えていたより安いプレゼントになってしまいました・・・・。
右から2本目は瓶で分かると思いますがアルザスのワイン。ついつい試飲してしまい、美味しかったので買ってしまいました。アルザスのワインの独特の香りが好きです。
一番右はのえのために買いました。Clairette de Die、クレレット・ド・ディーという発泡酒で、のえが大好きなんです。甘口でアルコール度も8度と低めで、飲みやすいので子供が好みます。チッチも好きです。やはりお酒なので飲みすぎるものではないでしょうが、製造業者の奥さんが「うちも12歳の娘がいるけど、コカコーラを飲むぐらいならこれを飲んだ方がよっぽど体にいい。」と言っていました。私もそう思います。その他、夫がブルゴーニュの発砲酒を買っていました。
さて、買ったワインに合う料理は何か、といろいろ考える楽しみが出来ました。
今日は夫と奈々と3人で、サロン・ド・ショコラというチョコレート屋さんがあつまる催しに行っていました。(チッチは隣人のAくんの誕生会で隣の家に行っており、のえはオーケストラの合宿で先週から居ません。)もう暗くなった夕方6時半ごろ、家に帰って来たのですが、その時家の近所で仮装した子供(と言っても中学生ぐらい)のグループに幾つか遭遇しました。
サロンに行く時に道路わきに魔女の格好をした女の子四人が並んで車に向かって手を振っているのを見かけて、「そう言えば今日、ハロウィーンだった・・・。」と思い出しました。このときは昼間でしたし、小学生の女の子たちで仮装も可愛らしいものでしたので、悪い気はしませんでした。
でも私はやっぱり個人的にこの行事には賛同できない気がしているので(かつて→こちらの記事にも書きましたが。)去年はキャンディーなどの準備もせず、うちに来た子供にはドア越しに「うちはハロウィーンはやってないから。」で済ませてしまいました。子供たちも飴をもらいに行くのを禁止して外に出しませんでした。今年はのえも留守ですし、チッチはもともとあまり仮装には興味がなく、今年もパスしようと思っていました。
今日の仮装を見て改めて思ったのですが、骸骨の仮装で顔も髑髏の覆面をしている子も見かけましたし、グロテスクな怪物のお面もあり、やはりこの行事は感心しません。言ってみれば、子供が徒党を組んで覆面をして夜間徘徊し、物乞いや恐喝まがいの行為をする行事です。どう考えても親が子供にさせたいようなことではない気がします。
去年、隣人の子供たちはハロウィーンで近隣を回っていたので、もしかしてチッチも一緒に出かけたのかしら、と思って後で聞いてみましたが、「僕は行ってないよ。」とのことでした。良かった・・・。私がこの行事を嫌っているのを知っているはずですしね。
ハロウィーンがフランスにもどんどん普及してきたんでしょうかね〜。ネットを見ていたら「日本でもハロウィーンが普及してきました。」という一文をみかけました。本当なのでしょうか。憂いべきことのような気がしてしまうんですけど。
フランスにも日本にも、伝統的でもっと健全な行事がいろいろあるのですから、わざわざ外国から得体の知れないものを輸入しなくてもいいのに、と思ってしまいます。
10月は我が家では記念日が多い月です。まず3日の夫の誕生日。誕生日だから、というので夫が自分でケーキを買ってきました。我が家ご用達の高級ショコラチエ・パティシエで買ったものでした。財政難でちょっと小型?という気もしたのですが、味が洗練されているので沢山食べなくても満足できます。
オペラと呼ばれるチョコレートケーキで金粉がかかっています。リヨンのオペラ座のかまぼこ型の屋根にちなんで、リヨンではかまぼこ型のものがよく出回っているのですが、ここのはこんな普通のケーキになっていました。
私からのプレゼントはワイン。ブルゴーニュに用事で行った際にちょっと奮発して買ってきました。ラトリシエール=シャンベルタンというワインです。
チッチと奈々はそれぞれ絵を描いたカードを用意していました。のえは包装紙に包んだ小箱を差し出しました。のえが自分で包装したらしく小型の箱も再利用らしくて、なんだかよく分かりませんでした。夫が包みを開ける時にしきりと
Attention, c'est fragile. (注意して、壊れやすいから。)
と言っていました。中から出てきたのはこれ。砂糖菓子です。通学中にリヨンの中心街を通るのでそこのお菓子屋さんで買ってきたもので、こういうのがものすごく沢山並んでいるお店で、どれにしようかかなり長い時間迷ったそうです。
かわいいねー、ペンギン?と皆で話し合いました。
次は12日の結婚記念日。夫の誕生日には忙しくてあまり料理に時間をかけられなかったので、プレゼントしたワインは結婚記念日のディナーに飲むことにしました。マリネしたローストポークを作ろうと思ったので前日から準備にかかり、時間をかけてメニューを用意しました。
夫は花束を買ってきていたので、ワインと共に記念に一枚撮りました。
ワインは飲んでみてちょっと若いかな、と思いました。やっぱりあと2-3年寝かせて置いたほうがよかったかも・・・。でも夫が言うには、うちのカーブ(と呼んではいるけど単なる物置の隅っこ)では保存状態に不安があるので、早いところ飲んだほうが無難だ、ということで、結局今年飲んでしまいました。一日では読み終えられないので5日ぐらいに渡って毎日少しずつ飲みました。3日目ぐらいが一番美味しかった気がしました。
さて21日は私の誕生日。朝起きてすぐ奈々が「おめでとう。」と言ってキスをしてくれました。夕方夫はケーキを買って帰ってきました。今度は切り分けるタイプではなくて個人用のケーキ。選ぶ時に私に優先権を与えられたので、迷いましたが、右上のキャラメルムース付き洋ナシケーキにしました。奈々は左下のお饅頭のようなのを選び、中にマロン味のクリームとメレンゲが入っていて驚いていました。
夫の誕生日の時にのえが夫に
Tu me rendras la boîte. Je vais l'utiliser pour Maman.
(箱は返してね。お母さんに使うから。)
と言っているのが聞こえていましたので、内心また動物のお菓子かな、と思っていました。私は普段「好きな動物はカメ。」と言っているので子供たちは「私=カメ」という感じでカメのものがあると教えてくれたり、工作でカメを作ってくれたりします。だから今度も「カメかな。」と思っていました。箱を開けてみると、出てきたのはこれ。
カメではなくて牛でした。初め、帽子を被ってにっこり笑っている男の子?布袋様?と思ったのですが、よく見ると牛でした。牛の鼻の穴が目に見えていたのでした。かわいいので先の夫のペンギンと並べてお雛様のようにして飾ってあります。もったいなくて食べられません。
のえは「カメもあったんだけど、尻尾が妙に細くて長くて変だったし、全然可愛くなかったから牛にした。」と言っていました。
夫からのプレゼントはこの日はなく、今度行くワインの展示会で好きなのを一本買ってあげる、と言われました。高いのでもいいのかな〜。(あまりにも高いワインは置いていない展示会なので多分高くても70ユーロぐらいまでのはずなんですけど。)
誕生日も記念日もフランス語ではanniversaireなので、一くくりにしてみました。
日頃、なんとか子供たちを日本語の活字に触れさせたいと思っている私ですが、2年ぐらい前でしょうか、のえが学校の友達から借りたChocolat et Vanilla という漫画を読んでいました。
シュガシュガルーンという日本語の漫画の翻訳なのですが面白いらしくて、続きが読みたいけどまだフランス語版は出ていない、というので、これはチャンス!と思い、「続きを日本語で読んでみたら?」と水を向けてみました。関心を示したので、当時フランスではまだ出ていなかったコミックの7巻と8巻を注文してみました。好きな漫画なのですぐ夢中で読んでいました。それまで日本語では国語の教科書と絵本とぼくは王さまシリーズぐらいしか読んでいたなかったので、一気に読書が可能になったというか、可能性に気がついたみたいでした。
以後、私が読んで面白いと思ったヒカルの碁を日本語で読ませたかったのですが、なかなか手に取ろうとしなかったので、フランス語版を3巻まで買ってさりげなく置いておきました。
するといつの間にか3巻までフランス語で読み終えて、続きを欲しがりましたので「日本語なら全部あるよ。」と言うと最終巻の23巻まで日本語で読んでいました。この漫画は日本語もきちんとしていますが、フランス語もやはりきちんとしたフランス語が中心です。登場人物も大人や品行方正な人が多いですからね。
そして今、私が日本の漫画のフランス語版を読んでいます。神の雫 という漫画です。比較的硬派な雑誌であるUlysseや Science &Vieの書評欄で高く評価されていたので興味を持っていたところに、フランス人から面白かったと言われたので読んでみようと思ったのです。普段は日本語が原文のものをフランス語で読むのは嫌いなのですが、原作の日本語版を取り寄せるのは高くつきますし、ワインの話ならフランス語で読んでも違和感がないかもと思い、フランス語で読むことにしました。知っているワインが出て嬉しかったですし、楽しんで読んでいます。
フランスでは日本の漫画は大変な人気で、どこの書店でも専用のコーナーが設けてありますし、フランス製日本風漫画(コミックの体裁や絵が日本の漫画とそっくりで登場人物の名前まで日本風なのですが、作者はフランス人で翻訳ではありません。)まで出ています。書店の漫画コーナーはSHONEN 、SHOJO、 SEINENに分かれていて、何のことかと思えば「少年」「少女」「青年」のことみたいです。日本ではもう古くなったような漫画も翻訳が出ていますし、子供ばかりか大人までファンがいて、公立図書館や学校の図書館にも置いてあります。
今年になって人気漫画のだめカンタービレの仏語訳が出ました。テレビのドラマでも見たのでのえは関心があるようなのですが、日本語版はパラパラと見ただけです。漢字に振りがながないので読むのが苦しいらしいです。学校の友達がこの漫画を面白がっているそうですが、「のだめ」のことをノダムと呼んでいて変なんだとか・・・。
チッチは学校の友達にドラゴンボールという漫画を借りて読み、面白かったというのでこちらも日本語版を購入しました。50巻以上もあるので1-2冊ずつ買っているところです。日本語では絵本以外には読まなかったチッチですがとても面白いとかで読みふけっていました。
好きで興味があれば多少難しくても読み進みますよね。フランス語学習者の方が好きな漫画のフランス語版を読むとか、原作の日本語と比べながら読むとか、漫画を語学の学習にも生かす道もありそうです。
のえによると、初期の日本語からの翻訳漫画はフランスの習慣に合わせて綴じる向きが逆になっていてページが不自然なものがあるそうですが、最近のものは日本語の原作を尊重するということで、原作と同じ右綴じで原作に忠実なのだそうです。
のえはフランス語は「オノマトペ(擬音語・擬態語)が貧乏」だと言っていました。つまり漫画の中で豊富に使われている擬音語・擬態語が乏しく、もとの日本語のカタカナの横にフランス語が入っているのを見るといつもワンパターンだったり日本語ほど感じが出ていないものがあったりする、ということだそうです。私もついついもとの日本語を想像しながら読んでしまうことがあります。
フランス人の日本語学習者には日本の漫画が好きで日本語を勉強したいと思った、という人も多いですから、日本の漫画の人気は日本語の普及にも一役かっていそうです。
夏休み後半から小学生の息子チッチの家庭学習に力を入れるようになりました。
チッチは小学校に入ってからずっと勉強は嫌いではなく、成績も比較的いい方で、普段は学校の宿題を中心にし、バカンスの間は市販の家庭学習用のワークブックをさせる程度でした。
しかし夏休みも後半になって新学期のために学校の物を整理させると渡し忘れていたという成績評価表やテストが出てきました。見ると成績がガタ落ち。先生のコメントには「難しくてもあきらめずに頑張りましょう。」みたいなことが書いてあります。テストなどを見て、基礎が足りていないと思ったので、小学校最後の学年である今年CM2は大切だから、と本人に言い聞かせ、一緒に勉強の本を買いに行きました。
チッチが選んだのはカラー刷りでイラストの多い薄いワークブック形式のものではなく、算数の文章題、計算、フランス語文法、動詞の活用、がそれぞれ一冊になっている真面目な装丁の本でした。それに加えてディクテの本を買いました。今のところディクテが特に苦手というわけでもなさそうなのですが、動詞の活用や文法が苦手なようなので、いつの日か必ずやディクテも苦手になる日が来るに違いありませんから、そうなる前に勉強しておこう、というわけです。
で、宿題が多い日は免除にしたりしてはいますが、下の本からほぼ毎日一題ずつやっています。
Dictéeは要するに書き取りですが、日本語の漢字の書き取りにはない難しさがあります。フランス語は動詞の変化や形容詞や名詞の複数形の語尾、過去分詞の語尾に発音に影響しない綴りがあり、文法を分かって書かないと間違えてしまいます。また外国人には逆に分かりやすくて私は困った経験がないのですが、ces, ses, c'estや、 etと est、aと àなど、意味による書き分けがあり、子供には区別が付きにくいようなのです。
間違いやすいところはいつも同じなので、何度も練習することによりコツを掴めれば、と思ってやらせています。この本のいいところはテキストがバラエティーに富んでいることです。学校生活や日常生活の描写のような数行の文章から、科学的、社会的な内容の文章、動物の生態や歴史についての文章もあり、内容的にも単調ではなく、知らなかったー、と思うこともあり、読んでいて意外に興味深いです。文の長さも、2行ぐらいのごく短いものと7-8行続くものとあります。児童書などから抜粋した文章が多く含まれており、各々出典が書いてあります。
また文章の内容について質問が幾つか設けてあるものもあり、読解力と文法知識のチェックも出来るようになっていたり、ディクテの前に準備用の問題がついているものもあったりします。学校ではauto-dictéeと言って暗記して書くというディクテもありますが、それ用の文章も含まれています。(うちではオートディクテ用の文も普通のディクテとして使っていますけど。)
フランス語学習者の方にも役立つのではないかと思ったので紹介することにしました。2色刷りのハードカバーで長く使えそうな本です。
Des constructions géantesという文章の中に、
Il n'y que deux constructions humaines visibles de l'espace : la Grande Muraille de Chine et l'aéroport de Kansaï, au Japon, bâti sur une île artificielle.
(人類が造った建築物で宇宙から見えるものは二つしかない。万里の長城と人工島に建設された日本の関西空港だ。)
という下りがあり、ちょっと感動しました。その他、環境問題に触れる内容の文の時にディクテをしながらチッチと内容について話し合ったこともあります。
ディクテをするだけなら必要ありませんが、別冊で解答も売られています。準備用の問題とディクテ用の発展問題の解答が載っています。こちらです。→ C.L.R. : 450 dictées, CM (Manuel du professeur)
さてチッチの勉強態度ですが、進んでやる日があるかと思うと、嫌だとかぐずぐず言っていてなかなか取り掛からない日、叱り飛ばしながらやらやらなければならない日、などかなり態度にムラがあります。時には機嫌よくやっていることもあるので、家庭学習を続けることにより自信がついていけばいいな、と思っています。
来年は下の本でしょうか。
こちらは6e用の dictéeで、書店で見ましたら、ハードカバーではなくソフトカバーでワークブックのような装丁でした。出ている文は書下ろしではなく、文学作品などからの抜粋で出典が明記してあります。私にも勉強になりそうな本のようです。
去年の夏に続き(去年の記事は→こちら。)、今年もロシアからバイオリンの先生が来ていたので、のえはまた2週間の講習会に参加しました。今年は2回目で勝手が分かっていたので、最後のミニコンサートのためにピアニストもあらかじめ頼んでおきました。準備していた曲はべリオのバイオリン協奏曲1番、テレマンのファンタジーの1番、モーツァルトのソナタ(確かホ短調)の3曲。このうちの2曲がピアノ伴奏付きなので、7月に電話で頼み、楽譜を送っておきました。
今年のピアニストはFくん(彼は学校のコンサートで活躍したので→こちらに関連記事があります。)。去年ピアニストをしてくれて先生にも好評だったGくんに今年もお願いしようと連絡すると、9月にコンクールを受けることになったから悪いけど練習する時間がない、と言われたのだそうです。去年、のえの伴奏のためだけに10時間以上も練習したというGくんならではの発言です。
Fくんに電話すると去年のことを知っているので「Gには頼んだの?」と聞かれたそうですが、事情を説明すると承諾してくれて、曲目を伝えると「モーツァルト?その曲、大好きだよ。」と喜んでいたそうです。
講習が始まって、先生に1年ぶりに会ったわけですが、大きくなった、きれいになった、と褒めて(?)くださったそうです。練習曲なども見てもらいましたが、途中からコンサートはテレマンとモーツァルトの第一楽章のみに絞られたみたいです。
Fくんはピアノの楽譜を見て「ベリオは難しくない。やっぱりモーツァルトをやりたいな。」と言っていたのだそうで、モーツァルトだけになったとメールすると「両方とも同じくらい練習してあるからOK」とのことでした。(さすが真面目なFくん!) ピアニストとの練習が始まると、Fくんのお父さんが、毎回学校からレッスン場までのえも一緒に車で送ってくれたんだそうです。Fくんのお父さんとは結局私は会わずじまいでしたが、感謝しています。レッスン前にコンセルバトワールに部屋を取り、二人だけで練習した日もあったとか。Fくんは控えめな感じの男の子ですが、将来作曲や指揮をしたいと言うだけあって、音楽の知識が豊富で、のえに曲の作られた背景などを教えてくれたのですって。(教えてもらう前に自分で調べなさいよ、のえ!)
さて昨日のコンサートの二人の演奏ですが、またまた去年のGくんとの時と同じく、ろくに挨拶もなく演奏を始めてしまいましたが、とてもきれいでした。去年とは曲が全然違うので一概に比べられませんが、のえも上達したと思いました。Fくんも熱心に練習してくれたことが見受けられましたし、バイオリンとピアノの会話のようになっているところも息がぴったり合っている気がしました。会場に来ていたFくんのお母さんも「きれいだった。」と満足そうにしていました。
レッスンに行く途中や二人での練習の時にFくんといろいろ話す時間をもてたので、その時に「今年の学校でのコンサート、二人で出よう、現代音楽は好き?」と聞かれたので「あまり好きじゃないけど、面白いのもある。」と答えるとFくんは大好きだとかで、モーツァルトでもいいけどと言いながらWebernとかがやりたいな、と言っていたのだとか。そんな作曲家を知らないのえは家で調べて「こんな難しいの弾けるかな。」とつぶやいていました。
コンサートの後にお礼を言うと、「コンセルヴァトワールの先生の前で弾くならピアノの伴奏するし、発表会でこの曲を弾くなら、また練習しなきゃいけないだろうけど、弾くから言ってよ。」と言っていました。優しい感じですし、本当に音楽が好きなんだな、と思いました。
のえが一番面白がったのは、Fくんのレッスン参加第一日目の感想です。
Je n'ai jamais imaginé que le cours était en russe.
(レッスンがロシア語だとは夢にも思わなかった。)
べらべら〜〜と注意されて絶句状態だったそうです。のえによるとのえのロシア語理解力も向上したそうですが、レッスンには毎回ボランティアの通訳さんがついていました。Nさんたち、大変お世話になりました。どうもありがとうございました。そして、Fくん、またのえにいろいろ教えてやってね。
フランスの小中学校の教科書が学校からの貸与である、と言う話は以前書きました。(2007年の記事です。→こちら。)
新学期の初日に学校から帰って来たのえがこんなことを言いました。
「教科書、全部もらえたよ。」
そんなの当然でしょう、と思ったのですが、もらえなかった子が居たんだそうです。
なんでも教科書を配布する時に、先生がD君は一番前に来なさい、と呼び出したんだとかで、その理由は去年教科書がなかった・・・・(汗)、ですって。同じ子がまた今年もない、なんてことにならないように、という措置らしいんですけど、足りなくならないように出来ないものでしょうか。
このDくん指名で教科書の数が足りないのを察知したのえは列の前にダッシュ、生徒の列の前の方に並ぶことが出来、全教科の教科書を無事受け取れたそうです。アルファベット順に並べ、とか言われるのを恐れていたらしいですが、それはなかったのですって。(苗字のイニシャルがアルファベットの後ろの方なんです。)
しかし、この教科書がない、という話、今はなくても後で届くのだと思ったのですが、去年1年間フランス語の教科書がなくて困っていた子もいたんだとか。そんなこと、考えられます?教科書なんて一番なくてはならないものでしょう。
今年は一冊もない子が数人いて、白黒のコピーをもらっていたんだとか。それで一年間しのげってことなんでしょうか。気の毒過ぎます。
のえによると、今年は教科書が本当に足りなくて、学年全体でフランス語の教科書が26冊、歴史・地理の教科書が14冊足りないのだそうです。3クラス70人程度しか居ないんですよ。それでこんなに足りないって、本当に全然足りてないじゃないですか。どういうことなのでしょう。去年の3èmeに比べて、今年ののえたちは人数が多い、と言うのですが、今年の大体の人数は去年から分かっていることですし、おととしは去年より多かったかもしれないので、そんなの理由になりません。
去年のえたちの学年からドイツ語の教科書を変更したので、新しい教科書を購入したからじゃないか、とものえが言っていましたが、ドイツ語を第2外国語で選択した生徒は7人しか居なくて、その教科書代のせいで他の教科書が買えないって、フランスの公立校はそんなに貧乏なんでしょうか。何がなくても教科書だけは買え!学校だろう!と責めたい気持ちで一杯です。
教科書は無償で配布されて当然、という日本からすると、嘘のようないい加減さです。ぼんやりしていたら教科書も貸してもらえないって、そんなことでいいのでしょうか。夫にこの話をしたら、さすがに信じられない、と言っていました。フランスの学校はなんでも全員同じ、ということがあまりなく、ばらばらだったり個人の自由だったりすることが多いので、型にはめすぎなくて良い、と思うこともありますが、どの子も教科書の心配をせずに勉強させてあげたいものです。
9月2日より、新学期が始まりました。のえは今年から3èmeと呼ばれる中学最後の学年、チッチはCM2 で小学校最後の学年、奈々はGrande Sectionに入り、こちらも幼稚園最後の年です。(ブルターニュの写真がまだあるのですが、追々アップしていきます。)
のえは二日の午後のみ学校へ行き、時間割や新しい教科書をもらって来ました。クラスは持ち上がりなので驚くことはなかったのですが、4人転校や退学で居なくなっていたとのことでした。
下の二人は水曜休みなので新学期は翌日、3日の木曜日でした。チッチは今年から一人でバス通学することになり、8月末にバスに乗る練習を私としましたし、9月1日には真新しい定期券で一人で学校まで往復したので、自信を持って出かけていきました。
奈々は今年から近所の幼稚園に移りました。来年から近所の小学校に通うことになるので、今年からそこに併設されている幼稚園に入って慣れさせよう、というわけです。朝、幼稚園に行く途中で近所の友達に会い、結局その子と同じクラスだったので何の問題もありませんでした。送り迎えをする私のほうが、勝手が分からずまごまごしていたぐらいです。
さて、学校一日めの子供たちを迎えてげんなりするのが、記入する書類の多さ。住所や電話番号はもちろん予防接種の日付、保険の番号、かかり付けの医師の連絡先、保護者の勤務先や緊急連絡先、など同じようなことをいろいろな用紙に書き込みます。それから給食や朝夕のGarderieとか Etudesと呼ばれている学童保育のようなサービスへの申し込み書に加えて、校内規則の紙や持ち物や学用品のリスト、保護者会の案内、そして今年はインフルエンザについての説明書もありました。手洗い、うがいの徹底などの注意に始まり、学級閉鎖の基準やそれに伴う措置についてです。そういったものに全て目を通し、必要事項を記入したり署名を入れたり、と中学生ののえは私の仕事軽減を考えて自分で記入できるところは全て記入してありましたが、それでもこれだけで時間を取られます。
それから教科書は学校からの貸与ですから汚れないように一冊一冊カバーをつけます。ワークブックは自分で購入しているのですが、それもカバーが必要で、科目数の多い中学は作業に時間を取られます。
あー、もう大変だなーrentréeは・・・、と毎年つぶやいています。フランス語では新学期をLa rentréeと言いますが、「戻ってくる」という意味で、バカンスが終わって戻ってくるということですから、「新学期」に比べて晴れがましさが少ないような気がするのは私だけでしょうか。(この言葉は9月の新学期だけでなく、各小バカンスの後の学校開始や、社会人の休暇明けにも使えます。)
そして土曜日の今日はスポーツなどのアソシエーションの申し込み日でした。市内の体育館にいろいろな活動をしているアソシエーションがスタンドを並べ、そこで問い合わせや申し込みをします。のえは陸上クラブに入りたいとかで練習場所や時間や練習内容などを自分で質問していました。奈々は何かスポーツをさせようと体操クラブに入ることにしました。チッチはテニスとチェスのクラブに申し込みました。夫は射撃クラブです。私も何かやりたかったのですが、時間的に自信がなくてやめました。来年何か出来れば、と思っています。
スポーツなどのアクティビティーは9月後半から始まります。コンセルヴァトワールが始まるのは9月半ば。
春に新学期を迎える日本に比べて、秋に新しいことが始まるのも変な気がちょっとしますが、やっぱり新しい環境や活動が期待や緊張などを抱えて始まる季節なんですよね。
ポンタヴェンで見たブルターニュの民族衣装パレードの続きです。
村によってはreine(女王)と言ってお祭りの時などに花形になる女性を選んでいるところがあり、美人コンテストのようなものだと思うのですが、そういう女性が何人か近隣の村から参加していました。
私はパレードでミスなんとかが出る、と言うと山車やオープンカーに乗って優雅に手を振っている、というのを想像しますが、なんと女王なのに徒歩で参加していてちょっと意外な気がしました。下の真ん中の白い衣装に青いリボンをした人が近隣の村の女王です。この人はまだお供の女性がいるのでまだいいですが、たった一人で花束を持って歩いている女王もいました。
パレードの最後は地元ポンタヴェンの人たちで締めくくりました。ポンタヴェンの旗が先頭だったのですぐ分かりました。
ポンタヴェンのパレードで一番盛り上がったのは今年の女王とお付きの女性たちを乗せた山車が通った時です。一番上の真ん中にいるお嬢さんが女王なのですが、ノエミ・ミヨーさんというらしく、ポンタヴェン市内の商店の店先など、あちこちに名前入りで写真が出ていました。ポンタヴェンの衣装は上の写真でも見られるように頭のレースが王冠のような形をしており、胸にカラフルな刺繍が入っているものらしく、分かりやすいのでよく知られている、とGさんが言っていました。
パレードの人たちは小さい子供も含めて、観光客がカメラを向けるとわざわざポーズを取って立ち止まってくれたり、にっこり微笑んだり、となかなかサービス精神旺盛でした。
そうそう、書き忘れましたが、パレードの始まるすぐ前に教会のミサがあり、ポンタヴェンの女王たちはミサに参列していたようです。ミサが終わったすぐ後に教会からパレードが始まりました。昔から続いている習慣なのでしょうね。
パレードの途中でも女王のノエミさんやその他の人の家族なのか友人なのか、山車に向かって名前を呼んだり話しかけたりしている人もいて、村の行事っぽくて興味深い気がしました。仰々しいパレードではなく参加している人も楽しんでいる感じだったのが良かったです。
この作家の名前は他の本で見たことがあり、なんとなく気にかかっていましたが、読んだことはありませんでした。2008年にノーベル文学賞を受賞したフランス人作家らしいです。今回チッチのために本を探していて、この本が目に付いたので読んでみました。私は木が好きで、と言ってもただ漠然と好きなだけで知識はないのですが、「木の国の旅」という題名に心惹かれるものを感じました。
作品紹介の中にpoétique 「詩的」という言葉があり、表紙も詩的な感じです。
さて読んでの感想ですが、子供向け(8歳から、とされています。)な本だけに平易な文章ですが、確かに文章は美しく、音読したり暗誦したりするのにもいいかも、と思いました。
ただ、この本は子供が読んで面白いのだろうか、と思ってしまいました。主人公は男の子なのですが、話の内容は詩的メルヘンを求めたくなった大人向け、という気がするのです。子供が読むにはストーリーがはっきりせず、森を歩いて木々の声が聞こえるという少年に子供たちが共感できるかはちょっと疑問です。
でもフランス語学習者の方にはいいかも、と思ってここに紹介することにしました。カラーの挿絵が入っており、ペーパーバックサイズですが、イラストを楽しめる本でもあります。36ページの薄い本で、文法も語彙も複雑ではないのでフランス語初級の方も読めます。
追記: 今朝、学校へ行く前にこの本を読んだ、とチッチが言っていました。とても面白くて好きだった、とのこと。もっとドキドキハラハラする話が好きだと思っていたので意外な気がしました。(2009年9月7日)
ブルターニュでのバカンス中、何かとお世話になった夫の叔母であるGさんが、ポンタヴェンでブルターニュの民族衣装のパレードがあると言うのでみんなで出かけました。同じ日にロリアンでもインターセルティック祭の一環で民族衣装のパレードがあったらしいのですが、ポンタヴェンの方が小規模な分、人出も少なく間近に見られると聞いてこちらを選びました。後で新聞でロリアンのパレードの写真を見ましたが、国際的で大規模で見物客の数も桁違いでした。
私はロリアンのインターセルティック祭に2回行ったことがありますが、その時に見たブルターニュの民族衣装のイメージは「真っ黒」というものでした。黒を中心に白、グレー、ととにかくモノトーンで他のケルト民族と比べて地味、というのが私の印象でした。行く前にその話をGさんにしたら、「確かにモノトーンが多いけれどもカラフルなものもある。」と言われました。
下の写真で見るように黒白が中心ですよね。(カラフルな衣装は後半に載せます。)女性がレースの頭飾りをしているのがブルターニュの特徴なのですが、そのデザインが村ごとに違っていていろいろあるのが面白いです。いろいろな村からいかにも村民という感じの人たちが民族衣装で着飾って参加していました。
ただ黙って、あるいは手を振りながら歩くだけというグループもありましたが、踊りを披露したり、民族楽器を演奏しながら行進する楽団もありました。
ブルターニュの名物料理と言えばクレープです。でもブルターニュでなくてもわりとどこでも売っています。カフェのテラスで焼いて売っていたり、お祭りなどで屋台のクレープ屋さんも見かけます。
でもブルターニュで食べるクレープは格別に美味しくて、美味しいクレープを食べたいならブルターニュに限ります。そして本当に美味しいクレープを一度食べたら、他のところのいい加減なクレープは口にしたくなくなってしまうんです。
比較的安くて気軽に食べられるものなのでアルプス方面に出かけたときにクレープ屋さんで食べて、吐きそうにまずかったことがあります。リヨンに引っ越してきたばかりの頃、クレープ屋さんで食べたクレープが高いのに美味しくなくてがっかりしたこともありました。以前住んでいたナントは歴史的にはブルターニュに属していますので、やはり美味しいクレープがあったんです。
というわけで、ブルターニュでは絶対にクレープを食べようと行く前から決めていました。写真はライタという川沿いにある自然保護地区内にあるクレープ屋さんで撮ったものです。クレープ専門レストラン、といった感じで、分厚いメニューに幾種類ものクレープが載っていました。
下はのえが注文したcrêpe nordique、北欧風クレープ。saumon, oeufs de lump, crème fraîche (サーモンとランプフィッシュの卵と生クリーム)のクレープです。
右上はシードルです。ブルターニュではこのようなお椀(フランス語ではbolですが。)で飲むのが伝統です。
下は私の注文した海の幸クレープ。帆立貝coquilles Saint Jacquesとエビcrevettes、ムール貝 moulesが入っていました。普段はハムとチーズとマッシュルームのクレープが好きなのですが、ここではこれにしました。でもこれはメインディッシュとした注文したもので、前菜にプレーンなクレープ、crêpe au beurreを食べました。まずバターだけのクレープでそのお店のクレープの味を味わう、という夫のやり方に倣ってバターだけのクレープをまず食べることが多いです。
7月の最後の週から8月10日まで家族でブルターニュに行っていました。滞在していたのはKergroës(ケルグロワーズと読みます。)という小さな村です。ロリアンとポンタヴェンの間のポンタヴェン寄りの海岸に位置します。
ブルターニュと言えば海や海岸ですが、一般的なイメージは、海水浴とか舟遊びとか、さんさんと輝く太陽の下のアバンチュールではなく、
côte sauvage (自然のままの海岸 = つまり開発されていない)
crachin breton (ブルターニュの霧雨)
とか暗い感じがします。
6年ぶりにブルターニュに行ったわけですが、とにかく気温が低くてびっくりしました。リヨンと比べて10度ぐらい違います。しかも雲が厚い・・・。もちろん天気の良い日もあるんですけど、どんより暗い日や湿気が多い日が多くて、リヨンとの気候の違いを改めて感じました。
子供たちは海水浴を想像していたようですが、sentier côtier つまり海岸沿いの道ですが、下の写真のような道を何度か散歩しました。
釣り人や海で泳いでいる人も見かけたことがあります。一度など風が強く気温も低かったのですが、せっかくだから、と霧雨の中散歩したこともありました。上の写真です。その時、海で泳いでいる人を見て長女が「こんな日に裸で水に入るなんて・・・」と言っていました。
海岸に下りて貝やえびを探したこともあります。
昨夜はペルセウス座流星群が近づいていて見えるというので、家族で見に出かけました。一昨日から昨夜までがピークで、特に夜8時から10時が流星が多い、と新聞に書いてあったのですが、夜10時以前は明るくて星なんて見られません。そこで夜10時20分ごろ出かけました。
出かけると言っても、行ったのは家のすぐ裏の森の向こうにある普段prairie(草原)と呼んでいるところで、歩いて2-3分です。のえはネグリジェの上から上着を着て奈々はネグリジェに靴下と靴、という変ないでたちでした。チッチは普段よく草原に出入りしていて、あそこはortieイラクサ(触るとかぶれます。)が多いから、と言ってわざわざ長ズボンに履き替えていました。
森は明かりがなく真っ暗なので懐中電灯を頼りにそろそろと進み、草原に出るとのえが持ってきていたマットを広げ寝転がって空を見ました。
実は私は今までに流星を見たことがなく、数年前に夫と見に出たときも夫だけが歓声を上げていて私は一つも見ることが出来ませんでした。だから正直、今回も全然期待していなかったんです。
でも、今回はしっかり見ることが出来、感激でした。一つ目は明るく輝く星が長い距離を流れて、既にこれだけで満足だったのですが、その後、1時間弱の間に、7つ見えました。とりわけ7つ目のが明るくて大きく、消える前にひときわ強く輝いたのが印象的でした。
チッチは14個見たそうで、のえは10個、夫は6つか7つ。あまり意味が分からず集中していなかった奈々も二つは見たようです。飛行機と勘違いしているようなことを言っていたので、星だと理解出来ているのかは疑問ですけど。
夜、草むらに寝転がって子供たちと「まだ来るかなー。」「あれは飛行機だ。」「人工衛星だよ。」とか空を見ながらおしゃべり出来たひと時を持てたのは幸せだったと思います。「こんなすぐ家の近くで見れるって便利だね。」とのえ。本当です。
雲はないけど月が明るいからどうかな、と夫が言っていたのですが、たくさん見られてみんな大満足でした。みなさんもご覧になりましたか。
流星はフランス語でétoile filanteと言います。ペルセウス座流星群はPerséidesと言うそうです。
今日、奈々に頼まれて五味太郎の「正しい暮らし方読本」を読んでやっていると、のえがやってきて隣に座り、一緒に笑いながら聞いていました。
のえはもう中学生ですから絵本を読み聞かせることもなくなり、日本語の読み物は自分で読む漫画ぐらいですが、久しぶりに一緒に笑いながら読みました。この本は実は5歳の奈々にはちょっと難しいのですが、あまりにのえが面白がっているので奈々も大人しく聞いていました。
五味太郎は好きな作家で他の絵本も何冊か持っています。3年前に日本に行ったときに原画展を見に行き、そこの売店で買ったのがこの絵本です。文章に独特のユーモアがあり、絵の表情と相まって笑いを誘います。
全部読み終える前に奈々が眠くなってしまったのでのえは部屋に持って行き一人で続きを読んでいました。読みながら笑っているが聞こえていましたが、あとで「これって笑えるけど馬鹿じゃない。ちょっとphylosophique(哲学的)だよね。」と言っていました。「他にこういうのないの?」と言っていたので次は「ことわざ絵本」を買おうと思います。
この本は実は大学生の頃買って持っていました。フランスに来る時に手放したようで、今は手元にありません。
まだカタカナを覚えていない奈々には「ステキナカタカナ」という絵本でしょうか。
五味太郎のイラストの色調が好きです。
この人の絵本はフランス語にも翻訳されていて、書店や図書館でも見かけます。例えばうちにある「いったでしょ 」という本のフランス語版はこんな感じです。 フランス語の題は"Je te l'avais bien dit"です。
そして私は「さる・るるる
」という本が好きで、実は主人公のさるのぬいぐるみを持っています。原画展で売っていたので飛びつくように買いました。本に出てくるの、と言って、さるのぬいぐるみを大事に抱えていた私に、夫は
Il s'appelle comment? (名前はなんと言うの?)
と聞きました。そこで
「さる」
と答えたら笑われてしまいました。でも本当に「さる」なんだもん・・・。
Author:まゆの
フランスに住み始めて早17年。2003年からリヨンの郊外に住んでいます。フランス語に限らず語学や語学学習にはいつも関心を持っています。フランス生活についても、個人的な視点で書いていこうと思っています。家族はフランス人の夫プー、長女のえ(14歳)、長男チッチ(10歳)次女奈々(5歳)の5人、プラス2007年8月23日から飼い始めたうさぎのクッキー。
うちでも私がナヴィのように威嚇したら子供たちが笑っていました。(大人が先にやっていてどうする?)そうでしょうね、TVでもみてまゆの→はちゃぷさん「アバター」を見ました今年も、よろしくお願いいたします!
いらっしゃったのですね?本当に、空を飛んでる感覚ですよね!
今ウチではナヴィの様に野獣っぽく威嚇するのが流行っています。(笑はちゃぷのえのCross1245さんへ 確かに楽器を一生懸命やっている人はスポーツが限られてきますね。バスケットやバレーボールをやっている子は居ません。やはり指を怪我しやすいですからね。水泳やフェンまゆの→1245さんクリスマスプレゼント1244さんへ そう、奈々へのプレゼントはランプです。本人がかなり前から希望していました。置くところがないのでベッドサイドに置くように物入れの箱も買いました。サイドテーブルはまゆの→1244さん新年明けましておめでとうございます1243さんへ お寿司のネタはたまご、まぐろ、さけ、たい、さば、えび、でした。のり巻きはたくあんがはいっているのもありました。もっと高いのではいくらが入っているのもありましたまゆの→1243さん現代アートのビエンナーレ麻さんへ こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。
>この社会が体裁の良いもので隠される傾向が強くなっているからかもしれませんね。
なるほど、そうですね。だからまゆの→麻さん現代アートのビエンナーレあけましておめでとうございます今年もどうぞよろしく!
写真から、リヨンの空気が感じられました。懐かしいです。
現代アート、たしかに私も目の前にすると、なんかこう心の置きどころに困るというよ麻クリスマスの買い物 --- まず自分に買う1239さんへ Tefalはいろいろな値段の品が出ています。傷んでしまったお鍋も他のお鍋も全てTefalの製品なんですが、スーパーで買った比較的低価格品のせいか、数年でかなりまゆの→1239さん